fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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第20回俳句甲子園観戦記⑤

2017年06月18日 | 日記
 弘前高校の投句審査による出場ということで、一度書いた観戦記を書き直しました。


さて、いよいよ秋田会場です。(いよいよは、松山で使うべきか)
 出場は、秋田西、弘前、能代、酒田西 の4校。
 かなり寂しい。秋田が2校。青森、山形が各1校ずつってことですものね。

 秋田高校、出てほしいなあ。母校も・・・(秋田北)。各県、それぞれで地方大会をやれるようになってほしいですね。

 さて、今回も全国大会での傾向対策防止のため、この大会で出た秋田西校の句出しません。東京大会のは観戦記②で書いていますが、東京代表は、追われる側ですからね。ハンディということで。

 秋田西は、一昨年代表になったものの昨年は全敗で敗退。そして今年はリベンジを果たしました。水色のセーラーカラー、松山に行きます! 

     

 酒田西は、まったく初めての出場ということで、今年はいい経験になったと思います。ぜひ、来年再来年、山形のほかの学校も、「うちも」と思われるように頑張っていただきたいです。
 能代高校も、いい句がいくつかあったのですが、ディベイトでの句の解釈に「思い出」という言葉をよく使ったことが残念でした。

 弘前高校は、秋田西との力の差はほとんどありませんでした。2勝ずつでの決勝戦。勝敗はちょっとのところ、審査員が違う人だったら、わかりませんでした。(先日の北上会場は、そういう意味では審査員がほかの人でも、きっと水沢だったと思います)ディベイトも白熱していて、熱かったです!

 審査の点数は、5点から9点と幅広く、これはとてもよかったと思います。審査も、大会を盛り上げる要素だと思うので、北上会場のように、ほとんどの句が6点、7点というのはいただけないと感じました。いい句だとおもったら 、思い切って9点をつける。それが若い人へのエールとなるはず。そして厳しい点もつける。それもまた、エールです。
 でも、審査委員長さんのお話は、北上でも秋田でも、とてもよかったです。
 秋田の審査委員長さんは、俳句甲子園の運営をしている方達へのねぎらいの言葉もあり。ホント、驚いたのは、北上会場と同じメンバーが、秋田の運営もしていたことです。北上が終わってから秋田へ移動したんですね! (まあ、私もだけど)

 子規・漱石生誕150周年記念賞には、弘前の句、大好きな句でした。
 最優秀賞には、秋田西の句が選ばれました。(内緒)余計なことを言わず、シンプルでいい句でした。

 審査員の先生の評価はあまりよくなかったけれど、

 しゃぼん玉絵の具の空にとけていく  という能代の句は、これが絵にぶつかってシャボン玉が割れたととれば、とてもいい句なのに! と思いました。ディベイトで、「思い出」と言ってしまったので、残念。
 
 会場が、生涯教育センターの4Fの講座室のようなところ。一考の余地があるのでは? と感じました。
 新聞などでも報道して、ぜひもっと盛り上げ、出場校を増やしていただきたいです。

 秋田西校、弘前高校、松山に向けてさらに俳句を楽しんでください! 

 応援するのは、秋田西、弘前、水沢Aそして海城A。この4校のうちの2校対決になったときは、どうしようかなあ。