赤丸米のふるさとから 越中のささやき ぬぬぬ!!!

勧進帳の真実、富山県高岡市福岡町赤丸村の消された歴史―「越中吉岡庄」「五位庄」

🏯 龍梅伝説ー赤丸浅井城城主中山国松は国吉名に住む龍神の呪いで殺された!!

2017-06-14 | å¯Œå±±çœŒé«˜å²¡å¸‚福岡町赤丸村



●「越中吉岡荘に残る龍神伝説と赤丸浅井城城主中山国松」ー【高岡市国吉の信光寺・白山池に残る「龍梅伝説」】
 今から五百年程前に小矢部川が西山の山裾の国吉名手洗野の里を流れており、その深淵に雌龍が住んでいた。又、五十辺の白山池に雄龍が住んでいてこの二匹は夫婦で鍾乳洞を通じて行き来していた。ある日、赤丸浅井城城主中山国松が五十辺の山中へ狩りに出かけた。そこで、山を巡っていた身の丈60尺の大蛇の雄龍に出くわし、驚いて弓矢で射殺した。以後、国松は原因不明の病気になってついに亡くなってしまう。 国上山信光寺の住職の梅山和尚が夜明け前からお経をあげていると、いつからともなく一人の美しい女の人がお堂の外でそっと手を合わせている。和尚が声をかけると、「実は私は龍の妻で夫の龍が赤丸城主に殺された為に私は赤丸城主を呪い殺してしまった。罪を悔いて私も夫と共に往生したい。」と救いを求めた。和尚は龍女を哀れに思って仏門に入る為に本当の姿で来るように説いた。約束の日、ものすごい暴風雨と共に黒雲が辺りを覆い一匹の巨大な龍が禅堂に巻き付いていた。和尚は、仏・法・僧に帰依する為に三気戒を授け、仏弟子を示す血脈をこの龍の耳にかけてやると龍女は涙を流して何処ともなく飛び去った。後日、龍女が人の姿になってお寺に来て何かお礼がしたいと言う。和尚は「この寺の水の便が悪くて困っている」と言うと、龍女は「お寺の境内の人肌の様な木の根元を掘ると水が湧くだろう」と告げ、二個の梅の実を置いて立ち去った。後日、村人は国吉の山中の白山池の淵で先に死んだ夫の龍の死骸に折り重なるようにして死んでいる妻の龍を見つけた。龍女の言った通り、境内のサルスベリの木の根元から清らかな水が沸きあふれ、龍女の残した梅の実は芽を出し立派な紅梅・白梅の花を咲かせたと言う。それから二百年位後に紅梅は枯れてしまったが、当時の住職の密宗和尚はその梅の木で二体の観音像を彫って龍の夫婦の追善供養を行った。信光寺では今でも観音井戸の跡が大切に残され、枯れた梅の木の跡には新しく梅の木が植えられた。現在も信光寺は曹洞宗の古刹として背景の山中に巨大な観音像を祀り、近郷の信仰を集めている。


◎赤丸には二つの城が在った。赤丸浅井城城主中山国松は弟の中山次郎兵衛を赤丸城ケ平山の赤丸城に城を構えさせていた。赤丸には近接して浅井神社隣地に「浅井城」が、加茂集落と浅井城の中程には高い山城として「赤丸城」が立ち並んでいた。いずれも上杉謙信が来襲した時に焼き尽くされたと云う。「赤丸浅井神社」もこの時に一旦、燃えたと伝わる。

●「龍梅伝説の背景」 赤丸浅井城城主の中山氏は「赤丸名勝誌」に拠ると、鎌倉幕府北条氏を後ろ楯に前城主の石黒氏を追放して浅井城に入城したとする。中山氏は秩父平氏で他所の武将だが、先の石黒氏は古代から続く越中の名門である。中山氏はこの後、「吉岡庄」が南北朝期の後醍醐天皇の荘園になると再び石黒氏の配下になった様で浅井城城主は石黒氏になっている。石黒氏の祖とされる利波臣は東大寺大仏の造営に多額の寄進をした仏教を信奉する天皇系の氏族で、越中、加賀はこの氏族の地盤で有り、住民は武力で侵攻してきた中山氏には反感が強かったと見られる。中山氏はいつの頃からか赤丸浅井神社への奉献米(※浅井神社は勅許を得て各戸から知識米1升を集める権利があった。)を勝手に集めて、広範囲に貸し付けて利息を取り、「石堤村史」に拠ると思いのままに末社の石堤、加茂等の神社に配分していた様だ。赤丸浅井神社は「元正天皇の二宮」が創建されたとして天皇家と深い関係を持ち又、この地域は藤原氏や歴代天皇家の庄園「吉岡庄」で有り、無頼の坂東武者の諸行には反感も大きかった筈である。「吾妻鏡」に、源頼朝の配下の地頭が吉岡庄で無謀を働き後白河上皇から頼朝に苦情が申し入れられた事が記載されている。中山氏は、赤丸村に在った「川人山鞍馬寺」を圧迫して福岡町一歩二歩地域へ寺が移ると、その寺に再三攻撃して火をかけ執拗に圧迫したらしい。これ等の悪業は地元住民や仏教関係者にとっては悪業の限りを尽くす最も憎むべき為政者とされたらしい。それを「龍神の祟り」、「仏敵」として、「赤丸浅井城城主中山国松」が死んだ物語に託したものだろう。殺された「雄の龍神」は中山氏に圧迫された小矢部川の水神を祀る地主神の「赤丸浅井神社の神」で有り、あるいは無残に殺された地元民の怒りを象徴している。非情な武士に対する恨みが中山国松を殺した物語である。


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