赤丸米のふるさとから 越中のささやき ぬぬぬ!!!

勧進帳の真実、富山県高岡市福岡町赤丸村の消された歴史―「越中吉岡庄」「五位庄」

🌄 加賀藩の真言宗の信仰 ー 越中の名刹 「上市町大岩不動尊」!!

2017-06-14 | å¯Œå±±çœŒ
劔岳を臨む

富山県のシンボル、立山連邦の麓の上市町に 、大きな天然石に刻まれた「重要文化財大岩山日石寺磨崖仏ー不動明王像」で有名な「大岩山日石寺」が在る。


不動明王像

地蔵堂

「愛染堂」には加賀藩所縁の「不動明王像」が祀られている。
愛染堂

三門
観音堂

十二支滝




加賀藩は富山県の小矢部市「倶利伽羅不動寺」、高岡市「衆徳山総持寺」、福野町「安居寺」と共に富山県上市町の「大岩山日石寺」等の真言宗寺院への信仰が篤かった。

富山県の立山連邦を臨む、劔岳の登山口に在る上市町に、磨崖仏の「不動明王像」を祀る越中の名刹「大岩山日石寺 ニッシャクジ」が在る。

「大岩山日石寺」の創建は神亀2年(725年)に行基が開いたと伝わり、昔、立山山岳信仰が隆盛を極めた時には「大岩山日石寺」は 21社60坊の大寺で在ったと云う。天正年間に上杉謙信に焼き討ちされて焼失したが正保年間(1644〜1648年)に「弘寒和尚」により再興された。加賀藩の治世になり、前田利常が祈願して子宝が授かった事から、前田家の祈願所となって建物が再建された。本尊の「国指定重要文化財大岩山日石寺磨崖仏」は「不動明王像」、「矜羯羅童子コンガラドウジ・制咤迦童子セイタカドウジ」の 二童子像、「阿弥陀如来像」、「僧形像」の5体で構成される。高さ3メーターを超える巨大な「不動明王像」とその足元の2メーター以上の高さの「矜羯羅童子・制咤迦童子」の二童子像は行基の自作と伝わる。(実際は平安時代末期の作の様だが、その巨大さ、精巧さ、荘厳さに思わず頭が下がる威圧感がある。)

大岩山日石寺磨崖仏の「不動明王像」は、その両肩の上の位置の岩に二ケ所の穴が在るが、これは、かつての建物の梁がここに差し込まれていた痕跡だ。更に、不動明王像をよく見ると、この不動明王の向かって左上の場所の岩が大きく削り取られている。この事に気付いた参詣者は少ないと思うが、何とこの削り取られた岩は、加賀藩の指示で磨崖仏の「不動明王像の写し」を彫られて、加賀藩の江戸藩邸(板橋宿下屋敷に大岩と云う小山がある。)に戸室石の石室に納められて祀られていたのだ。絶対的な権力を欲しいままにした加賀藩の異常な暴挙だ。この「不動明王像」は、平成初期に旧加賀藩の江戸藩邸(下屋敷)が某生保に売却された時に、藩邸の庭の築山の上に石室が発見され、専門家が調査した所「越中国上市大岩山不動明王像」と判った。協議した所、前田育徳会での管理はできないとして「大岩山日石寺」に遷佛される事になり、江戸藩邸の解体を請け負ったゼネコンの費用で日石寺に遷佛された。その時、日石寺の本堂は全て締め切られ、本尊の不動明王像の前では厳かに「遷佛会」が行われた。真っ暗の中に密教の祭壇が設けられて、「護魔法要」が執り行われ、真っ赤な炎が大きな 磨崖仏の「不動明王像」を浮き上がらせて神秘的な「遷佛会」が執行された。平成17年になって、本堂の左手に「愛染堂」が建立され、遷佛された「加賀藩の不動明王像」は「愛染明王」と共に安置される事になった。


加賀藩江戸下屋敷に祀っていた「大岩不動尊」の写し


加賀藩の板橋に在った「江戸下屋敷図」


加賀藩江戸下屋敷には「大岩不動尊」を祀った「大岩」と云う築山や赤丸浅井神社が鎮座している「赤丸山」と言う小山が在った。(※「赤丸浅井神社」の掲額は「加賀藩第十三代前田斉泰」の揮毫によるもの。)




「延喜式内社赤丸浅井神社」の両部神道時代の古い仏像と「前田斉泰」揮毫の「浅井神社」の掛軸。


加賀藩は利常が信仰して以来、代々の藩主は、輿入れがあると「日石寺本堂」の後ろに在る「参籠堂」に、嫁いで来た姫君を数ヶ月間参籠させて、花嫁教育と受胎祈願をしたと云う。「参籠堂」には加賀藩の受胎祈願の為の密教秘具が錦地に包まれ、漆塗りの箱に遺されている。 又、本堂奥の六角形の建物「大日堂」には昭和時代にあの著名な画家の「棟方志功」が「参籠」している。その時に、棟方志功はこの日石寺の「不動明王像」の版画を彫り「法眼志功」と記して、この大日堂に籠って彫った何枚かの彫刻の原盤と落款印を日石寺に寄進したと云う。


「越中国大本山大岩山不動明王」棟方志功作

大岩山は、夏場には冷たい「ところてん」と「ソーメン」が門前の宿坊で食べられる楽しみもあり、修行の為の「六本滝」「十二支の滝」は夏場には一般人で賑わう。近くには「大岩不動の湯」や「大岩湯神子温泉」等の温泉宿もあり、上市町の黒川地区の丘陵地には「穴の谷霊場」がある。参道から約30m下の谷間には石像の薬師観音堂が在って、その薬師如来像の右横から湧き出ている「穴の谷霊水」は、霊水として万病に効用があるとされ、毎年全国から多くの人が訪れる人気スポットだ。この水は酸性で「水が腐りにくい」としてコーヒーや湯茶用に、或いは何かの効用を期待する人が訪れる。この水を使用した「穴の谷醤油」は独特の風味で人気がある。


門前の宿案内図

門前の茶店、宿

(※掲載の写真、案内図は「大岩山日石寺」の了解を得て、転載しています。)

真言密宗大本山 大岩山日石寺
〒930-0463 富山県中新川郡上市町大岩163 
Tel:076-472-2301 076-472-4950(事務所) 
Fax:076-473-2221
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文化
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