マギー ステーション

高福祉の国デンマークの医療・介護現場、障害児特別学校などの記録と、心豊かな人々の生活を紹介します。

「ものさし デンマーク特別学校の現場では」

2010年12月24日 | 教育(国民学校・特別学校教育)

 
題 名 「ものさし デンマーク特別学校の現場では」

初版第1刷 2009年12月5日   
出版社 株式会社叢文社
著 者 澤田真智子
定 価 1,575円(本体1,500円+税)
頁 数 270頁

 
 笑顔に満ちあふれ伸び伸びと育つデンマークの子どもたち
 ひとりひとりの発達段階に合わせた指導方法は、子どもたちの心を豊かに育み、自分の夢の実現に向かって学ぶ力となっている。その教育現場のさまざまがこの一冊に。
 活発に遊び、学び、一生懸命に生きる子どもたち。障がい児も健常児も全ての子どもは、「社会の宝」という価値感で大切に、ゆっくりと育てられている。
 他人の言葉に耳を傾けられ、自己表現ができ、他と協調できる社会性を身につけることに重きを置いた教育は、「個」を大切にしながら共生する術が身につく。
 「生きるための教育」として早い時期から将来の職業を意識した教育が行われている。
 
 デンマークの知的障がい児の父親とスポーツジムで知り合ったことがきっかけで著者の特別学校訪問が実現しました。
 娘さんが通うカルンボー市のシーグリー・ウンセット特別学校の3年生教室で児童たちと1日の授業を共にしました。学校大好き、笑顔でゆったりと学び、伸び伸びと遊ぶ子ども達の姿に感動し、「なぜ?どうしてこんな教育ができるのだろうか?」と興味は膨らみ繰り返し訪問することになりました。様々な学年での研修をさせていただき、障がい児・者の個性を大切に育てる姿勢、伸び伸びと育つ環境というものが実感できました。脳性麻痺や重度の障害を持つ子どもたちの特別学校や居住施設訪問、視聴覚障がい児・者の学校と訓練施設、健常な子供たちが通う国民学校での取材活動へと続きました。
 「子育て」と「子育ち」の理念は、障害が有ってもなくても同じで「個を大切にしその子に適した自立をめざす教育」「あきらめない子育て」でした。教師と家族の信頼関係、地域の人々の自然な関わりというボランテイアなど、国民のぶれない「子育て教育環境」について総合的に学ぶことができました。
 新しい発見にわくわくしながら何度も訪問し研修と取材を重ねてきました。本書では、デンマークの教育と生活現場、知的障がい児・者や脳性麻痺や心身に重度な障がいを持つ子どもたちの学校や施設を訪問した現場での記録をまとめました。デンマークの教育の仕組みと福祉システムが解りやすく書かれた一冊。
 デンマーク人の「人と生活を大切にする」生き方に感動した著者の教育現場体験記です。

    はじめに
第1章 シーグリー・ウンセット・スクール、1度目の訪問
第2章 シーグリー・ウンセット・スクール、2度目の訪問
第3章 学校のリハビリテーション訓練室
第4章 知的障害児・ヨセフィーネの家訪問
第5章 先生へのインタビュー
第6章 学校の組織とその管理
第7章 知的障害者の教育と生活
第8章 視覚障害児(者)の学校・訓練施設・居住地訪問記録
第9章 フォークスクール(国民学校=公立小中学校)
第10章 なぜデンマークではこんな教育が可能なのか
第11章 デンマークの教育制度
    あとがき

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自然のなかでゆったり学習する子ども達

2010年12月24日 | 幼児教育のいろいろ
野外学習 
バイキングの家がある公園が今日の教室です。

枝に巻いて焼いたパンはおいしいかな?

たんぽぽで作った冠は可愛いい!

お天気の良い日は森の学校がたのしい!

自然教室が大好きな子ども達


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2007年08月30日 | 社会福祉の仕組み

チボリー公園

 ニューハウン(コペンハーゲン)
童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの住んでいたアパートの前は海に面して飲食店が立ち並ぶ観光地、デンマーク国民も旅行客も、ともに楽しむ憩いの場所です。

「幸福度世界一の国デンマーク」
 高福祉の国デンマークでは医療・介護、教育は無料です。どんな福祉政策で、どんなサービスが提供されているのでしょう。そんな疑問を解くために二〇〇一年三月から三ヶ月間の研修の旅にでました。施設、一般住宅、病院、リハビリテーション機関、障害児の通う特別教育機関(学校)など精力的に取材活動をおこないました。人を尊ぶ暮らしかたは文化や宗教の違いを超えて共感できることでした。 個人を尊重する姿勢は幼児教育のころから育まれていました。医療・介護・教育のさまざまな現場での最新情報をお伝えしたいと思いブログを開設しました。日本同様に天然資源に恵まれないデンマークでは、国民を一番大切な「人的資源」と考え教育に大変力を入れています。所得税は50%と高税率ですが国民の不満は聞かれません。それは、国民が納得するような税金の使いかたをしているからです。政治に対する国民の意識の高さ、生活に密着した法整備、熱心に取り組む環境政策、活発な経済活動、創造性豊かな国民性は農業製品だけだはなく新たな科学工業製品をたくさん生み出しています。デンマークを訪問するたびに新しい発見をして小さな幸せ感を覚えています。

デンマークの田園風景と風力発電機
 農業経営者は風力発電機で貯めた電気で自給し余ると電力会社に売ります。国は海上に大規模洋上風力発電所を作って電力供給、環境に優しい経済的なエネルギー政策を行なっている。

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高齢者施設(ナーシングホーム)の様子

2007年06月03日 | 高齢者施設
グループホームの入口ホール 
 施設は17〜18人づつ、3つのグループに分かれています。一つには26歳から98歳までの精神疾患、認知症などさまざまな疾患をかかえている住人が住んでいます。あるグループは身体的障がい、知的障がい、精神疾患、認知症などの比較的症状が軽い住人が生活している。もう一つのグループは全盲の人、障がいや疾病の重たい住人が住んでいます。それぞれのグループは最新の厨房設備の整った広い台所、中庭が見える食堂、庭園に隣接した居間を共有し家族的に生活しています。住人は隣町に出かけるような気分で各グループを自由に散歩しています。

陽のあたるテラスでボランテイアとゲーム

ウオーカーは下におろせる(両手拘縮)ヘルパーは見守り

 本の紹介
 「筋ジストロフィーの女性・オーセの輝き」
 「デンマーク介護最前線・陽だまりのつどい」-闊歩する高齢者・いきいき障害者の国-
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社会福祉の仕組み

2006年08月06日 | 社会福祉の仕組み

ケアつき集合住宅  
デンマークの高齢者は人生の最後まで自分らしく生活できるように社会保障制度が充実している。市が提供する社会サービスの内容は広範で個人の希望を尊重する。自宅で生活したい人には失われた機能や低下した部分を補う補助具や福祉機器の無料貸与がなされ、日常生活をサポートするヘルパーサービスや訪問看護サービスも充実している。社会とのつながりを持っ上で重要な趣味・生涯教育活動は活発に行なわれ積極的に参加する人々が多い。生き方の選択は自分、足りない部分は市の社会サービスで補うことにより、家族に対する負担は全くないと言っても過言ではない。家族との交流は密で、良い関係を保っている。 写真はケアつき高齢者集合住宅の庭から建物を撮りました。この建物には市の社会福祉課があり、高齢者、障がい者などに係わる介護、看護、配食、住宅、年金などの業務を一括して合理的に行なっています。居住者の住宅の他に厨房とデイサービス室、ヘルパーステーション、看護師事務所、理学療法クリニック、足爪療法クリニック、作業療法士室などがあり、各種の趣味・創作活動が行なわれる。個人宅への二四時間在宅訪問看護・介護もここから提供される。病気や障がいが重くなっても、自分が希望すれば自宅で天寿を全っとうすることができる。もし、施設や集合住宅で生活したければ住替えができる。 住居の形態に係わらず個人が必要とする支援は市から提供される。その社会福祉サービスの質も量も変わらない。

ケアつき集合住宅内デイセンター

 
 本の紹介


 「筋ジストロフィーの女性・オーセの輝き」
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高齢者施設の居間・食堂と台所

2006年07月30日 | 高齢者施設
居 間
8名から10名の住人がグループとなりテレビを観たり、お話をしたり家族的な生活をしている。夜食は午後8時、コーヒーか紅茶と果物、ケーキ、クッキーなどが趣向をこらして日替わりで出ます。飲食しながら就寝前の楽しい時間がゆったりと過ぎてゆきます。自室にいたい人、別のテーブルでカード遊びをしたい人など行動は自由です。

食 堂
最近は大家族の雰囲気でグループごとに食事をしています。システムキッチン、テーブルと椅子、テーブルクロスやランチョンマット、ナプキンなど色のコーデイネーションが素晴らしいです。照明の柔らかさキャンドルは毎日使います。環境設定を大切にしますので見るのが日々楽しみでした。


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立居機、立居補助衝立、手摺り、幼児トイレ

2006年05月29日 | 福祉機器・補助具

立居機側面
電動立居機は角度を変えられるのでベッドのように水平になる。人は無意識に体位を変えている、それをリモコン操作で調整し楽な姿勢を保つ。

電動立居機の正面。
立った状態での学習は苦痛ではない。脳の動き寝た状態よりも格段に活発になりる。遊び、学習、読書などに使用。

子供用学習机
体位保持ができるので学習、遊びなどがしやすい。

障がいのある子どもが通う学校のトイレ
幼児用トイレと立居補助衝立、手摺り。前面転倒防止にベルトも装着できる。小さな工夫がたくさん見られる。

介護者、教育者用椅子各種
教育者、介助者、介護者の健康も重視されている。椅子は座りごこちと腰痛防止に工夫されている。みんなに優しい社会保障基盤が構築されている。
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車椅子、立居機、学習机、手摺り

2006年05月29日 | 福祉機器・補助具

大人用車椅子
ひとりひとりの身体に合わせた車椅子の選択をする。胴体部分が決まるとヘッドレスト、足支え、足置きなどが調整される。着脱式モジュール。

子供用車椅子
子どもの成長に合わせて車椅子の大きさが変わる。無償。中央は脳性麻痺など重度な障がいを持つ幼児用で胸、胴、両足などを支える体位保持の工夫がある。

学校用椅子各種
授業中に使う椅子類は子どもの障がいに合わせた物が教室に備え付けられている。棚には教師が工夫した手づくり教材が並ぶ。
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公立総合病院

2006年05月14日 | 医療
公立病院の外観
病院は日本と変わらない高層ビルですが、機能優先な質素な造りです。全館温水パイプによる暖房で穏かな室温を保っている。
 
二人部屋病室
建物は質素な造りですが、病室は広い。個室が多いがこの写真は外科系入院患者の二人部屋。天井に設置されたリフトは患者をベッドから車椅子などへの移動に使用。身体を優しく包むシリングという抱き紐を使う。医療・介護関係者の健康管理については厳格で法律にも謳われている。腰痛防止の移乗道具など福祉機器類が発達している。昼間はパジャマ姿ではなく自分の衣類に着替えて過す。椅子テーブルなどが部屋にあるのでお茶をしながらおしゃべりができる。昼間は体を動かし、心も覚醒する。

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5月の美しい花

2006年05月09日 | 高齢者施設
デイアナルン市の青い空と花
友人の庭に咲く美しい花は日本の桜によく似ていた。 ちょっぴりホームシック・・・!
黄色い花の名前は?
日本の藤の花の美しさに似たこの木の名前がわかりません。


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