文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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書評:ハゲ川柳

2016-09-18 15:40:47 | 書評:その他
ハゲ川柳
クリエーター情報なし
河出書房新社

・(著)ツル多はげます会、(絵)竹浪 正造

 津軽地方の真ん中にあるという鶴田町。そこには、ハゲの総本山とでもいうべきユニークな団体がある。その名は「ツル多はげます会」。もちろん、この名称は、町名と「ツルツル」をかけたものだ。

 この会は、創設者に当たる竹浪正造さんが、なじみのスナックで出された酒の勢いで、「ハゲの会をやろう」と言いだして誕生したらしい。

 この会の例会は毎年設立日の2月22日と旧暦の8月15日(中秋の名月)に開かれ、「有多毛(うたげ)」という。どこまでも毛にこだわったネーミングである。その活動内容といえば、吸盤についたひもを禿頭で引っ張り合う「吸盤綱引き」や「ハゲ礼賛の川柳の披露」など。決して「あほらしい!」なんて思ってはいけない。みなさん、大真面目で活動をされているのだ。本書はタイトルの通り、ハゲにまつわる愉快な川柳を会の活動内容などと共に紹介したものである。

 気に入ったものを少し紹介しよう。

「振り向けば妻が合掌初詣」(p16)
きっと頭から後光が射していたんだろうなあ。

「仏教徒なのに頭は宣教師」(p102)
沙悟浄状態のことである。宣教師は、なぜか頭頂を剃っていたね。

「もてるためフランス移住してみたい」(p107)
フランス事情はよく分からないが、ハゲてるともてるのか?

 どの川柳も、思わず吹き出しそうになるくらい笑えるのだが、創設者の竹浪さんの描くイラストも味があって面白い。ハゲを全くマイナスに考えておらず、徹底的に楽しむという姿勢がうかがえて、なかなか楽しい一冊である。

 なお、この会は随時会員を募集しているそうだ。自信のある方はチャレンジしてみてはどうだろう?ただし、役員による厳しい毛髪審査があるということだ(笑)。

☆☆☆☆☆

※本記事は、「風竜胆の書評」に掲載したものです。

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