フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

じゃあ自分はどうアドリブ(もどき)しているのか。

2007-01-30 | レッスン
ジャズクラスの仲間を観察するに、概ね前回までのようだと思う。
で、私自身は?

自己分析するに、「場当たり起承転結型」といえるのではないか。

不幸にして(?)自分のアドリブの順番が回ってきたとき、私が考えていること。

・概ね、その曲の調子のスケールの音を使う。
・スケールの構成音と、コードの構成音が違うとき、その違う音を使う可能性を考える。(Cのキー、ドレミファソラシド。仮に、その時D7=レファ#ラドがあれば、ファ#)けれど、
・拍をひたすら数える(感じる)。
・拍をひたすら数える。
・拍をひたすら数える。
・メロディーを思い出し、メロディーを想起するようなリズムを基本に選ぶ。
 ・・ことが多いかなぁ
・メロディーの崩し方を予め研究しておく。
・自分の前の順番の人のやったことのモチーフをちょっとぱくってみる。
 でも同じにはしない。
・さっき上手くいったことと同じ事をやる
 さっきうまくいったことと逆の事をやる
 さっき同じ音を使ったら、また同じ音に戻る
 さっき同じ音を使ったら、違う音に行く
 さっき上がったら、同じくもっと上がってみる。下がってみる。
 さっき2度動いたら、今度も2度飛んでみる。
 あらかじめ候補の場所を決めておいて、そこでフラッタータンギングや
  音を汚くしたり、わざとらしいビブラートしたりしてみる。
 じゃなくて、3度飛んでみる。4度だったりして。5度の時もある。
 それらを組み合わせて、4小節に何となく起承転結してみる。
 で、16~32小節で何となく起承転結してみる。
・悲しい、楽しい、憂鬱、など感情のテーマを場当たりで決めて
 その表現をトライしようとする。

そんな感じかも。

みんなは、実際のところどうなんだろう。
他人を気にしてもしょうがないが、良いアイデアはどんどん採用したい。

みんなは如何にしてアドリブしているのか 3

2007-01-28 | レッスン
ジャズクラスのTさん。

仕事が忙しいのか、あまり、というか、ほとんど顔を見せない。
特にアドリブがすごすぎるわけではないけど、私の三番目の師匠かも。

彼は、あやしい邪爺(じゃじぃ)。
通勤電車の中で見かけたとしたら、たんなるあやしめのおじさん。クラスにくると、邪爺。(←私の中だけ)

メロディー吹いてても伴奏とずれることがあるし、特に指まわりが良いわけでもない。しかし、彼は音の選択が渋い。
ジャズ用語では、テンションとかブルーノートとかいうのかしら?
時折でてくる音が、なんともジャジーで良い感じ。
私には、どうしてその音を選択できるのかがどうしてもわからない。
本人に聞いても、昔からジャズが好きだから、とか、ブルースが好き、とか。そんな返答しかない。
理論も勉強してそうでもあるし、理解してなさそうでもある。
ふーむ・・・・

どうやら、いろいろ彼の中に彼の好きなスタイルのジャズ(主にブルース)がインプットされていて、そういう雰囲気の音が必然的に選択されているようだ。

でも、どうやって?
もっとジャズを聞けっていうことかしら?
理論もいろいろありそうだけど、それらをかじったところで、渋い音の選択はできそうにないよ。

彼の音選択の極意は、今後の私の課題である。

というわけで、「一音入魂、ブルーな渋渋テンション奏法」。なんのこっちゃ。

みんなは如何にしてアドリブしているのか 2

2007-01-26 | レッスン
引き続き、ジャズクラスの仲間の話。

前回は、クラスで最もベテランのAさん。
今回は、最もフルート歴の短いTさん。

彼女をレッスンではじめて見たとき。アドリブを、そつなくセンス良くまとめている。難しいテクニックは使わない。でも、渋くて、エレガントな風味。スタイルもいい。

高校とか大学とかの吹奏楽かなんかである程度の期間以上はがんばってきて、ジャズにきたのかなぁ? フルートもテクニシャンというほどではないけどちゃんと吹きこなしてるし。歌心もあるよね。

と素直に思った。

彼女の順番が終わったとき、何か譜面台に置いてある紙をのぞき込んでいる。
そして、今できたとか、できないとか話をしている・・・・

何の紙かと思えば!
何と、運指表。

ついさっきまで、高いFの指(替え指とかじゃなくて、ふつーの指)を知らなかったらしい。

おいおい、まじかよ。
聞くところによると、フルートをこのジャズクラスで全くはじめてではじめて、1年半!
フルート歴考えると、上手すぎ。

この時、素直に殺意を覚えた(笑)。

周りの人は、いやー、先生がいいと上達早いよねー、なんてカラカラ笑ってる。
みんな大人だねー。なんという紳士の集まりだ(涙)。
他人の才能を妬んだり羨んだりしないのね。
根が暗くて嫉妬深い私が、彼女の演奏を素直に聴けるようになったのは、だいぶたってからである・・・・


そしてよくよく聞いてみると、至極まっとうに、習ったことに忠実。
なので、彼女のアドリブスタイルは、「たま譜追っかけ法」。
 と、思われる。

「たま譜」とは、我々のなかだけで通用する言葉。要するに、コード名と、そのコード構成音を書いた楽譜。
曲の進行に従って、コードの中からどれかの音を選んで、それを曲に従って追っていく。最もオーソドックスなアドリブ入門手法の一つ。追う途中でリズム変えたり、行きすぎたり、いろいろバリエーションしてみる。

普通に初心者ならば、曲を追うのにばかり気を取られ(カラオケについていくだけでも難しい)、途中の曲想なんてなかなかつけられないもの。しかも、それを楽しそうに、エレガントに・・・

カラオケでマイクを手放さない歌姫。
まったくカラオケを楽しむのと変わらない。器楽でそれをやるとは、なかなかのもの。

技術は、冷静になって観察してみると、それほどでもない。
だって、一年半。

彼女の凄いところは、できないものは無理せずにすっきりとやらないところ。
それが、全体として無理のない構成になっている。
おみごと。

飲み込みも早いし、チャレンジ精神も旺盛。
いつのまにか、フラッタータンギングもばりばりできてる。
しかもスタイルもいい。(蛇足)
テクニックのハンデなんていつのまにか消えてしまうだろう。

おそるべし。

みんなは如何にしてアドリブしているのか 1

2007-01-25 | レッスン
ジャズクラス参加1年+α、そして初めての発表会終了のひとつのくくりのひとつとして。

私の参加するジャズクラスの面々は、いかにしてアドリブをしているのか。

一日も早く、彼ら彼女らにおいつくよう、毎回ひたすら観察し、それを考察した結果について中間報告してみたい。
(なお、これらはあくまで私の観察結果であって、推測の域を出ない。またベテランとはいえない私のことなので、あまり真に受けすぎないよう)

まずは、私がひそかに第二の師匠とあおぐAさん。
私がはじめてこのグループレッスンに顔を出したとき、なんでこんなに上手い奴がいるんだ!?と驚愕し、なんとか追いつきたいなー、というか、同じように楽しめたらなー、と思い、まずは彼を分析しよう、と考えたのが一つの私の転機ではあった。

彼の方法は、ずばり「今日のおいしいフレーズ」法。

大学時代はジャズ研だったというAさん。当時の担当はバリトンサックス。
ビッグバンドでは、バリサクにアドリブソロがまわってくることはほとんどないこともあり、このジャズクラスに来るまでは全くアドリブはできなかったという。今の彼を見る限り全く信じられることではないのだが、ウソでもないようだ。今では時折ライブハウスのセッションに積極的に参加している、私から見れば大ベテランであるが。
バリサクでは埒があかず、どうしてもアドリブソロをとりたくて、何故かフルートに来た。そのへんの詳細不明。
クラスでは、我が師匠の音色と演奏に憧れてか、専らアルトフルートを演奏している。

クラスでの彼の(素晴らしい)演奏を聴く限り、課題となっている曲をかなり研究している形跡が見られる。
聞くと、週に何回かはカラオケボックスに伴奏CDを持ち込み練習に励んでいるそうである。

カラオケボックスで、何を練習しているのか。
おそらく、その課題曲の、その曲想にあう、「おいしいフレーズ」を編みだしている。
それは、自分で考えることもあるだろうし、ジャズCDで聞いたとか、セッションでの他人の演奏に「そう来るか。おぬしなかなかやるな」的なものがモチーフとなったりとかしているらしい。

レッスンに照準をあわせ、決めたモチーフというか「おいしいフレーズ」を、課題曲の中でうまく適用・応用してくる。

なるほどねぇ。今日はそこのところを攻めてきましたか。

毎回毎回、練習・研究の熱心さと、その応用の上手さに感心しきりである。

ジャズクラス発表会終了後。

2007-01-24 | レッスン
ジャズクラス発表会も無事終了した。

来てくれた知人からは、えっ?そんなに緊張してた? とか言われたけれど。

翌日になっても演奏予定曲の伴奏が頭の中に鳴り響き、気が付くとそこに一生懸命アドリブフレーズを作ろう、作ろう、作ろう、作ろう、と強迫観念で押さえつけられてイメージトレーニングしている自分がいる。

これがそーとーなストレスらしく、職場でもだんだん目眩がしてきた。脳味噌の一部が、全く興奮状態からさめていないらしい。

なんだか、血管が切れそうな勢いなので早めに退社。自律神経あたりがやばくなってるのかしら。帰宅後、練習やら発表会やらで全然乗れなかった自転車(ロードレーサー)に一時間ほどのる。夜の公園や河川敷は真っ暗で場所によっては怖いのだが、それでなんとか頭の中の霧が晴れる。

管弦楽や吹奏楽のコンサートとは全然違うタイプの緊張感で、こういうのははじめてだなぁ・・・・

とりあえず、だいぶ普通の精神状態に戻ってきた。

ジャズクラスについては最初の頃はいろいろコードの話等々書いていたが、その後はあまり書いていない。
別に嫌になっていたわけではなくて、「今日は少し上手くいった」「今日はいまいち」などしか書きようがなかったから。
それ以外は、自己嫌悪との戦い(笑)

それでもジャズクラスに入ってから一年ちょっとたったし、発表会という節目もあったしで、ここらへんで総括、というか、先輩のクラス仲間を観察した結果とか、どうやってアドリブしてるの? みたいなの書いてみようかな・・・・と思ったら、今日はだいぶいい時間になってしまった。

総括は、次回からにしよう。

ジャズクラス発表会終了

2007-01-22 | 演奏や練習に関して
本日、フルートのジャズクラスと、ピアノのジャズクラスの合同でのクラス発表会があった。

やっと肩の荷がおりたぜ。ふぅ。

それだけ。





・・・・・

昨日の、3先生のアンサンブル発表会での、ヘンデルでの大事故の記憶が新しく、まあ昨日あれだけハズしておけば今日は大丈夫だよね、みたいな意味不明の確信と漠然とした不安とで、朝目が覚める。

私の曲は、ユビソ。(You'd be so nice to come home to)。
単にすごく好きだったから選んだが、そーとーその筋では有名な曲らしい。ジャズが特に好きではない知人もよく知っている、と言っていた。
一応、ジャズグループレッスンの方でも数回見てもらっていて、OKも、アドバイスもいただいていたし、電車でカラオケ聞きながらイメージトレーニングも繰り返してしていたので、あとは不安になりすぎないことだけを気をつけると。それが成功のもとであると自分に言い聞かせていた。


問題は、もう一曲の方だった。
発表会の前の週のレッスン終了時に、ベテラン生徒さんが、この曲を一緒にやりませんか? と言って渡されたのがYard bird suite。カラオケCDが8コーラスあるので、一人では大変なので何人かでやりたいと声がかかったもの。
その時に一度だけ、ベテラン生徒さんと、もう一人と、私でさらっと通してみただけ。

うーん、なんかしっくりこない。
まずい。

何故かなー、と思ってうんうんと無闇やたらと悩み続けること4日。

悩み続けた甲斐?あり、ふと気が付いた。

コード進行が違うということ以上に、調性が違うことがどうも原因。ユビソはBbメジャーで、ヤードバードはCメジャー。

アドリブ素人の私は、どうやら無意識のうちに、Bbメジャーので落ち着きのいいところ(音)に落ち着こうとする指の癖がついていたようだ(シbと、3度のレと5度のファね)。どうにも、思うことと、思うべきところと、出てくる音と、なんかそのあたりがビミョーに全然かみあわないのはこのあたりが原因だったらしい。

ということで、ヤードバードのカラオケCD聞きながら付け焼き刃的に矯正。昨日のアンサンブル発表会日は、午前中仕事だったのでその行きの車内、仕事からアンサンブルの当日練習をする先生宅へ向かう車内、早めに到着したので喫茶店。そこでひたすらリードシート見ながらCDを聞く。

いいかげん、頭痛いよ。

というわけで、なんとか転調できた(かのように)なった(はず)。

発表会では、ヤードバードのメンバーがステージに上がってから、メロディーとアドリブを吹く順番を決める。8コーラスあるので最初と最後はメロディーに戻るとしてもアドリブは一人2コーラスまわってくる。

え~、二回もやるの~? とベテラン氏に抗議する間もなく演奏開始。

まあ、こういうのも楽しいね。
自分的にはちゃんとCメジャーぽくいったと思っているので、これでよし。

緊張したよー。

第一部が終わり、15分の休憩。
休憩時間には、ワインなどのアルコール類もあり。
やるなっ

まだユビソ残っているけど、紙コップ一杯のスパークリングワインと、半分の赤ワイン。
おいしいねー。


第二部。

ジャズのクラスコンサートといったけれど、実はフルートクラスの発表会を含むので、なんと、最初の組は早春賦のフルート三重奏。クラシックっぽさばりばり。なんと、その次も愛の挨拶。ジャズ風アレンジかと思ったら、こちらもクラシックのアレンジだよ。

それ自体は全く悪くないのだが、前の演奏者の演奏を聴いて自分のリズムをとろうと思っていたのが見事にハズされた。まいったなー。

そして、私の番。
前のクラシックに集中をとぎらされるかと心配したが、それは大丈夫だった。次からは心配するのはやめよう。
休憩時間のワインもよかったのか、適度にリラックスできたかも。最初にばりばりの緊張感でヤードバードをやってあったのもプラスに働いたか。

まあ、演奏結果は想定の範囲内で、初心者としてはよくやったと言えるだろう(という事にする)。ヤードバードのinCから、ちゃんとinBbでやれた(と思う)し。

これで、あとは録画していたビデオさえ目に触れないようにしておけば(笑)、ばたばたしていたが、まあまあ楽しい二日間であったと言えるだろう。


あ~~、マジで疲れた。
明日は午前休暇にしちゃおうか。

アンサンブル発表会

2007-01-21 | 演奏や練習に関して
今日は、以前から知り合いのフルートの先生と、その先生の知り合いの先生の教室の合同アンサンブル発表会。毎年一回のペース。

私はその先生に直接習ったことはないけれども、何故かその集まりには参加させて頂いている。
まあ、お客さんは内輪だけなので気楽ではある。

その発表会で、今年は大事故。

ヘンデルのフルート三重奏。
アレグロで、シンコペーションを含んだややこしい絡み合い。

もともと一回しか合わせていないということもあるけれど。
自分に一生懸命な感じで。
一人がはいり、その後もう一人がはいり。
なーんか、拍があいまいだよー。小節の頭がわからないよー。シンコペーションがてきとー。あー、今どこ~?
「ごめんー」思わず叫んでしまった。
私が入れませんでした。ごめんなさい。m(_ _)m

「じゃあ、アレグロからね」
・・・練習の時からあやしかったんだよね。

その後、順調に進むと、今度はもう一人が落ちた。
まあ、よくあること。
気にしない、気にしない・・・・

じゃあ、46小節目からね。(ちょっとあり得ない感じ(笑))

今度はちゃんと?上手くいく(途中からではあるが)。
その後、その2、3、4曲目はは無事に終了。

今回は、曲が止まってしまったことよりも、止まってしまっても、全くと言って良いほど自分が動揺しなかったことがすごい。もともと少し緊張はしていたが。
これって、実はすごい進歩ではないか(精神鍛錬という意味で)?
最近では珍しい、進歩感というか達成感。
これもジャズクラスのおかげ?
楽譜から落ちて、その度にいちいち動揺していたらアドリブにならないからね。

というわけで、明日はジャズクラスのクラス発表会。
発表会がなんだかつながっている週末だ。
疲れる~

来週は、元気に会社に行けることを祈る。

ハンガリーの田園とは

2007-01-17 | レッスン
ジャズではいったレッスンだけど、せっかくクラシックとの両刀の先生だし、それだけではなんなのでクラシックを今は見てもらっている状態。

シランクスのあとの課題として、いよいよ?ハンガリー田園幻想曲を選択した。
無知な庶民の私的には、なんだかカデンツァ的で、拍子を取るというというよりはアドリブのような、ふわふわしたような、とりとめのない感じで、そういう意味ではシランクスもハンガリーの冒頭部分も同類にくくられる部類であった。

私の師匠的には、作曲家をABCでランク付けするならば、シランクスのドビュッシーはSランク。

Sランクには、他にバッハ、モーツァルト、ドビュッシー、ジョンレノンが入るらしい。演奏の困難さ(楽譜ヅラの難しさではない)、そしてなにより後世への影響力の絶大さが判断基準らしい。これらの作曲家が出現した後は、音楽ががらっと変わってしまったぐらいの、とても人類として認めるのは困難な、みたいな感じか。来世的? なんとなくわかる。

Aランクは、才能のある人類が努力を極めた作曲家群が入る。代表格はベートーベン。他は聞いたけど忘れてしまった。ブラームスとか、ワーグナーとかだったかな?

我がハンガリーのドップラーさんは、6番目ぐらいのランクで、師匠の一つ上のランクということらしい。
つまり、ドビュッシーは、楽譜通りに演奏するように曲が書かれているが(楽譜通りが心底難しい)、それよりもランク的には下のドップラークラスになると、楽譜通りなだけでなく、ちゃんと良い曲に聞こえるように演奏者が工夫をしなければならない。そういうことらしい。

指示としては、シランクスもハンガリーも同じ。
楽譜通りやりなさい。
ハンガリーの場合は、楽譜通りを基本に、そしてテンポをゆらして(自由にとって)格好良く聞こえるように演奏しなさい。

ちょっとやってみる。
昔なんとなーく、てきとうな聞き覚えで吹いてみたことがあったけど、改めて「楽譜通り」ということでやってみると、超超超テキトーであったかが身にしみる。

その上で、かっこよく聞こえるように工夫しなさい。

はーい。
それでも、ドビュッシーより気が楽でいいや。
私にとっては、ドップラーのほうがまだ演奏中に前向きな気持ちでいられる。
なんだろう、親近感というのか。

よしよし、なんとかがんばっていこう。
ドップラーの曲は聴く人の受けもいいし、演奏も楽しいし。何かの機会に演奏することを目指してやっていこう。

季刊ムラ○ツ

2007-01-13 | 楽器、その他
季刊ムラ○ツという、某超有名フルートメーカーの発行する冊子を久しぶりにゲットしてきた。冊子の装丁は、なんとなく鼻の高いメーカーカラーを反映した感じで昔からあまり好きではないのだが、内容は濃くてなかなか良い。

が、おそらく多くのアマチュアにとっては、濃すぎてやはり鼻が高いという印象を与えるように思う。

が、すごく久しぶりに改めて読んでみると、某有料雑誌よりもよほど面白い、と思わせられてしまう。その分、薄い冊子ではあるが読むのが大変。

ファゴット吹きの目でフルーティストを見た記事が冒頭にあるが、無理にフルートに話をもって行き過ぎてないように無理があるのはご愛敬。だが、自己愛的な傾向のある?フルーティストに、ちょっと違う世界を見せるということには十分に成功していて、それはそれでとても面白くはあるなぁ。

その他のフルート関連の記事も十分にディープだ・・・・

と感心して読んでいたら。

ヨーロッパの技術担当者の書いた記事がある。
「器を十分に満たしながら表面張力によってギリギリの状態にある、あるいは少し溢れているくらい、これが奏者と楽器が理想的なバランスを保っている状態だと思います」
お、なかなか良いことを書いているな・・・・・と思って感心感心。

楽器は値段じゃないんだよ、しっかりと吹きこなせる自分にあったものを選ぼうよ、という結論になるのかなぁと思いきや。

「・・・ヨーロッパでは彼らの影響で24kや18kなどに新調したフルーティストが多くいます・・・  ・・・もしもそんな出会いがまだなら・・・・素敵なパートナーとの素晴らしい出会いがありますように・・・・」

きたー!!
はっきり言って、最後の最後でサイテーの結論。
途中まではよかったのに。
まずは結論ありき、悪人ありき、の某朝○新聞の論調のようだ。


やっぱり、私はこの鼻持ちならないメーカーとの相性が悪い。

ビッグバンドに参加か。

2007-01-10 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
このところ、どうもあまり乗り気とは言えない吹奏楽のほうではある。
ところが、先日の練習で小さな事件?があった。

我が吹奏楽団では、定期演奏会が通常三部構成である。
1部と3部はオリジナルやクラシック。2部がポピュラーステージである。

今年度から新しくなった若手の企画担当者。
2部の企画は、ズバリ「ジャズ」なのだとか。

なかなか困難な道のりを散策中とはいえ、この言葉が耳に残った。
2部は、吹奏楽のフルバンドとともに、ビッグバンド(Sax,Tp,Tb,Perc)も数曲やるという。寝耳に水だぜ。

早速、楽譜係に聞く。「ビッグバンドの編成は?」
「普通のビッグバンドだから、フルートはないよ」
「そーじゃなくてさ、ソプラノサックスとかないの?」
「なんで?」
「アルト(サックス)はクラリネット買ったときに売っちゃったけど、ソプラノだったらまだうちにあるからさ。」
「あ、出たいの?」
「出たい出たい」

そんな会話を聞きつけたのか、帰りがけにサックスパートの人と井戸端会議。
実は、うちのサックスパートは人手不足に悩んでいる。
妹がサックスを吹いている、ファゴットやベースもやるらしいホルンの姉は、妹に余っているサックスを借りてサックスを吹こうと画策している。
そして、私が吹けるんだったら、楽器はなんとか手配できるのではないかとう話の方向になった。
結論として、人手不足に悩むサックスパートもビッグバンドはなんとかなりそうだということで安堵のご様子。
うれしいな~、と言うと、喜んでもらえるなんて・・・とサックスの人に恐縮されてしまった。

あとは、それなりに演奏可能な楽器手配ができることを祈るのみ。
なんか、新年早々気合いが入ってきたよ。


あ。
ホントにちゃんと吹けるのか、という重要なことはすっかり忘れてた・・・・