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アニメ及び周辺文化に関する雑感

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【Kanon】鯛焼きと羽根リュックをめぐる冒険 #05

2007年09月11日 | アニメ
 むかし昔……と言っても、ほんの少しだけ明日に思えるかもしれない昔。草原の夢の国から、一人の女の子がやってきました。夜の学校に出没する魔物を討つというのがその目的のはずでしたが、はてさて、どうなることやら。
 そうそう、その女の子の名は、川澄舞、と言いました。

(今回の元ネタは……ヒントは不要ですね)

 第5話「魔物たちの小夜曲~serenade~」

【ストーリー雑感】

 今回の冒頭ナレーションは田村ゆかりか……。何か毎回ダメ絶対音感を試されてるみたいだな。
 廊下で見かけた舞に声を掛ける祐一だけど、それを無視して何かに斬りかかる舞。
「私は魔物を討つ者だから……」
 いきなしそんなこと言われても理解不能だろうけど。魔物って何なんだ?

 あっさり帰ってきてる祐一。何か呆気に取られて状況を理解しないまま、とりあえず帰ってきたって感じだな。ま、夜の学校で剣を振り回してる上級生なんて、普通は相手にしないわな。どう見ても危ない人だし。
 名雪に風呂が沸いてると言われて入る祐一だけど、そこにはすでに真琴が入浴中。
「よぉ!」
 目もそらさずに混浴しようとするか? 相手が真琴でも(名雪や秋子さんもいることだし)それはまずいだろ。さすがに悲鳴を上げて飛び出してる真琴だけど……普通は物を投げたり湯を掛けたりして祐一の方を追い出さないか? この騒ぎで名雪や秋子さんが出て来ないのもどうかと思うけど……
 しかし、飛び出したは良いが、そのまま悠々と祐一が入浴している間、廊下でタオル1枚で震えてる真琴って……。雪国だから家の中は暖房完備ってわけでもないよな、水瀬家は。
「同じ家で暮らしてるんだから、そんなことぐらいあっていいだろ?」
「あってたま……くちゅん」
「まこぴー語か?」
 まこぴー語って……
「見たいテレビがあったら、今晩中に見てなさい!」
 今夜はテレビを壊す気か?>真琴。
「魔物を討つ者って十回言えるか?」
 早口言葉のネタかいっ!
 夜中に祐一を襲おうとしたところを、また気付かれて待ち伏せされてる真琴。毎度毎度懲りないね。

 朝起きたら、平然と食卓でお代わりしてるあゆ。偶然通り掛っただけで朝ごはんをご馳走してくれるのか、秋子さんは。
 教室で熟睡したまま放課後を迎えてる名雪。その名雪を部活に見送って、例の廊下で舞と会う祐一。祐一が何を訊いても無口な舞。しかし、返事だけでもしてくれと言われて素直に「はい」とだけ答えてる舞って……
 そこにやってきた佐祐理。祐一が舞から愛の告白を受けてたと聞いてきょとんと立ち尽くしてるけど……そこはツッコミ返さないとダメだろ。しかし、祐一から見た佐祐理のアングルって、完全にゲームの画面だな。ま、その前に名雪を見送ってるところもそんな感じだけど。ゲームじゃ普通でも、アニメでこれをやると違和感あるな。

 祐一を昼食会に誘ってる佐祐理。放課後に昼食って……半日授業なのか? 3学期なんて始まったら即座に全日授業って気がするけど……。それより、真冬にそんな場所で昼食なんて寒くないのか? まさか学校の中は全館暖房とかいうわけじゃないよな。地元の人間には慣れてるのかも知れないけど……
「合格」
「何に合格なんですか?」
「俺の嫁」
 お前か、「こなたは俺の嫁」とかいうフレーズを広めたのは。
「食べたいものがあれば、取ってやるよ」
 舞をしゃべらせれば勝ったような気分になるからって、弁当を全部自分の前に並べて、舞が口に出さない限り食えないようにしてる祐一……意地悪なやつだな。
「タコさんウインナ」
 タコさんウインナで勝利宣言できるのか。安っぽい勝利だな。

 また校庭に来ていた栞。苗字を訊かれて内緒だと言ってるけど……ま、祐一が姉と同級生らしいことに気付いてるから名乗れないんだな。
「俺のことは遠慮なくお兄ちゃんと呼んでいいぞ」
「うん、そうするね。お兄ちゃん」
 祐一もあざといけど、それに付き合ってる栞は性格良いなぁ。その後で恥ずかしがってる様子も良いね。
 祐一に雪だるまを作らないかと誘ってる栞。大きなのは自分ひとりで作れないって言うけど……全長10メートルって、そこらの雪だけじゃ足りないだろうし、だいたいクレーンでもなけりゃ組み上げられないぞ。札幌の雪祭りでも高さ10メートルのオブジェなんて作れないだろ。
 とりあえず風邪だと信じてる祐一に帰されてるけど……本当は祐一に会いに来たわけではないだろうに。

 帰宅途中でお使いに向かう途中の真琴と出会ってる祐一。ついでにエロ本を買って来いって……。これ、原作や東映版じゃ、自分も本屋にいて反応を見て楽しむのが目的だったんじゃないのか? 1人でお使いに出掛けた真琴に買わせてるって、ちょっと手口が陰湿な気がするぞ。
 で、速攻で帰ってきた真琴。案の定、祐一に怒鳴り込んでるけど……大口開いた真琴の犬歯だけちょこっと見えてるのがかわいいね。昔、『うる星やつら』の流行ってた頃はこういうのが良くあったけど、最近は見掛けないからねぇ。
 祐一の食ってた豚まんに興味をそそられてる真琴。臭いしか嗅がせてくれないからって自分で買いに出掛けてるのは良いけど……なんか所持金みんなはたいてきたって感じだな。しかも、マンガに夢中になってる間に買って来た豚まんを祐一に食われてるのが悲惨だね。
 豚まんが無くなってるのに気付いて祐一に怒鳴り込む真琴だけど、そこに豆腐のことを聞いてきた秋子さん。どうやら豆腐を買う前にエロ本を買おうとしてそのままだったみたいね。しかも、そのお金を使い込んで豚まん買ってきたのか。
 それにしても、秋子さんは甘いね。

 部活から帰ってきた名雪と入れ違いに出掛ける祐一。ま、舞のことを見に夜の学校に向かってるわけだけど……時間的にはそんなに遅くないんだよな。定時制のある学校だったら定時制の授業中なんだけど、このセキュリティが杜撰で誰もいないこの学校には定時制なんて無いんだろうね。
 舞に差し入れを持ってきたといってコンビニのおにぎりを取り出そうとしてる祐一の背後から、白い影……。すわ、魔物かとばかりにとっさに斬りかかってる舞だけど……真琴が祐一を脅かそうと付いてきてただけってか。
 いきなし真剣で斬りかかってこられたら、そりゃびびるわな。そんな真琴の頭を撫でてる舞だけど……なんか本能的に真琴の正体に感付いてるみたいだな。
 真琴が怖くて1人で帰れないからって、連れて帰ることになった祐一。舞シナリオの進展はまだ先になりそうだな。


【サブタイトル解題】

 セレナーデの音楽的意味というのは時代によっていろいろと変遷しているようですが、元々はある特定の人物を称えたりするために、夕方に屋外で演奏される音楽だったみたいです。そこから転じて、宵の口に恋人の部屋の窓の外から歌で語りかけるようなイメージが生まれてきました。しかし、本来のクラシック音楽でのセレナーデはそんな叙情的なイメージよりも熱情的な音楽だったみたいですね。
 「魔物たちの」と付いても、現時点で魔物は舞にしか見えていないもので物語の中心的な話題になってるわけでもありません。ただ、舞が夜中に魔物退治をしてるとか、そこに真琴がイタズラしようと現れたとかいうくらいです。そんなわけで、魔物も実際の魔物をイメージしてるわけでもなく、セレナーデと言ってもここでは恋愛感情なんか関係なく、夜中に外で騒いでるといったイメージなのかもしれません。


【使用BGM】

01.「約束」
  舞の声による夢の光景。
02. 「兆し」
  夜の廊下で剣を振りかざす舞。
03.「Last Regrets」
  OP
04.「2 step toward」
  祐一の帰宅
05.「the fox and the grapes」
  風呂から飛び出す真琴
06.「木々の声と日々のざわめき」(アレンジ版)
  あゆに驚く祐一
07.「彼女たちの見解」
  屋上の踊り場での昼食会
08.「pure snows」
  校庭で待っていた栞
09.「the fox and the grapes」
  怒鳴り込む真琴(エロ本編)
10.「the fox and the grapes」
  怒鳴り込む真琴(豚まん編)
11.「the fox and the grapes」(アレンジ版)
  舞に斬られかかって驚く真琴
12.「風の辿り着く場所」
  ED
13.「Last Regrets」(イントロ)
  予告

 「木々の声と日々のざわめき」のアレンジ版は末尾しか使われてませんが、ちょっとテクノっぽいアレンジ。市販のCDには入ってなく、ゲームの初回限定版に付いてたCD『KANON オリジナルアレンジアルバム "anemoscope"』から。(この曲のチェックのためだけにゲームの初回限定版の新品中古を買ってきました。意外とあっけなく手に入ったのですが、そんなにレアなものじゃないのでしょうか?)
 今回は「The fox and the grapes」の多様が目立ちますね。真琴が怒ったり驚いたりするたびに使ってますから。ある意味、ゲーム音楽らしい使い方といえばそんな感じです。
 今回は映像面でのキャラのバストショットのレイアウトとか、この真琴の音楽の使い方とか、アニメというよりはゲームっぽい作り方が印象的です。(演出を見たら『らき☆すた』で監督を降ろされた人みたい)


【真琴とエロ本】

 この作品の序盤での真琴に対する一番のお楽しみネタがこのエロ本イベントなんですが、意外にも京アニ版では直接描写を避けてきましたね。直接描写って言ったってエロ本の中身を描いたりするわけではなく、本屋さんでそれらしい行為をするだけなんですが。
 確か東映版やPS2版では祐一と一緒に本屋に行っての話(名雪も一緒にいたかな?)で、祐一はそのリアクションを楽しもうとしてるという感じなのですが、真琴1人に本屋に行かせるというのは性格悪すぎです。
 ま、飯塚雅弓の声で「エロ本ください」ってセリフは東映版等で聴けるわけですけど、京アニ版でそれが避けられてるというのはちょっと寂しいですね。
 その代わり、怒って帰って来た真琴の、ちょっと恥らったように赤くなってる表情が何ともいえないくらい良いです。この表情は他では味わえません。


【肉まんと呼ぶな、豚まんと呼べ】

 祐一が買って来たのを真琴が欲しがって、豆腐の代金を使い込んで買って来た中華まんのことです。あすかの実家のある町では名産品の牛肉を混ぜたものも売ってるみたいですが、普通はほぼ100パーセント豚肉しか使ってないはずです。
 京アニもビジュアルアーツ(Key)もれっきとした関西企業なんだから、牛肉が入っていないのに「肉まん」などと称する不埒な習慣を追随してはいけません。ちゃんと「豚まん」と言わせなさい。
 ……ということで、真琴の好物は「豚まん」です。ちなみに中国で売ってるのは「ダンボールまん」です。

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