研究職への道

研究職を目指す人のための情報交換。
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就職決定

2005年03月20日 00時25分11秒 | 就職活動


 私事だが就職先が決定した。某企業の研究員として迎えられることになった。公募での採用だが、実際は知り合いの教授の強い推薦によるものだ。

 件の教授とは、かつて一緒に某プロジェクトで研究した仲だ。就職活動をしていて再確認した事だが、やはり人脈は重要だ。特に研究職は人脈が無いと就職が厳しいと言わざるを得ない。これからも人脈を大切にしなくては。


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一般向け科学雑誌

2005年02月26日 19時25分52秒 | 雑感


 現在発行されている一般向け科学雑誌の中でポピュラーなものはニュートンであろうか。科学朝日とクォークが廃刊になる現状では最後の砦だろう。

 ニュートンはビジュアル的で見やすいが、内容が少し物足りない。実験医学や細胞工学もいいが、もっと肩肘張らずに読める雑誌が欲しい。そんな中で最近読み始めたのは、POPULAR SCIENCEである。ハイテク製品や最新科学が簡潔にまとめてある。気分転換にちょうどいい。たまには英文の学術雑誌以外を読んでみるのもいいだろう。



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言葉は論理

2005年02月26日 03時40分34秒 | 雑感


 インターネットの利点の一つに、離れた人々と議論できることがある。しかし、内容のある議論が交わされることは少ない。話の腰を折るような意見が多いからだ。印象批判が多すぎる。

 呉智英の著作に「ロゴスの名はロゴス」がある。彼は文筆を職業とするようになってから、言葉(ロゴス)の本体は論理(ロゴス)だと知ったそうだ。「言葉の名は論理」。我々には論理的に語ることが求められていると思う。しかし、言葉を厳密に使って世界を正しく捉えるのは困難だ。言葉とは、何とでも使えるものなのだから。それ故、詭弁というものがはびこっているのではないか。

 論理力に関しては、私も人のことが言えた義理ではない。詭弁に陥らないために【特殊論法】論理学誤謬論 de fallaciisぐらいは常に意識しておくつもりだ。自分の肩書きや財産を論拠にすることは醜行そのものだから。 




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卒業証書の価値

2005年02月16日 09時08分46秒 | 社会


 卒業試験問題を漏洩したとして、埼玉医科大学の講師が懲戒解雇された。留年していた6年生2人から1200万円受け取っていた。学生はそれぞれ自主退学と除籍処分。事件は除籍処分された学生が大学側を提訴したことにより発覚した。なお、自主退学した学生は再入学したようだ。

 高い学費を7年間も払った学生の立場からすれば、今回の提訴は心情的にはよく分かる。今まで掛けたコストは莫大だからだ。この学生の道徳観はここでは問わないが、再入学する資金がなければ今後社会適応が難しい。必死だったのだろう。同様の事件が数年後のロースクールで起こりそうだ。生き残りに掛ける下位ロースクールが、合格率を上げる為に卒業の段階で学生を選抜する可能性があるからだ。

 卒業証書の価値は医学部の方が遥かに高い。卒業さえすれば、いつかは国家試験に受かるからだ。職場さえ選ばなければ医師の職が得られる。ところが、ロースクールは3回しか受験資格が得られず、合格率は精々3割。不合格者は法務博士と名乗ることになるが、名乗ったところで何の価値もない。法務博士には何の受け皿も用意されていないのだから。国家試験に3回落ちた瞬間、卒業証書はただの紙切れとなる。



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予備校の倒産 その次に来るもの

2005年02月13日 06時32分07秒 | 学問・大学


 準大手予備校Rが今月で閉鎖される。ピーク時には5000人の生徒が在籍したが、現在では500人にまで減少したようだ。市場原理の世界では、実績の伴わない予備校が倒産するのは仕方が無い。

 私の高校時代にはインターネットが無く、情報源はもっぱら出版物であった。当時R予備校の本を読んでみたところ、ほとんどの生徒が医学部に合格しているかと錯覚したものだ。その錯覚が解けたのは自分の大学受験時だ。一緒に面接を受けたR予備校生に聞いたところ、講義レベルが低く、実際の合格率は著しく劣っているとのことだ。その話を聞いて、高校生ぐらいでは広告イメージで騙されてしまうものだと思った記憶がある。

 予備校の次は大学だ。今まではあまりに需要が多く、供給側の大学には努力の跡が見られなかった。成功例は上智大学ぐらいだろうか。今後はイメージで大学を選んだ人には、将来大きなツケがのしかかる。意味不明な学問を標榜する底辺大学よりも案外、資格取得を謳う大学の方が早期に潰れるかもしれない。学費が高い分、受験生が慎重に選ぶからだ。事実今年度のロースクール適正試験では、志願者数が昨年比で38.9%減だ。医療系の大学では今後厳しい生存競争が行われることだろう。予備校と違って大学は履歴書に残る。誰だって母校が消滅するのは忍びないはずだ。興味本位で選ぶよりもまず損益を確認することが重要だ。



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高校における競争原理

2005年02月09日 09時10分58秒 | 社会


 静岡県下のある工業高校の本年度入学試験において、昨年度の入試問題を出題するというミスがあった。問題をチェックしたのは同校の7人の教諭で、誰も気が付かなかったようだ。

 入学試験とは、受験生が同校のカリキュラムを修了出来る能力があるのかどうかを試すものだ。選抜されうる生徒を想定して入試問題は作成される。同校の教育指針が伺える代物だ。ところが、問題を作成した教諭達は過去の問題を一切確認していなかった。教育に参加していないも同然だ。彼らがどの様な授業をしていたか想像がつく。件の高校はいわゆる底辺高校であろうが、教諭までその様ではまさに悪循環だ。

 高校は、最低限の学力を強制的に身に付けさせる義務教育ではない。競争原理を取り入れても問題はない。全国共通試験を行い、一定以下の試験結果であった高校に対しては、補助金削減等のペナルティを与えてはどうか。この時校長に人事権を与えて、全権を持たせるのが要だ。校長には、学校の評価を下げる教諭とは再契約しない権限を持たせるべきだ。無能な教諭が選ばれない仕組みを作ることが改革への近道ではないだろうか。




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フリーター漂流

2005年02月07日 16時46分03秒 | 社会

 NHKスペシャルで「フリーター漂流」という番組が放映された。舞台は通信機器メーカーの工場。人材派遣会社から派遣されたフリーターの悲哀が描かれている。

 世間一般で言われているフリーターを非難する決まり文句は

  ①フリーターなんかやってないで正業に就け
  ②仕事に貴賎は無いからフリーターでも頑張れ

である。これらは正しいのであろうか。以下は私の見解である。まずそもそもの誤解は、若者の就業問題よりも中高年の失業の方が深刻であるという間違った認識である。実際は中高年は労働組合に守られていて簡単にはクビにならない。それに対して、若者には正社員の地位が用意されていない。これは社会マクロの問題であるから、個人に原因を求めても仕方が無い。よって①は見当違いの意見だ。では②についてはどうだろうか。実はこちらの方が深刻だ。頑張れば何とかなるという認識はもう過去の遺物だ。現在、問題となっているのは仕事格差だ。何年働いても技術が実に付かず、キャリアにもならない単純労働を若者が強いられている。低賃金・長時間労働で。この現状を認識せずに、ただ闇雲に叱咤激励するのはあまりにも無責任ではなかろうか。

 これからの社会では、一部のゼネラリストかその他の個人としてのスペシャリストでしか存在出来ないのかもしれない。私が後輩やそして私自身にアドバイスするとしたら、「少しでもスキルが身に付き、経験が評価される仕事を優先して選びなさい」であろう。自分で自分を管理することが必要だ。




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大学事務への不満

2005年02月06日 18時57分07秒 | 学問・大学


 大学生のサイトを見ていると事務員についての不平不満を目にすることがある。特に社会人経験がある学生から見ると大学事務員の覇気の無さは深刻だ。

 私も経験あることだが、国立大学の事務員のモチベーションの低さは目も当てられない。図書館の司書はいつも不在であり、呼び出したら嫌な顔をされた。庶務や会計についても同様だ。彼らは毎日定時の5分後には自分の車に乗っていた。一生懸命働いているのは決まって非常勤の職員だった。そんな姿を見ていれば地方国立大生が公務員を目指すのは当然か。

 大学事務は外注でいいのではないか。現在でも警備員や清掃員は外注だ。彼らの方が何倍も働いている。その上コストも安い。労働組合側は抵抗するだろうが、あのような実態がいつまで許されるのだろうか。学生は立場上クレームしづらいだろうし、教員も異動が多いのでいちいち口を出さないから改善は難しい。少しでも改善させるには学生に大学はサービス業と認識させ、顧客としての自覚を持たせることが大事だ。そうして大学側に圧力を掛ければいい。大学は卒業証書発行装置ではないのだから。現にロースクールや予備校の学生は必死だ。





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底辺私大の役割

2005年02月02日 16時38分39秒 | 学問・大学


 現在受験シーズン真っ只中だが、底辺私大はしゃかりきになって学生を集めている。私の高校時代には考えられなかった事だ。Fランクなる誰でも入学できる私大が登場している。

 定員割れに怯える底辺私大では、高校教師や見学に訪れた生徒に高級なノベルティグッズを渡すなどして、あの手この手を使って学生を集めている。知り合いの教授からの伝聞だが、関東の某理工系私大では、進学してくれた高校生に対して直接キックバックをしているそうだ。その金額を聞いたときは、遂にそこまで来たかと思ったものだ。

 どの私大の広告を見ても、キャンパスライフの楽しさや資格取得しかアピールしていない。「国際」だの「コミュニケーション」だの、実態のないキーワードが並んでいるだけだ。卒業条件が英検準1級取得とか、カリキュラムの厳しさを主張することは出来ないのだろうか。大学教養レベルをマスターしていないと絶対に卒業させないとか謳った方が今の時代いいような気がする。理工系底辺私大は、自身の学生を国立大学院に送り出すことに特化した方がいい。学生の進学実績で自校を評価して貰えばいい。





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医学部再受験

2005年01月29日 12時47分55秒 | 学問・大学


 以前在籍していた研究室の院生(D1)から連絡が来た。中退して医学部を受け直すとのこと。中退理由は口にしなかった。

 近年、医学部を目指す研究者及び院生をよく目にする。彼らの転向の理由は主に、

  ①研究職に就くのが困難
  ②研究職への不適

である。①の理由で医学部を目指すことには賛成しない。パーマネントの職が見つかるまで、非常勤やバイトで糊塗する方がリスクが少ないと思われるからである。問題は②からの転向だが、これはリスクの高い賭けだ。医学部学士編入試験の倍率は20-100倍を誇る。多様な人材を募集と謳っておきながら、偏差値エリートしか受かっていないのが現状だ。一般入試から受けなおすのが近道であろう。医師になれば食いぶちに困ることはないが、素人が想像するほど裁量権のある職種ではないようだ。一般的な技能者に過ぎない。

 ②を減らすにはどうすればいいのだろうか。大学院を受験する前に研究職の実情を身をもって体験させるのが一番かと思う。学部3年生の段階で進学希望者には自由に研究室への出入りを許し、自分に不向きと分かったら就職へと転進させればいい。単なるお客様扱いするのではなく、テーマを持たせ、責任を感じさせるのも重要だ。





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翻訳に役立つGoogle活用テクニック

2005年01月25日 16時05分48秒 | 書評


 現在、Googleは30億ページ以上をカバーする巨大検索エンジンである。そのGoogleを生きた辞書として活用するためのテクニックが紹介してある。役に立つ活用法を幾つか見つけることが出来た。

 例えば、

  ①可算名詞と不加算名詞の判定・・・ヒット数により判定する。
  ②正しい表現かどうかの判定・・・フレーズ検索を活用。
  ③類似物(例:helmetとhard hat)の区別・・・イメージ検索を活用。
  ④最適な前置詞・形容詞の検索・・・フレーズ検索とワイルドカードを活用。
  ⑤用語の定義の検索・・・「inurl:glossary」又は「intitle:about」を活用する。
  ⑥こなれた対訳の検索・・・英和コーパスの活用。

である。特に③最適な前置詞・形容詞の検索法は特質ものである。現在活用しているライフサイエンス辞書プロジェクトも有用であるが、今後、英語論文を執筆する際には、このテクニックも併用するつもりである。

 この手のノウハウ本では、3行で纏まる内容を無理矢理100ページに引き伸ばしたものが多々見られるが、この本は良心的である。やや回りくどく、上級者には物足りないだろうが、一度目を通したらいかがだろうか。





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研究者の決意

2005年01月23日 03時23分49秒 | 学問・大学


 もう数年前の事であるが、東京大学のある研究室を訪問した時の話だ。一人の院生と談笑した。彼の研究テーマは、当時ホットな分野であるstem cellであった。

 彼は大学院に入学する前、脳神経外科医として数年間働いていた。そこで悟ったことは、当たり前だが「治せない症例は治せない」であった。それ故、治せないものを治したいと志し、研究の道へ転身したそうだ。担当教官が語るところ、彼はもう医者には戻らないと決意したそうだ。後の無い状態に追い込まない限り、世界レベルの研究は出来ないという信念からだ。この気迫は見習わなくては、と思った記憶がある。

 彼が筆頭著者の論文をCellで発見した今、あの時の決意は本心だったと実感した。

 
#stem cell・・・幹細胞
#Cell・・・生命科学のトップジャーナル





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職業免許

2005年01月21日 10時15分45秒 | 社会

 自身のHPで患者を中傷した耳鼻咽喉科の女性医師が諭旨解雇された。彼女は筑波大学に戻る見込みだそうだ。

 医療事故には様々な原因がある。「day」と「week」の理解が出来なかった埼玉医大医師のような無能が原因のもの。富士見産婦人科事件に代表される犯罪的なものなどがある。件の女性医師の例は、医療事故と言うよりも社会常識以前の問題である。医師である前に社会人として失格だ。自分に累が及ぶとは夢にも思っていなかったに違いない。しかし、この程度のことでは彼女が医師のギルドから追放されることは無い。医師ギルドには自浄能力が無いのだから。1971年から2001年までの間に医師免許取り消しを受けた医師はわずか36名に過ぎない。

 一定以上の医師の質を保証するギルド的なものは必要だろうが、医師社会のようなギルドでは、入会の際に人格面も評価すべきである。ところが、日本の医学部では18-20才の段階で10-30分程度の面接を行うだけであり、綺麗事を言ってお終いだ。もっとも、選ぶ側からして問題があればそれすら機能しない訳だが。入り口でうまく選抜が出来ないのなら、就業後に適正で選抜するしかない。そのためには修学期間短縮と入学定員増加が必要だ。就学年数を短縮すれば、適性が無かったばあいでも、他の職種への転身が容易だ。





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ウエット系以外の職種

2005年01月19日 08時40分17秒 | 学問・大学

 先日紹介した「博士号とる?とらない?徹底大検証!」の中に実験室外の職業として科学部新聞記者、科学評論家、弁理士等が紹介してあった。ウエット系以外の職種も気になるところだ。

 大学院修了者にとって科学部記者は適職であろうか?現実には、地方新聞社に科学部は殆ど存在せず求人自体も少数である。また、科学ニュースなどは大学広報からの垂れ流しである。とても専門知識が生かせる職場とはいえない。科学評論家にいたっては専任で身を立てている人物が何人いるのだろうか。この中で高度な専門知識を要求されるのは弁理士である。最難関の国家資格で要望される職務知識も多大だが得分もそれなりであろう。コストパフォーマンスが高い職業と言えるのではないか。

 ところで、実際の人気はウエット系に集中している。やはり、実際に手を動かして研究の醍醐味を味わうのは何事にも変えがたいのであろう。パテント・論文調査等の学術職に就いた友人が相次いで離職している話を聞くと彼らの心情を察してしまう。

#ウエット系・・・実際に動物・細胞を扱う生化学実験






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MRの実情

2005年01月17日 19時25分43秒 | 雑感


 昨年、某医学部の臨床系研究室を訪問する機会があった。ほんの5時間程しか滞在しなかったが、MRを6人も見た。

 MRとは医薬情報担当者のことで、簡単に言ってしまえば製薬会社の営業部員である。彼らの医師に対する猛烈営業振りはよく耳にする。実際も噂通りであった。彼らは助教授に面会の約束を取り付けていたのだが、助教授は彼らを無視して2時間も雑用をしていた。ここでは助教授の理非は問わない。彼は研究・教育・診察により多忙であるからだ。話を戻すと、その間MR氏は直立不動で待ち続けた。いくら高給でも私には耐えられない職種だと痛感した。
 
 近年MRの中には高学歴の人々が増えている。特に修士MRという薬学修士卒者が存在している。営業職を学術職と言い立てるつもりなのだろうか。理系の高等教育を受けた人材を営業に回すのは社会的損失である。日本の製薬会社の研究費は15年前はアメリカの半分程度だったが、現在はファイザー社の研究費が日本の製薬会社上位10社の合計よりも多いという有様だ。営業活動による目先の利益よりも、国を挙げて将来の研究分野に予算を注ぐべきだ。医薬品は国際市場で勝負する商品だから。





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