山の案内 歩き日記 |
朝のウォーキングで、NHKラジオ深夜便「明日への言葉」を聞いています。今朝は、再放送で、東京理科大学学長 藤嶋昭氏の話でした。その中でおもしろい話を聞きましたので紹介します。 藤島氏が、感動されたノーベル物理学賞朝永振一郎博士の言葉。 「ふしぎだと思うこと これが科学の芽です。」 「よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です。」 「そうして最後になぞがとける。これが科学の花です。」 藤島氏が、ここ十数年来、特に力を入れてきたことの一つが、若い人の"理科離れ"からの回復をはかることです。今も藤嶋さんは、小・中学生や高校生を対象とする"出前授業"に出かけて、自ら工夫した実験をして見せ、子どもたちの感動を呼び起こしています。 ◆出前授業での話し◆ 1 朝顔は、暗くなってから9時間後に開く。 2 タンポポの花は、温度が13度以上で明るくなると開く。13度以下だったら13度になるのを待って開く。 3 蝉は、木の幹に卵を産む。卵から孵化し幼虫になる。 幼虫は太く鎌状に発達した、前脚で穴を掘り、木の根に沿って、木の根の先端までたどり着く。 木の根の先端で、長い口吻を木の根にさしこみ、道管より樹液を吸って成長し、7年間地中生活をする。 7年後地上に出て、羽化し成虫なる。 4 人類が始まって以来、金は14万トン、50mプールで3杯分使ってる。 一方、鉄の日本の1年間の使用量は1億トンで、世界では10億トン、50mプールに3万杯である。 5 アインシュタインの相対性理論を構築したのは100年前。 相対性理論では、人工衛星の時計は早く進むので、時間修正されている。時間修正によりGPSの精度が向上している。 100年前の相対性理論が現代に役立っているわけで、これが基礎物理学の一面である。 |
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