maeken1's journal

サッカー好きの青年、maeken1の気まぐれ日記

おもしろい運動会

2017年04月29日 20時47分09秒 | スポーツ

開催しました!空前絶後、超絶怒涛の「おもしろい」運動会。
仕事以外の非日常も「仲間とおもしろく!」ありたい姿(^-^)

会社で運動会をするのは30年くらいぶり!?とか。。。

お揃いの青Tシャツを着て(^ω^)約150名が参加しました

はつらつドーム@愛荘町は全天候型!でも、この日は快晴

ヨシを飛躍させる、オリジナルの競技「Reed Throw」
という投てき競技など6種目!実行委員が工夫してくれました

運動会後はゴールデンウィーク前の「ごくろうさん会」(^O^)
とても「おもしろい」いい1日でした。みんなで着たお揃いの
青Tシャツと、ごくろうさん会お土産の記念のリエデンBOX


追伸:近くのカエルも見守ってくれてました
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好スタート

2017年04月23日 16時20分51秒 | スポーツ

愛荘町の野球、リーグ戦が開幕!
開幕戦は逆転勝ち(^ω^)連覇に向けて好スタートとなりました

ゴルフの練習もショートコースでの練習をスタート!
久しぶりにダイニック多賀グリーン倶楽部へ行ってきました

その後は打ちっ放しで長いクラブも練習..打ちっ放しの隣、
田んぼは水を張っていて、間もなく田植えのシーズンが到来!

雪もなくなった伊吹山が田んぼの様子を遠くから眺めています

水を張った田んぼに雲が映りこんでました

菜の花の上に鯉も気持ちよく泳いでいて。。。そんな季節(^O^)



追伸:本日は彦根市長選挙。。。今年は彦根城築城410年、
高齢化社会の都市のありかた、観光都市のありかたが問われる。
そして2024年の国体や財政など、様々な問題があるなか、
誰が市政をリードしていくことになるか。。。
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県花

2017年04月22日 16時14分39秒 | しが

しゃくなげ園一般公開@村田製作所八日市事業所へ(^ω^)

しゃくなげは滋賀の県花。。。「花木の女王」「霧の精」とも
言われ、豪華でかつ上品な美しい花は他に比類なき、と。。。
逸話に、青々とした葉並をみると一日の疲れも治り「癪に障った
ことも萎いでしまう(しゃくにさわったこともないでしまう)」
から「しゃくなげ」と呼ばれているとか、いう説明もあり。。。

植栽は1989年に始まったとか

今では第1~第3まで約1.2万㎡緑地があって

900本200種以上を植栽しているとか

ウッドチップが敷き詰めてあったりして

見応えのある庭園でした

一般公開に合わせて、イベントもいくつか(^O^)
自転車型ロボット「ムラタセイサク君®」によるデモ走行や

松ボックリクラフト教室など、とても楽しめました
(昨年の来場は5週間の期間に4000人とのこと)

帰りに、ヒトミワイナリー

あいとうマーガレットステーション

菜の花や梨の花など、桜のあとの春も感じて帰りました
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びわこピンズ

2017年04月21日 23時10分27秒 | ざっか・ぶんぐ

琵琶湖周航の歌100周年記念事業サポーターの「びわこピンズ」

神保真珠商店のびわパール(ビンテージ)がとてもステキ!

琵琶湖周航の歌100周年記念 加藤登紀子プロデュース
第1回びわ湖音楽祭@びわ湖ホールは6/30に開催!
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狼視眈々

2017年04月16日 21時52分55秒 | サッカー

3年ぶりの大阪ダービー(^ω^)

快晴のもと、とっても盛り上がりました

4万人超でチケット完売!

試合前後、ツイッターでもいろいろと話題に(この画像は引用)

杉本健勇2ゴール(逆転)で決まったかと思ったけれど。。
結局、終了間際にセレッソは失点して、2-2のドロー(ToT)
これがサッカー、これぞTHEセレッソ、というゲームでした

ガンバサポーターもたくさん来場!長蛇の列とはこのこと

満開の桜の中、久々の大阪ダービー楽しめました。次は勝利!
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彦根城の桜いろいろ

2017年04月15日 21時37分31秒 | しが

彦根城のお堀の桜(^ω^)

昼の青空から夕刻にかけて

そして、紺の空

そして、漆黒の中に映えるサクラ色

早朝の曇り空は比較参考まで。。。

アップもいくつか

満開の桜

白い桜もまた、をかし

堀を巡り

桟橋をわたり

石垣の上からも

彦根城の桜(^O^)とっても美しい
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彦根サクラ雨ニモマケズ

2017年04月09日 20時09分55秒 | しが

いちばんの花見の頃あいに、要らない雨..

その雨ニモマケズ、彦根の桜は7分咲き(^ω^)

彦根城の堀に映る桜も曇天にも勝る美しさ

天守と桜

下からも上でも

琵琶湖を臨んで

堀を巡る桜もまた美しい

あと数日は楽しめそう(^O^)
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CPK

2017年04月08日 16時48分05秒 | ぢぶん

体調は悪くない。体重も落ちて良好のはず。
ただ、CPKという項目が異常値が出て2回の再採血も原因不明。
ネットによると、CPK異常は、心筋梗塞などが疑われ、痛みの
有無や心電図検査を総合して診断するとか。また特に高い数値を
示す場合にはアイソザイム検査をし、異常箇所を確定することが
不可欠とのこと。2回の再採血でアイソザイム検査してもらった

結果。。。
BB(脳外傷・脳梗塞・急性脳症など脳の病気)異常なし
MB(心筋梗塞・心筋炎など心臓の病気)異常なし
MM(横紋筋解症・多発性筋炎・筋萎縮症など)???
抗核抗体(膠原病による臓器障害など)異常なし   

ひとまず、高尿酸血症の薬=アロプリノールとフェブリクのうち、
フェブリクを止め、アロプリノールだけにして、様子を見るとか。

急な運動をしたか!?けんこうプールが3月末までということで
水泳に急遽、行ったのが影響してるのか不明?まあ、そんなこと
含めて様子を見るとか。。。

最近はお酒を外に飲みに行った(多く飲んだ)翌日、少し後頭部と
肩・背の痛みが残る感じ。首の後ろの皮膚炎が少しある。CPKの
異常値のあと、少し気になって胸のモヤモヤがある、という感じ。。
食欲は普通にあり、今年は風邪もひかず健康に過ごしているけれど。

何はなくとも健康第一!
セルフコントロールして、無理せず、おもしろく!
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2017読書 第1Q

2017年04月08日 16時13分37秒 | よむ・きく・みる

だいたい週1冊で読みたい書物。第1四半期で22冊はまずまず。
今年も備忘のための記録。少しだらだらと。。。書きすぎた!?
まずはこちら(^ω^)~

「リーチ先生」原田マハ

高村光太郎によって導かれたカメノスケとリーチ。
物語のはじまりは小鹿田。カメノスケの息子、小石原出身の
高市が来日したリーチの付くことからスタートする物語。

日常的な器にこそ、普遍的な美が宿る。リーチ先生の教え。
民間で作られている陶器「民陶」は名も無い職人の手で
生み出される器に美を見出した。柳宗悦いわく「用の美」。
昨日があって優れているもの。その代表がカメノスケ!?

やったことがない、行ったことがない、体験したことがない。
だからこそ、やってみる、行ってみる、自分自身で体験を
してみる。濱田庄司いわく、僕たちは、無知で向こう見ずで
大胆で、とんでもないやつら。。でも、それはすごいこと
なんじゃないか。自分にしか創れないものを作り続ける。
ほんものの芸術家になる。カメノスケは無粋で謙虚な人間。
だけど、やってみたいという欲望が創造を生む。芸術家に
なれる素質がある。

ウィリアムモリス提唱の「アーツアンドクラフツ」運動を
実践し、芸術家と職人が一体となり、理想に燃えて仕事を
する場、西の果てセントアイヴスにできたリーチポタリー。
太陽と月、東と西、日本とイギリス、昨日と今日、今日と
明日。いま自分たちが生きている不思議。生きて、呼吸を
して、同じ目的を持ち、同じ理想に燃えて、同じ夢を見て
いる不思議。そのすばらしさ、ありがたさ。。。

柳曰く、リーチは芸術で東洋と西洋を編み合わせている



次に人気タレントの作品。。。

「夜を乗り越える」又吉直樹

本は僕に必要なもの。
自分を不安にさせる、自分の中にある異常と思われる部分や
血管と思われる部分が小説として言語化されているところが
嬉しかった。自分は変ではない。あるいは人なんてみんな
どこか変な面があるのだと知ることが出来た。本は自分の
生活に直接反映されるもの。

25歳で死ぬ想定。中学の時はノストラダムスの大予言の
せいで19歳で死ぬと思ってた。人生は決して長くない。
短めに寿命を設定し、その限られた時間で何をやるか決める。
生き延びたら、また設定しなおす。

笑われたらあかん、笑わさなあかん、って凄く格好良い言葉
やけど、あれ楽屋から洩れたらあかん言葉。。。でも本来は
笑われても良かったんじゃないか。お笑いはあくまでも現象。

過ちという結果に至るまでの過程を見なければ、考えは
深まらない。過ちを犯すつもりがなかった人間が過ちを犯す。
過ちを犯さざるを得なかった状況に至る道筋を知らなければ
ならない。それを知ることができるのが小説の役割の一つ。

たまに、ふと目にしたり耳にした言葉から啓示を受ける時が
ある。それは言葉だけがすごいのではなくて、自分の人生と
いう物語に、言葉が奇跡的に乗ることができた、ということ。

純文学の誠実さ。様々な視点から見ることによって実像が
浮かんでくるのが、純文学のおもしろさ。

その夜とは太宰治の命日の6月13日。「私は心の王者だ」
と楽観的に全部嘘でした、とその夜を乗り越えなくては
だめだった。芥川は「或阿呆の一生」を書いた後に自殺する。
完全は一瞬にだけ宿る、と思わなかった芥川。。

遠藤周作「沈黙」曰く、人生に必要なのは悟りではなく迷い。
葛藤を描いた「沈黙」はどっちにもいけない主人公が迷う。。
迷い続けている状態が実は大事。本の中には答えはない。
答えは自分の中にしかない。。。とか。。う~む。いろいろ

「働く男」星野源

仕事が好き。やりたいことを一生懸命に。働く男、星野源。
才能がなくても文章がうまい人にあこがれ書くことを楽しむ。
才能がなくてもやる。才能のないものが、面白いものを創り
出せたら、才能のない、俺の勝ち、という書く男、星野源。
自分を解放してくれた、生きさせてくれた演技というものを
好きだからやる、追求する演じる男、星野源のエッセイ。。

ショートストーリー「急須」はアイドルとダブらせつつ、
探し物の急須を探すなかで起こる事件の中での夫婦間の物語。

映画コラムは又吉書評の書きっぷり方に似ている。最初に
自分についてストーリーにまつわるような過去の思い出、
そして映画についてストーリーが書かれて、まとめてある。
そんなこと考えてたら、最後に星野源X又吉の対談があって
ビックリ。。ともに働く男、対価のある中で好きなことを
予定調和から外れてどれだけできるか。

園子温曰く、星野源は本物の人生肯定家とか。。なるほど!




「人間の煩悩」佐藤愛子

人生を考えさせる一冊。佐藤愛子のエッセイの編集本。
人間とは、人生とは、という章からはじまり、男と女、子供、
あの世、長寿というくくりで、まとめられている。。。

協調性の持てない私は、自分の自我の強さを苦労を引っかぶって
しかたない、妥協しない、我儘を正直という美徳の方へ引っ張る。

昔は心にない優しさを形式によってカバーした。優しさは、人間
への理解力、洞察、推察の力によって培われるから、そう簡単に
持てるものではない。よって、気配りの形式を教え、形式に従う
ことでやさしさの代わりにすることを考えたのだろう。現在は
無駄が省かれ、鈍感さの生地がむき出しになっている。

無理に立派な人になる必要はない。立派な人になろうとしては
いけない。意識して行為せず、ただ想うだけでいい。想うことが
いつか身についていること、それが大事

「とらわれない」五木寛之

友情とはなかなか長続きをするのがむずかしい。この人とは気が
合いそうだな、と思う相手とはできるだけ距離をおき接するよう
努めてきた。淡く長い友好関係は少なくない。友は遠きにありて
思うもの、と密かに思う。

無財の七施、とは経済的に余裕のない人にでもできる、布施の
いくつかをあげたもの。人に席を譲る、やさしい言葉をかける、
など。加えて、和顔施。笑顔で人に接するということ。笑顔とは
言わずとも和やかな表情で人に対するだけでいい。

びっくりしたことを書く「びっくりノート」。六十を過ぎると、
人間あまり驚かなくなってくる。要するに心が不感症になって、
びっくりすることが少なくなる。鵜の目、鷹の目でキョロキョロ
していると、世の中は驚くことばかり。一日一驚。ただし、意識
してびっくりするようにしないと、何となく一日が過ぎてしまう。
驚きは向こうからやってくるものではない。驚くことの習い症は
今の私を支えてくれている。

いちど口から出てしまった言葉は取り返しがつかない。
「口は禍のもと」。だからといって、やたらと口を慎むという
のはどうだろう。人間的な失敗を繰り返しながら高いポストに
ついた人はいくらでもいる。「災い転じて福となす」
「人を見たら泥棒と思え」「渡る世間に鬼はない」は共に真実。
私が勝手にこしらえた諺の一つに「出る杭は打たれるけれど、
出ない杭は腐る」は人生にはそういうこともあるのではないか。
「病は気から」自分に圧力をかけすぎると別なとこに影響が出る。
何事も面白がって!

「人生というものは思うにまかせぬもの」
仏教の、ブッダの出発点、根本の発想。思うにまかせぬ人生を
どう生きるか。究極のマイナス思考。だから、とらわれない。

「自利利他」自分を利することと、他人を利することを一体と
するのが理想であるらしい。しかし、年を経て円くなった人
よりも、老いてなおエッジの立った人のほうがおもしろい。
というのは私だけの偏見か。。。

若い時の貧乏をいいとはいわないが、年をとっての格差はどう
しようもない。何はともあれ、両親よりは長く生きた、それを
有難いと思い、愚痴などをこぼさずに日々を送るしかない。

最近は高齢者でも体の丈夫な人が多い。その原因は3つ。まず
栄養。次に医療。そして健康知識の普及。それでも、腰、腹、
胸、とあがってきてとどのつまりが頭。なんといってもボケる
ことはなおせない、なおらない、ふせげない。錆びることは
遅らせることは可能かもしれないが、止めることは出来ない。
老い方は昔と違う。去り方も一変。改めて覚悟する必要あり。
念仏があっても信心がなくては生きることはできない。

「悩みいろいろ」金子勝

朝日新聞「悩みのるつぼ」の筆者の回答は本を題材にしたもの。
各章のタイトルと冒頭のまとめがすごく心に響く感じ。それは。

①孤独と不安:新自由主義がつながりを断ち切る現在
②予想と後悔:人は予想と期待が外れ反省後悔する社会的動物
③リスクと備え:人災を防ぎ、予想し備える。その心構え大事
④距離と親密:親子関係は無償の愛。互いの距離に反比例も有
⑤互酬と贈与:夫婦は互いに独立人格を認め合っての無償の愛
⑥自己と他者:分断を越え互いに役立ち感謝しあう社会を創る
       共通の善を追求する歓びをいかに分かち合うか
⑦利己か利他か:自分がかわいい/人のために役に立ちたい、
      私益に還元できない社会の公正・公共を考え貢献
       (見返りのある桃太郎、見返りのない金太郎)
⑧嫉妬とコンプレックス:社会根底にある個人的な卑しい感情
            時に向上の原動力、分断させる力
⑨融和か闘争か:怒りは行動の原動力。方向性を見失わせる源。
        怒りの感情は放出されるとストレスを緩和。
        怒るべきは怒り、寛容=コントロール必要
⑩希望と絶望:夢と希望=いきいき努力。絶望・不安どう脱す

そして、自問自答。真剣に生きると悩み迷う。いったん肯定し
真剣に向き合って前に進むしかない。そのプロセスが人生!



「春に散る」(上)(下)沢木耕太郎
物語の画像がアタマに浮かぶ。映画になりそうな小説。

心残りを心残りのままにしておくのはやめよう!とキューバの
見えるキーウエストに立ち、心臓の病に倒れた広岡仁一は思う。
そして、日本に戻り、真拳ジムの四天王とチャンプの家での
生活をはじめる。

「俺たちに元ボクサーという以外の生き方があるのか」
ボクサーはボクシングをやめたあと、どう生きていけばいいの
だろう。。。これは老いた元ボクサーの問題でなく老いた元
壮年男性の問題かもしれない。老いをどうに生きたらいいのか。
どのように死んだらいいのか。それはどのように人生のケリを
つけたらいいのか、ということにつながるものなのだろう。
鳧は簡単にはケリをつけようとしないように粘り強く努力を
しなくてはならないと言われてきたが、そろそろケリをつけ
なくてはいけない。。。

火は鉄を試し、誘惑は正しき人を試す、ドイツ思想家の言葉を
真田会長が話してたのを思い出す広岡。その会長に影響された
広岡。規則はないが挨拶だけはしっかりと互いにやるのが規則。
おはよう、おやすみ、いただきます、ごちそうさま、行って
きます、ただいま、ありがとう、ごめんなさい。8つの言葉が
言えたら集団生活は円滑に行く、これだけは常に口にするよう。
特に「きちんと礼を言う、きちんと謝る」。。。

多摩川の桜と広岡仁一の心臓発作。これがキーとなる感じ。
土井佳菜子と犬のチャンプ、この仲間も物語に風を加え下巻へ
若干、春に散るというタイトルから終末が読めるのは残念。

戦う理由、それは世界で最も自由な存在になるため。。。
ボクシングはパンチの強さでなくスピードとバネとスタミナ。
真田拳闘倶楽部、募集広告。。頭脳明晰なものに限る。
正直の反対は嘘をつくことではない。話は省略できる。相手が
聞きたいことは何か、大切なのはそれを考えて話すこと。頭が
いいか悪いかは、、考える習慣があるかどうか。考える習慣を
持っている人を頭のいい人と言う。天才的なスポーツ選手という
のは無限に考える力を持っている人。いい人とは。。。自分が
そうなりたいと思える人物無限に自由でいて、無限に孤独。
それがボクサーの本質。訪れたそのときを静かに受け入れよう
としたが、その片隅にもう少し生きてもいいな、という思いが
生じてきていた。。。

その場にとどまりたくないという思いだけで、ここまで歩き
続けてきた。しかし、いま、自分は、遠ざかろうとしている
この場所に心を残している。春から春までのこの一年が、
自分に心を残すべきささやかな場所を与えてくれていた。
そんな場所があったということ、人はそれを幸せと呼ぶのかも



「永い言い訳」西川美和

映画にもなったけれど、これは秀逸。。

もう愛してない。ひとかけらも。愛するべき日々に愛することを
怠ったことの代償は小さくない。別の人を代わりに愛せばいいと
いうわけでもない。色んな人との出会いや共生は、喪失を癒し、
用事を増やし、新たな希望や、再生の力を与えてくれる。喪失の
克服はしかし、多忙さや、笑いのうちには決して完遂されない。
これからも俺の人生は、ずっと君への悔恨と背徳の念に支配され
続けるだろう。こころのうちで誤ったって、それを許してくれる
君の言葉は聞こえて来ない。それでいてたとえ君がどんなに俺を
ののしろうが同情しようが、あいにくそれも俺には届かないよ。
人間死んだらそれまでさ。俺たちはふたりとも、生きている
時間というものを舐めてたね。。。死ぬって、迷惑かかるんだ。
物理的にもそうだけど人の気持ちに、迷惑かかる。君たちの例が
その最たるものだよ。君みたいに、事故で死なれてさえ、そう
なんだ。ほんとうに、迷惑したよ。。。
あのひとが居るから、くじけるわけにはいかんのだと思える
「あのひと」が、誰にとっても必要だ。。。人生は、他者だ。
ぼくによって、死んだ君が今の今になっての、「あのひと」に
なりつつあるような気もするよ。遅いかあー。。。

「社長室の冬」堂場瞬一

現場においておくには危険人物として社長室に異動させられた
新聞記者。身売りの話のある会社(新聞社)は社長の急逝に伴い、
トップが交代。紙かデジタルか、外資参入、創業家、新聞社が
身売りという中で様々な関係者の人間模様が描かれて面白い。。



現代の社会問題を考えさせられる2作品。
まずは、「がっかり行進曲」中島たい子

運動会、合唱祭、学芸会、遠足、大切な日に限って発作が起きる
佐野実花。その折にがっかりしてく。たくさんがっかりを貯めた、
がっかり長者。。。

二宮先生いわく、がっかりする、ってことは、とても大事なこと。
たくさんがっかりして、人は成長するのだから。

たくさんがっかりしたんだから、君は無敵だ。
もっと自信をもちなさい。もっと堂々としてなさい。
がっかりでいい。。。そのままにしておきなさい

「父よ、ロング・グッドバイ-男の介護日誌」盛田隆二

僕たちもお年頃になってきて、両親のこともいろいろとある。
実際のところ、実家の近くにいる姉に頼りっぱなしが現実で
申し訳なく思うものの、なかなかどうしていいものか!?

以下のような描写はとてもリアルで心情察するものあり。。。

母の難病に正面から向き合おうとしない。抜本的な知慮法のない
難病にかかったことを父は認めたくなかったのだ。

父と息子の二人だけになると、ほとんど会話は弾まない。ぼくは
窓から景色を眺めて15分ほど時間をつぶし、三時になったので
父を急き立てて居室を出た。。。

いつのまにか父にとって、のぞみ苑が帰るべき家になったのか。

知性の抑制がなくなった分だけ、健康な人よりも感受性は豊か。
嬉しいという気持ちをそのまま外に出すし、誰かにほめられたり
好意を寄せられたりすると、もう全身で喜びを表す。。。知能は
確かに低下しているけれど、70年80年と生きてきた自信と
誇りをみなさん、お持ちです。

「自分を外す」と言えばいいのか、歯車を無理に回そうとせず、
自分にかかわるものを外してみる。すると、うまくいきだした。
「君がつらいのは、まだあきらめていないから」

最後に差し掛かったところで、父親から
「お前は試合に負けた」というところは、なかなかやりきれない。
病院の対応だったり、介護施設の方針だったり、介護担当の方の
方法論だったり、いろいろとあって、何とも。。。

日野原重明さんが小学生に向かって曰く、
自分の時間を人のために使うことが命を大切にすること。それに
いつか気づくときが来るから、それまで自分のためだけに時間を
つかいなさい、、、とのこと。



企画系の仕事についての2冊。
「たのしごとデザイン論」カイシトモヤ

タイトルにある通り、どの仕事に就いても好きなものを捨てない
ということが大事。「たのしくいこう」創造する仕事は楽しい。
クリエイターでやっていくにはモノづくり(コンテンツ)だけで
なく、それをどのように社会に出していくかという文脈作り
(コンテクスト)が大事。文脈作りを学ぶことこそが、楽しく
仕事をするための最大のコツ。面白くなくてお金がないことは
絶対にやらない。

時間と仕事を考えると、時間管理は大事な課題。クリエイターの
仕事は、締切までに必ず成果を出す宿題仕事と限られた時間内に
タレント仕事がある。モードの切り替えと余暇という資源の設備
投資が大事。自分時計で動きたい。

持続可能性がないと成功が見込めない。そして付加価値が大切。
労働を売っている、という考えではなく、デザインという価値を
売っているという考えが重要。お金に含まれない価値も含めて。。

言語化は重要。なぜならば、きちんと言葉にできるということは
自分の中で客観的に整理された状態であることだから。。

褒めることが現場の良いムードづくりになる。さらに、正しく
褒められることで、批判や要望が受け入れられやすくなる。
悪いところも正しく指摘することは重要。

自らの意思で積極的に情報を取り込み、自らの体験に変えること。
「遊ぶ」ことは自分のアイディアを使って「より良くすること」


「おそ松さんの企画術」布川郁司

日々の中にある違和感がヒットにつながる。違和感をつかんで、
とことん押し広げてみる。赤塚不二夫はかつての貧しさを背負い
でも、それを笑い飛ばす。だから深みがある。

環境が変われば、勝ち負けの基準も変わる。
作品作り(クリエイター)においてはマーケティングを考えず、
しかし作品を成立させ利益を上げていく(プロデュースの)ため
にはマーケティングを考える。自分自身もワクワクするような
スタッフィングで、チームに刺激を生み、一体感ある「いい匂い」
を生み出す。そのとき、企画は大化けする「いい匂い」生み出す
のは好奇心。いかに企み、いかに画策するか、が企画術。画策を
するためには、市場を読み、流行を察知するではなく、属人的な
仕事の中で、もっと生々しい「人間力」が問われる。

企画を任せてもらうには手を抜かないこと。丁寧な作品づくり。。
人に投資し、人を育てる。。。それが最強の企画術



組織を率いるリーダー、組織運営について3冊。
まずは、「職場を幸せにするメガネ」小林嘉男

覚悟を決めて行動すれば理想は必ず叶う。そう信じる。リーダーは
幸せ専門家。会社は幸せを作る。一緒に働くメンバーがどうすれば
幸せになるか。リーダーは幸せについて、もっともっと勉強しなく
てはいけない。

アドラー心理学の4つの要諦
①認知論:主観的な認知のメガネの存在を知ろう
②共同体感覚:自分が好き・人は信頼できる・私は貢献できる
       それを満たせば、人は幸せだと感じれる
③目的論:過去を対象にする原因論でなく未来の目的に着目
④勇気づけ:褒める/叱る(勇気くじき)でなく勇気づける
      1人1人へのマネジメント

組織の成功循環のグッドサイクル
関係の質→(気づき・当事者意識)→思考の質(自発・挑戦)
→行動の質→(成果が上がる)→結果の質→(信頼・尊重)→

横の関係でのフィードバック
①成果物の優れているところ②目的・目指すべきゴールの再確認
③ズレを修正し、更にできることはないか④出てこないなら提案
(YOU&Iメッセージ=納得感が強いものになる)

リーダー(船長)として航海を導く
①想いを明確にする②組織として大切なことを共有
③お互いを知り関係性を構築④動き出す仕組みを作る

ビジョン・ミッション・バリュー・行動指針
(使命=存在意義・展望・価値観=大切なこと・活動のよりどころ)

感動はあっても理動はない。普段からWHYを伝えること。
WHYの部分を大事に思いを伝えること。基礎もふまえつつ。。

「キリンビール高知支店の奇跡」田村潤

現場に本質がある。そして、人間の能力は無限大。。。
左遷!?された筆者が地方の現場から進めていく改革。

以下、田村語録。。。
・事実をベースに考えつくす:現実をしし視して学ぶ誠実さ
・理念:何のために仕事をするか、この会社は何で成り立って
    いるかというアイデンティティ。困ったときの道標
・ビジョン:理念に基づいたあるべき状態
・腹をくくる:コミットメント=約束。すべてはリーダーの責任
・成功体験:改革というチャレンジに実績は大きな力になる
・ブランドとは守りの思想:今のお客様を徹底して大切にする
・営業のイノベーション:既存のものや力の組合せ方の革新して
            社会的価値を実現(vs官僚的支配)
・リーダーシップの確信の支え:ひたすら考える。未来を創る。
          実行力への信頼。戦略の柔軟性(適応力)
・勝ちたい執念:お客様の獲得という競争への執念(創意工夫)
 ※勝つ=美味しいキリンビールを飲んでいただくお客様を増やす
 ※不屈の精神と主体制の確立=決してあきらめない
 ※現場力こそが最大の競争力の源泉=勝負の決め手は前進する力
・結果のコミュニケーション:自律的に立てた目標(約束)に対し
              結果の要因をコミュニケ(責任感)
・最少のコストで最大の顧客満足を:
 お客様本位・基本の徹底で前進。やりがいと成長をもたらす
・チームワーク:個人で勝てなくてもチームで勝つ。精神的力
・量は質に転化:基本的活動を愚直に地道にやると質になる
・苦しい時の改革は地方から:限られた場所で共感を得る活動を
・顧客目線のシンプルな戦術:複雑すぎるとやらない、効かない
・バックミラーを見て運転しない:現在と将来は自分の手にある
・動きあるものとして捉える:市場は動く。ダイナミズムに関心

その他の語録。。。
・勝ちに転じた要因は、捉え方であり、行動スタイル
・支店の役割:会社の方針と意味をよく理解した上で、
       顧客からの支持を最大にするために、
       絞り込む施策を決め、効率的なやり方を議論し
       現場ならではの工夫をし、実行する。
       その結果をチェックし、次に生かす
・何も考えず行動(=お客様に良いか、社長になったつもりで)
・経営は実行力。主体性を持つ、結果を出す、基本を徹底する
・リーダーとは(正しい決定・現場を熟知・覚悟と責任感を持つ)
・ブランドは強みの強化。ラガーはラガーらしく。。。
・勝負の時はディティール。リーダーへも具体的なメッセージ

こうして内務女性が営業でイキイキとして1番を取り戻す(涙)

「小さくても勝てる」平井伸治

話題を味方につける。ないを評価してもらう。3つの福。現場・
行動・結果主義。幸せは近くにあった。小さい=知・意・彩など。

小さい県の改革がニッポンを変える。
コンパクトな県だからこそ発揮できる地域再生とは何か?
地域のポテンシャルを引き出し、産業の活性化、観光の振興を
目指す。漫画、アニメとのジョイントでクールジャパンを展開。
企業誘致や移住も率先して推進する新しい地域再生の試みを
具体的な案件から探っている。斬新な発想とダジャレで地域に
奇跡を起こす。日本一人口が少ない小さな県が実践する「鳥取型
民主主義(デモクラシー)」とのこと。地方創生、ポジティブ戦略



仕事の仕方、方法論の2冊。
「トヨタ公式ダンドリの教科書」佐々木眞一

上司に「やり直し」と言わせない仕事術、ということで
若手に教える仕事のセオリー、自工程完結の48のノウハウを
初公開!とか。。。仕事の工程が見えにくいホワイトカラーは
属人的な部分が多く手順が頭の中にあるため、バラツキが発生
する。そこで、ホワイトカラーの職場でも「品質は工程で造り
こむ」という考え方を取り入れたのがトヨタの仕事術とか。。。

質の高い仕事とは
①お客様(後工程)に満足いただけるアウトプットを出すこと
②結果を生み出す過程を重視し、環境が変化しても良い結果を
 継続的に出し続けること
③同じアウトプットであれば、効率的にお客様に提供すること
ということで、職場における知見を組織的に蓄積し、継続的に
仕事の中身を改善していくプロセスを重視する考え方がベース。
お客様に低居ゆする価値を定義し、その価値を提供するための
方法を考えていく。価値を提供する方法を考えていくためには
仕事の手順を考え、手順ごとに必要な要件を明確にしていくこと。
さらに考えた内容を関係者と合意して確実に実践していく。
そして、終わったら振り返り、仕事で得られた地検を伝承する。

トヨタの仕事術の8つのポイントとは、以下の5つの明確化
①目的・目標(到達レベル)②最終アウトプット(ズレ防止)
③手順(モレなし。イメージ化)④要所での判断基準(具体的)
⑤手順ごとの必要要件(情報・道具・能力・注意点/理由)
そして、⑥要所での自信をもって進められるようにすること。
⑦結果と進め方の振り返り⑧得られた知見を伝承すること。

結果、部分最適がなくなり、進捗確認が適時にでき、コミュニ
ケーションが深まり、強みが最大限に活かせ、情報共有が進み、
会議が減り、理不尽が見え、失敗が減り、妥協がなくなり、
生産性が上がり、モチベーションが上がる、とか。。。筆者曰く
本書が日本の「働き方改革」に少しでも役に立てればとのこと

こちら少しゆるい「たとえる技術」せきしろ著

「たとえる」と一瞬にして目の前の世界が変わる。それは風景を
鮮明にし、感情を際立たせ、想像力を掻き立て、そして伝わる。
見えるものも見えないものもすべてを変えるのだ。。。

本書はそのきっかけを与えたい。それを第一に考えているため、
たとえに関する難しい話は省き、「~のような」「~のように」
という、わかりやすい形に特化している。。。ということだ。

面白い例:
事実の次は史実。歴史上の事実、あるいは事実とされてるものを
使う。歴史である分、創作が多少入ってくる。視点を変え、更に
創作色が濃くなった昔話に当てはめる。さらに視点を変えて神話、
となる。たとえを作るときに、たとえたい対象を見る視点を、形、
色、動きなどと変えれば、多種多様なたとえが出来上がるはず。

著者はいつの間にか、たとえが自分の存在を示すための手段と
なったとか。他人とは違うたとえを入れることにより、差別化を
図り、独自性を出し、アピールするようになっていたとのこと



次は日本人観と世界観。。。「日本人の肖像」葉室麟著

著者の歴史観で表現される人物像も違ってくる。
黒田官兵衛も吉川「如水」と司馬「播磨灘物語」で異なる。また
葉室麟のそれも違う。キリシタンを切り口に歴史観を捕らえた
司馬に近いとか。。。宮本武蔵像も山本周五郎「よじょう」と
司馬「真説」では異なる。精神性を重んじた吉川・山本版に対し
スピード・技術・能力で勝つ合理性を描いた司馬、というとこ。

いろんな転換点がある。
戦国の中で、秀頼の位置づけも面白い。太閤の後継としての
秀頼が支持されるか、家康の後継として家忠が支持されるか。
秀吉の朝鮮出兵の失敗、明の朝貢貿易と琉球王朝、日本の海外
進出が測れるという見方はとても面白い。

「天皇制」についてもその時代によって捉え方が異なる。
象徴天皇制が機能しているのは、後醍醐天皇を除くと歴代では
象徴天皇制の性格が強く、日本社会に象徴天皇制という天皇の
あり方がなじんでいるのでは、とのこと。憲法についても、
グッドルーザーとして、その美点を認めるか、押し付けられた
と理解するか。。。とか。

日本人は聖徳太子の憲法十七条にある「和を以て尊しと為す」
という考え方が好き。明治憲法の五箇条のご誓文の骨格「万機
公論に決すべし」という理念も国民に受け入れられる。そこは
欧米の国会議論とは少し異なることだとか。

宗教と国家に関しても面白い。日本は宗教は個人のもので、
欧米や中東のそれとは異なるというのは興味深い。人間には
生まれながらにして人権がある、という考え方が中世から近世
にかけて欧州で理論化される。この人間尊重の思想の源流を
たどっていくとキリスト教に行き着く。欧米はこのキリスト教
的な人間観が土台。では、日本は。。。明治憲法が出来るとき、
日本では神道にも仏教にも欧米のキリスト教のような力はない。
精神的な支柱となりうるものは天皇しかないという結論を伊藤
博文は出したとか。国民が圧政に抵抗して勝利して自分たちで
憲法を作ったことがない日本。日本人が平和を求め続けてきた
証がそこにあるのでは、とか。それが「この国のかたち」。。
日本人には内なる倫理(矜持)があり、かつ貪欲な生きていく
ためのリアリズムもある。理想と現実、両極端に振れる心を
持つことが日本人の特質だ、とのこと。自立してストイックで
パブリックなものに奉仕でき、惻隠の情を持ち、行動する

「世界観」佐藤優

外務省でインテリジェンスを務めた著者のSAPIO連載の編集。

どっちの意見にも一理ある、ここは両方を尊重し、自分はどちら
側と言わないことにしたい、といった態度は、単に思考停止で
しかない。まえがきにあった香山リカ「50オトコ」の言葉は
世界の中の日本を象徴したような言葉!?世界を国家として生き
抜く場合、そんなことではいけない。価値相対主義的なところも
あるが、自分の立場ははっきりさせるべし。絶対に正しいものは
ある、。ただし、それは複数あるということを理解して。。。

・オバマのチェンジはマイナスのミニマム化。でトランプは!?
・プーチンは北方領土で譲歩する。が、日米同盟へのゆさぶりや
 対中エネルギー政策などもあり
・中東はトルコも含めイスラム教の覇権争い。スンナ派のサウジ、
 トルコ、ISに対して、シーア派のイラン、イラク、シリア。。
 原油価格低迷でも減産しないサウジは国際オイルマーケットで
 主役の座を渡さず、ISへも供給しつつ、イランを持久戦に
 追い込んでいる
・海の国際法は、低潮時の海岸線を基線とし、基線から12海里
 が領海=領土。ただし、無害通海権あり。領海の外12海里は
 接続水域=停止・臨検する権利有り。接続水域外176海里に
 排他的経済水域=許可なく操業不可。潜水艦は例外。国旗を
 掲げないと海賊船
・イスラエル諜報機関モサドは優秀。インテリジェンスの失敗が
 国家消滅に関わる(アメリカは間違えてもコスト増えるだけ)
・北朝鮮は恫喝でアメリカに求愛を示している。シグナルを送り
 つつも挑発は加速している
・アジアを巡る優越感と劣等感。中華世界に対し朝鮮・韓・高麗
 などコリア半島は劣等感を持ちつつも日本は東夷。日清戦争で
 逆転したり。コンプレックスの歪な集積がある
・日本は新しい公共をどの政党も主張。公共性を重視し、安全
 保障体制を強化し、領土を保全する。いわゆるフランス革命の
 ジャコバン派。対して石原慎太郎や橋下徹はナポレオン型独裁
 者=帝国主義的。。
・社会問題のブラック企業も日本の資本主義に組み込まれている。
 教養を身につけた本物の選良がブラック企業から抜け出す方策
・日々流れる時間をさすクロノスに対して転換点を表すカイロス。
 歴史的転換点のカイロスをしっかり受け止めて考え、生を放り
 出さず生産の哲学で復興を可能にすべし

ということを考えつつ、世界観をもって前に進んでいこう!



最後はふるさと長崎についての本。
長崎の教会堂~風景のなかの建築」木方十根、山田由香里著

長崎の浦上天主堂を司教座とするカトリック長崎大司教区には
2014年現在62225人の信者のための135教会がある。
うち72は司教が常駐する小教区、60は常設の聖堂を持って
司祭が巡回してくる巡回教会である。長崎は日本全国の教区で
最大の教会数を誇り、くまなく教会が組織され、あまたの島々
にも(文字通り津々浦々に)教会が存在・分布する。

大浦天主堂は当初は在留外国人のために建設された。パリ外国
宣教師会の3神父の設計で、1862年に列聖されたばかりの
日本二十六聖人に捧げられた。

長崎の教会の多くは鉄川与助によって設計施工された。近代に
活躍した建築群がこれだけ文化財的価値を認められているのは
他に例がない。それゆえ林一馬とともに教会堂棟梁と呼ばれる。
教会堂棟梁・棟梁建築家とよばれる所以は優れた大工棟梁で、
かつ優れた建築家であったからである。ジョサイア・コンドル
が諭したとおり、材料特性を理解し、科学と芸術の統合した
作品を作り出した。

長崎市外海地区には石積みが特徴的な集落の中に、カトリック
教会堂と福祉施設が風景に溶け込んで存在している。外海の
黒崎や出津は佐賀鍋島藩領の飛び地で大村藩に比べて比較的
取締や緩やかだった。禁制が敷かれる中、カクレキリシタン
として独自の信仰を守った人々もいた。この地域の担当となった
ドロ神父は出津に定住し、わかりやすい宗教教育で新都を導き
私財を投じて様々な産業や福祉事業を行った。大野教会はドロ
神父によって建設された巡回教会である。

現存する煉瓦造教会堂で最も古いのが大浦天主堂で、黒崎教会堂
を最後に煉瓦造教会堂は関東大震災をふまえた耐震性の問題から
作られなくなった。煉瓦造は、隠す煉瓦から見える煉瓦、見せる
煉瓦への変化が見られる。大浦・出津は漆喰を表面に塗っていて
表面にレンガを見せていないが黒島のものは見える。また鉄川が
建設した大曽・田平では明らかに意匠として美しく煉瓦を見せる
意図が見られる。

鉄川の設計でゴシック様式の正統的な平面構成で、1924年に
完成した旧浦上天主堂は東洋一と言われたが、原爆投下によって
甚大な被害を受けた。

長崎の教会群は自然環境あるいは信仰の方々の暮らしの様子など
教会堂を取り囲む風景とともにあり、魅力を発しているため、
副題に「風景のなかの建築」としているとか。

2017年の読書も多種多様に乱読の積み重ね!?
(画像はアマゾンより)
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範。

2017年04月03日 21時59分38秒 | Weblog

朝礼でメンバーから紹介のあった正範語録はなかなかステキ。
特に、本気でするから何でも面白い!というところ、素晴らしい
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