maeken1's journal

サッカー好きの青年、maeken1の気まぐれ日記

2016年上半期の読書②

2016年07月02日 22時16分42秒 | よむ・きく・みる

「三方よしに学ぶ 人に好かれる会社」田中宏司水尾順一

滋賀にいるので、しっかりと三方よしも学びます。。。

会社は誰のものか!?一般には株主だが、ステークホルダーに
支えられている。そんな経営理念、家訓・社是・社訓があると
継続性は高まると言っても過言ではない。
CSR=企業と社会の継続可能な発展を促進することを目的に、
不祥事の発生を未然に防ぐとともに、トリプルボトムライン
(経済・環境・社会)に対して積極的に貢献していくために、
マルチ・ステークホルダーのエンゲージメント(参画)を通じ、
共に進める制度的義務と主体的取り組みの責任の考え方が台頭。

企業には「論語と算盤」。利潤を追求しつつ、社会的責任を重視
することが必要。その意味で売り手よし・買い手よし・世間よし
=三方よしの経営理念は企業経営の原点。最近では、CSV=
共益の創造が世界的レベルで展開される。ステークホルダーと
CRVを念頭に継続性と利潤の両立することが注目されている。
三方よし、CSVが「人に好かれる会社」に結びつく。多面的な
ステークホルダーとのWIN-WINの構造が人に好かれる会社
を作る。

複数回の取引は、1回だけの取引に比べると利益は減るものの、
継続することでトータルの利益が大きくなる。長期的な利潤が
目的となると、自分と相手を両立する必要性が生まれてきた。
世間よしの行動は、短期的に見ると株主利益を減少するが、長期
的に見ると、社会的な受容性による経営資源獲得の機会の増大を
通じて経済的成果を改善できる。

世間よしにつながる3つの変化
:少子高齢化・情報化国際化・温暖化

ゼロ成長を脱却するための技術革新、成長の切り札としての
国際化、トリレンマ(エネルギー・経済・環境)は人類の重大
・永遠の課題。新製品・新サービス、市場拡大、経費節減
(プロセスイノベーション)+儲けの固定(儲け増だけに着目
せず達成感・満足感を世間と同調すべし)

お客様のよろこびの追求
(顧客生涯価値型事業):規模でなく深さの経済

お客様の信頼がロイヤリティ向上とリピート率につながる。
・エイチアイエス
 :大学生にフォーカス→社会人→結婚→家庭生活
・ベネッセ:子育て→未就学児→小学生・・高校生
・ジョンソンアンドジョンソン
 :お客様・従業員・地域社会・株主
お客様を第一に考えて行動し、従業員・地域社会の順番に
責任を果たせば株主への責任は自然と果たすことができる

三方よしが育まれる人づくり。まずはビジョン。。。
TI日本工場 製造業は「物を造る業」ではなく「お客様の
望むものを、よい品質で、安く速く安全に届けるサービス業」
=感動工場。。さらに、ビジネスパートナーとの信頼関係を
築き、ともに挑戦、に進化。
次に人づくり「物づくりは人づくり」。感受性の高さ・個の
力を超えた共同作業力・地道な活動を継続する忍耐力。欠か
せないのは労働安全衛生分野。5Sの次にステージは0S
(ゼロエス)=お客様の視点。物理的な5Sの次は、思考と
行動の5S。「自分の思考に優先順位がつけられシンプルに
なっているかどうか」「行動に無駄やムラはないか」
究極的にグローバル競争に勝ち続けるためには、価値ある
仕事をスピードと正確さをもって協力的に行動できることが
肝要→思考の5S

人を大切にする。自分が大事にされた人は人を大事にできる。
あなたの会社のためなら喜んで安くするといってくれる信頼
関係。外部ステークホルダーの成功につながるよう、付加
価値をつけるために何ができるか。CSR活動を浸透させた
ければ、理念に立ち返り、土台にきちんと目を向けるべし。
それで取り組みを日々愚直に続けることで、世界に伍して
戦えるチームができる。

・ボルボ:1人ひとりの人間にとって環境がどれだけ大切か
     個人の生活や生き方にどう関わり、人々は何を
     目指すべきか社員教育で重要なことは、自分ゴト
     にするために、自分自身の生き方や働き方などの
     見直しのきっかけをどう作るかが重要。
ひょっとしたら、あなたの左のつま先の中の炭素原子は、
先週サクランボの一部だったかもしれない。。。われわれ
人間も自然の法則に組み込まれている、という事実。。。
これは何とかしたい、と思うかどうか。。

「いまのおかしさ」への批判力
近江商人の行動・態度・姿勢は一種の商売の究極性を感じる。
取引先との間にウィンウィンの関係を構築すること。他国で
商いをさせてもらうには信用と信頼は不可欠。近江商人は
それだけでは永続しないことを悟り、もっとも大事なことは
安定した社会、安心できる社会、繁栄する社会の存在が大切
で、空間がそうなるように、常に心掛けた行動こそが真の
信用と信頼を得ることだと知っていた。

「陰徳善事」成功した実業家が巨額の寄付を社会公共のため
名も告げず投げ出す陰徳の精神。
「先義後利栄」人の行うべき正しい道を先にして、利益を
後に考えれば栄える。
「現状維持は退歩なり」環境に合わせたイノベーションこそ
事業継続の必要条件。
「利真於勤」利は勤むるにおいて真なり。商売は菩薩の業。
商売の尊さは売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、
御仏の心にかなうもの。
大福帳の表紙には「神儒仏、謹んで拝礼」とある。。。

「継続」(家訓を守り抜くこと)と
「変革」(環境変化への対応)
加えて信仰心(倫理観)が相手を安心させて信頼が高まる。
実際に活動する個人が真の倫理観を持ってない商いは長続き
しない。地球温暖化懸念からのグリーン調達からCSR調達へ。
人権問題・労働環境・有害物質管理・フェアトレードなど
経済性のみならず社会性・人間性を含めて評価する市場へ。。
ただし、法的強制力の問題や最初から適応不可能な場合あり
とか、サプライチェーン上のコンフリクトなど、解決しない
といけない課題もある。

CSV
:社会課題の解決と企業の利益、競争力の向上を両立させ、
社会と企業の両方に価値を生み出すための経営フレームで、
社会課題を機会と捉えた製品・サービス、エネルギーや
資源効率、生産性向上、ダイバーシティなど企業の価値連鎖
・活動、人材育成やルール、市場想像などビジネス環境の
3側面あり。

キリン:事業を通じたCSRが進化したCSV
福島産品活用、工場稼動と売上の一部活用による復興支援、
ノンアルコール開発による飲酒運転撲滅

伊藤園:トリプルS
CSRを見直し、未来のために持続可能な開発のための
教育(ESD)を行うとCSV向上

アデランス:笑顔のために
最高の商品、最高の技術、心からのおもてなし

日本型経営
:人物金の第一は人。従業員と企業の一体化が日本型経営
成功の原点。やる気あふれる企業文化

大阪ガス
:努力して利益を上げ、生産性を向上すれば、長期的に
料金が安定し、お客様のサービスにつながる

うちわのヤマダ
:空洞化に負けない内製化と国際化。設備投資・人材育成
・技術開発・外国人活用で地域雇用を守る

人に好かれる会社の特徴は、三方よしを基軸にした
【みんなよし】誇りを持つ社員、良品、地域・お客様の支持、
共感、持続可能性。。。企業理念・統治・人権/労働/環境
・消費者/取引先・取引慣行・地域。
メッセージ・コミットメント、コンプライアンス、持続可能
性、コミュニケーション、リーダーシップ、フォローアップ、
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というところ。。。
少し長くなったけど、たいへん参考になる、読み返したい本
(画像はアマゾンより)
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