前畑遺跡 筑紫土塁を守る会

消滅の危機にある福岡県筑紫野市前畑遺跡。
発見された筑紫土塁を保存する活動を日々報告いたします。

筑紫野市3月議会の顛末・・・

2017-05-15 21:12:19 | 議会動向

5月15日号の議会だより筑紫野が筑紫野市広報と一緒に配布されています。

http://www.city.chikushino.fukuoka.jp/gikaijimukyoku/gijika/gikaidayori-saishin.html
広報が手元に届かない地域の方はHPで公開されていますので、ぜひご覧ください。

5月15日号には3月議会の内容が掲載されています。
この議会だよりは筑紫野市議が内容をまとめたものです。

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【予算特別委員会】※委員長=「たより」や市HPでは誰かは不明

質疑⑥区画整理事業と周辺事業の進捗について

(委員長)区画整理事業地内で、土塁が発見され事業に影響が出ている。
区画整理事業、まちづくり整備事業などのまちづくりは、どのように進められるのか。

(市 長)土塁状遺構の発見以降、区画整理事業と筑紫公園事業と土塁の共存の可能性
について、国や県と連携を図り検討してきたところである。この三者の全てを共存させ
ることは、大変難しい状況にあるので、今後も国や県と連携を図りながら、総合的に検
討を進めていく。

【代表質問】※議員=横尾秋洋議員
「未来をつくる」の表題で、市街地整備について
(議 員)筑紫駅西口土地区画整理事業内の前畑遺跡から古代土塁が発見され、事業完
了が大幅に遅れている。まちづくり整備事業とあわせて、早期事業完了できるのか。

(市 長)筑紫駅西口土地区画整理事業は、着手後20年目となっているが、土塁の遺構
が発見されて以来、事業進捗に大きく影響を受けている。今日まで、区画整理事業と筑紫
公園事業、前畑遺跡の古代土塁の共存への可能性を検討してきたが、三者の全てを共存さ
せることは大変難しい状況にある。
現在は古代土塁を中心とする調査を継続し実施している。
引き続き、筑紫駅西口土地区画整理事業などの調整等を含め、国と県との連携を図りなが
ら、総合的に検討を進めていく。

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以上、「議会だより」から前畑遺跡に関して記述された議会の様子です。
(※本日時点では市HPには3月議会の議事録は未公開)

ここからいくつかのことが読み取れます。

市長側の回答は
①市が前畑遺跡で出てきた土塁について、過去には国、県と協議してきた。
②区画整理、公園、文化財保護の3者間での調整を図ってきた。
③現状では3者の「共存」は困難。
④発掘調査は継続して実施中。
⑤国県を入れたレベルの協議を引き続きおこなう。

ということに集約されます。
ここで問題視されることは、
・外部の専門家を除いた実務者のみで意思決定をするつもり。
・遺跡を壊しながら発掘調査を進めている。
ことであるとわかります。

私たちが3千名余の署名を持って世に問うた上記2点は
市においては全く根本の部分では考慮されていないことが判明しました。
我々や日本考古学協会が出した公開質問には一切対応せず、
路傍の石ころをけ飛ばすがごとく市民の声は聞かぬふりをし、
市で勝手に意思決定してしまおうという姿が見えます。
その程度の遺跡でないことは報道や全国からの署名で証明されています。
それ以前に市が発掘で遺跡を壊してしまえばそれでおしまいです。

今もHPの市長からのメッセージには「市民との協働によるまちづくりを!」
と高らかに掲げてあります。
文書でお尋ねした質問に電話ですらお答えいただけない市政のあり方のどこに信頼せよというのでしょうか?
一般企業ならリスク管理などものともしないブラックといわれてもしかたのない企業と言われることでしょう。
一言見通しさえお伺いできていれば、このような下らない記事を書く必要もなかったのです。

3月の市議会では本会から直接遺跡の重要性と地域の未来に係る可能性をお伝えする貴重な機会をいただきました。
私たちは文化財保護と区画整理事業の両者が成り立つ大人な解決を、と主張していることもお伝えしてきました。
ただ残念ながら3月議会では一人の議員さんからも議事の中でそのことに対するコメントをいただけなかったようです。
市と市議会が態度を保留され、情報を出さず内部だけでことを進めている限り、
私たちの活動や新聞報道もそのことを取り上げていくこととなるでしょう。
全国がこの状況を見ています。筑紫野市の議会と行政の力量が問われているのです。

今だ教育委員会では今年度の文化財保護審議委員会を開催する予定は出されていないそうです。
この状況が一時の杞憂であることを祈ります。




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