自由人?

自分なりの自由な生き方を模索できているだろうか?

桜散る

2017年04月21日 | ひとり言
つい先日まで、どこそこの桜が、きれい、満開だと騒いでいたが、
すでに花びらをわずかに残すだけで、若々しい緑の新芽が噴出してきた。

幸い近隣が木々に覆われ緑豊かな環境に恵まれているため、この季節は圧巻である。

桜の花も確かにきれいだし、咲き誇る様は見事としか言いようがないが、
場所が限られるのと、人が密集するのが減点材料。

小生は今の新緑に染まる直前がお気に入りだ。
どちらを向いても黄緑色一色に彩られ、目が洗われるようだ。
心なしか、視力が少し回復した気分に捉われるのも不思議ではない。

場所によっては桜の最後の幾ひらかが散り残っている。

さわやかな風に乗って一枚、また一枚と散って行く。

「桜散る」 ふと思い出した。

遥か遠い昔のことだ。

昭和40年3月

大学受験の結果が届く日
例年にない大雪に見舞われ郵便の配達もできない状態になった。

入学式に出席するためにはギリギリの日時まで待っても一向に配達されない。
業を煮やし、郵便局に問い合わせるが、守秘義務とやらで内容は明かしてもらえない。

本人であること、もし合格していれば、列車に乗るぎりぎりのタイムリミットが近いことなど
30分ほど直談判してやっとのこと郵便局側も折れてくれた。

その時の職員が電話口で電文を読み上げてくれたのだが、
なぜか「さくら・・・」と言いよどむ。一瞬の沈黙。
ほんの一瞬が小生にはかなり長い時間に感じられた。
出来はあまり良いとは言えなかったので「やっぱりダメだったか・・・」との思いが走る。

「さくら咲く」です。
職員の声を一瞬疑った。
もう一度聞き直す。
「さくら散るではないですね?咲くですね?」
「はい、間違いありません。おめでとうございます」

すぐに準備をして列車に飛び乗ったのは言うまでもない。
入学式ですぐに高知出身の友ができた。
古希を過ぎた今なお、時々一献傾ける良き友となった。

桜は咲いてすぐに散る。
されど人はさにあらず。散り急ぐこともあるまいて。

みなさま、どうぞ長生きしなはれ。
ただし、元気で回りに世話をかけないことですな。

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