マドリーの恋人

ヤマダトミオ。 画家。 在スペイン45年。

2017年新春

2017-01-11 17:30:00 | スペイン日記

2017新春

 “幸運を呼ぶブドウ12粒”を食べてカバ(Cava)を開けて新年を祝いました。日本では新年を迎える除夜の鐘が108回鳴りますが、2週間も続くナヴィダァ(Navidad/スペインのクリスマスで1224日~16日)では12回の時計の音で十分です。毎日が飲んだくれの話は毎年書いているので去年のブログを覗いてください(ブログ・2016年、よろしくお願いします)。年初めから手抜きで申し訳ありませんが、マドリードの正月も46回目となると、正直、飽きました。と、言ってどこで正月を過ごしても似たような行事です。


 さて、2017年のスペインは悲観的ではありません。政治は保守維持で政権安定度は60%、経済は問題だったスペインの銀行負債額は増えずに、企業や個人への貸付額が増え始めました。庶民も“タンス貯金”を使い始めました。失業不安が減ったためです。スペイン人気質と言うよりもラテン人気質だと思いますが“欲しいものは借金をしてでも買う”と言う本来の姿に戻り始めました。外国資本のスペイン製造会社への本国からの投資が増えているので輸出も好調です。


 それだけではなく、スペイン経済の大黒柱・観光はスペインを訪れる外国観光客数がうなぎ上りで、ホテルは大入り満員のウハァウハァの笑い顔です。ブレグジットによるイギリス人観光客の減少を見越してドイツ人観光客誘致にキャンペーンを絞ったのが当たりました。おまけに中近東のテロ不安で北欧人は同じ地中海の浜辺なら、安全なスペインへ、輝く太陽も同じだろう、と増えました。この正月休暇も地中海沿岸やカナリア諸島(Islas Canarias)のホテルは超満員でした。その観光業に引っ張られたお陰でレストランやバルはパートやアルバイトレベルの契約とは言え雇用が増えました。不安は年金です。ストックに底が着きそうなので、すねかじり若者たちはアルバイトでもいいので仕事に就いてジジババの年金を少しでも賄って欲しいです。


 でも、まぁ、毎日ワインを飲むにはノープロブレムです。それどころかワインのランクを上げられそうで、ウフフ・・・の僕です。スペイン市民のマイナス思考を生んだのが去年一年間の“無政府状態”ですが、新内閣誕生で彼らはプラス思考になりました。ナヴィダァが終わった翌日から恒例の大バーゲンセール(Rebajas)が始まりました。今年は週末だったのでマドリードの銀座通り・グラン・ヴィア(Gran Via)や銀座四丁目に当たるカジャオ(Callao)は買い物客でごった返しています。2月末までバーゲンは続きます。僕も買いたいものがありますが、ニュースを見て行く気が無くなりました。ますますネットショップの買い物が増えます。

手作りロスコン

 話は食べ物になりますが、ナヴィダァの最終日(16日)のレジェス・マゴス(Reyes Magos/東方の三賢王)はクリスマスプレゼントの日です。そのパーティーで食べるのがパウンドケーキのロスコン(Roscon)です。僕のスペイン人の友達は家族でロスコン・コンクールを毎年やります。家族のそれぞれが自分でロスコンを作ります。今年は僕の友達が優勝をしました。


 彼がコンクール前の試作ロスコンを大晦日に持って来てくれました。カヴァを飲みながら食べましたが、さすが手作りです。しっとりとして香り高いロスコンでした。お菓子屋のロスコンはまだましですが、スーパーで売っているロスコンは生地を解凍して焼くので中がパサパサです。彼曰く、生地を練るのがかなりの力仕事だそうです。それを寝かして二回発酵させたようです。ロスコンの中にはソルプレッサ(sorpresa/ビックリ)と呼ぶ宝ものが隠れています。

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