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音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

マイナー・オペラのあらすじ 『鼻』

2010-03-13 | マイナーなオペラのあらすじ
『鼻』

作曲:ドミトリー・ショスタコーヴィチ
原作:ニコライ・ゴーゴリ
台本:作曲家自身および、エヴゲーニイ・ザミャーチン、ゲオルギー・イヨーニン、アレクサンドル・プレイス
初演:1930年1月18日、レニングラード、マールイ劇場

第一幕
舞台はサンクト・ペテルブルグ(レニングラード)。八等官のコワリョフが床屋のヤーコヴレヴィチにひげを剃ってもらっている。
翌朝、床屋は焼きたてのパンの中から鼻が出てきて仰天する。
妻はかんかんに怒り、お客の鼻をそぎ落としてしまったのだろうから、さっさと始末して来いと言う。
床屋は、鼻を道端に捨てようとするが、そのたびに知り合いに出くわすので、どうしたらよいか分からなくなってしまう。
やっとネヴァ河に投げ込むことができたが、警官に見咎められて連行される。
一方、目覚めたコワリョフは自分の鼻がないことに気づく。
初めはただ信じられない思いだったが、本当だと分かるとショックを受け、鼻を探しに飛び出す。
大聖堂に入ると、鼻が人間の大きさになって、しかも五等官の制服に身を包んで祈りを捧げているのを見つける。
コワリョフは元の場所に戻ってほしいと頼むが、鼻は、何の話かわからないととぼけ、
自分より階級の低い者とは関わりたくないと言って拒絶した。コワリョフが目を逸らした隙に、鼻は姿を消してしまう。

第二幕
行方不明の鼻を捜すため、コワリョフは警察署長の家を訪ねるが、署長は不在だった。
苛立ちを募らせた彼は、新聞広告を出すことにする。新聞社に行くと、
担当者はある伯爵夫人の迷子の飼い犬の案件を持ってきた召使にかかりっきりになっている。
ようやく順番が来て事情を説明するが、担当者はそんな広告を載せたら新聞社の評判に関わるといって受け付けてくれない。
コワリョフは食い下がり、顔の覆いをはずして本当に鼻がないことを見せる。
担当者はびっくりするが、それなら記事にすれば売れる言い出し、好意の印にと、嗅ぎ煙草をひとつまみ分けてくれる。
侮辱され傷ついたコワリョフは新聞社をあとにする。
家に戻ってみると、使用人がソファに寝そべってバラライカを弾いている。
彼は使用人を追い払い、自分の惨めな境遇について嘆く。

第三幕
警察も行方不明の鼻の捜索に乗り出した。サンクト・ペテルブルグ郊外の駅前で刑事が警官を呼び集める。
人々が列車に乗り込もうとごった返す中、若いプレッツェルの売り子が騒ぎ出して駅は大混乱に陥る。
そこへ鼻が走ってきて列車を止めようとする。みんなで鼻を追いかけ回し、とうとう逮捕する。
鼻は叩かれると元の大きさに戻り、紙でくるまれた。

刑事がコワリョフに鼻を返す。コワリョフは鼻を顔に戻そうとするが、うまくいかない。
医者もさじを投げる。コワリョフはこの惨めな出来事の原因はポトーチナ夫人ではないかと疑う。
彼が夫人の娘との縁談を断ったから、呪いをかけられたのではなかろうか。
夫人に手紙を出すが、返事を読むと彼女は無関係であることがはっきりした。
そうこうしている間に、鼻が街をうろついているという噂が広がり、一目見ようと群衆が騒ぎ出し、警官隊が出動する騒ぎになる。

ある朝コワリョフが目覚めると、鼻が元通りになっていた。喜びのあまり彼はポルカを踊り始める。
釈放された床屋のヤーコヴレヴィチがやって来てコワリョフのひげを剃る。
鼻が戻って嬉しいコワリョフはネフスキー大通りをぶらつき、知り合いと陽気に挨拶を交わす。
登場人物たちは、この物語は一体何だったのだろうと振り返る。

(出自:メトのサイトから、2009-2010年シーズン作品の日本語によるあらすじより。
写真はメト2009-2010年シーズンのケントリッジ演出の舞台より。)

*** ショスタコーヴィチ ショスタコヴィッチ 鼻 Shostakovich The Nose *** 
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