ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

海外のトラックレースに参加するには

2016-07-12 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

(ルーマニアマスターズ、M50クラスの5000m)

日本のラン友から、問い合わせをもらっていました~
『海外のトラックレースって出ることは可能なんでしょうか?』

(トラックレースとは、陸上競技や自転車競技において、競技場のトラックを周回する レース(競走・競争競技)のこと。ここでは、陸上競技についての質問です)


(ルーマニアマスターズ、W40・W45クラスの5000m)

私にとって身近な、マスターズ陸上競技連盟のほうで調べてみました。
(記事中の写真は、7月上旬に行われた全ルーマニア・マスターズ選手権の時のもの)



ルーマニアマスターズ陸上競技連盟主催のトラックレースに参加する方法は二つ。
(ルーマニアでは、「マスターズ」と言わず、正確には「ベテランズ」という呼称)

その1:
加盟登録せずに、順位関係なしのオープン参加する。この場合、記録は計測され、一覧表に発表されるが公認されない。したがって記録証も出ない。参加権を得るために、「推薦状」や「健康診断書」の提出が必要。

その2:
ルーマニアに居住権がある場合、ルーマニアマスターズ連盟登録可能。この場合、記録は公認され、順位にも反映される。しかしルーマニア選手権者にはならない。

注意事項:
ルーマニアマスターズ連盟に登録して、その資格で対外試合(バルカン選手権やヨーロッパ選手権)に出場は可能、この場合、ルーマニア代表なので、公認される記録保持者の所属国はルーマニア。

また、いったんルーマニア代表として対外試合に出場した場合、二度と日本マスターズ連盟には戻れない。二度と日本代表として、アジア選手権や世界選手権に出ることは出来ない。

基本的に、日本陸連とルーマニア陸連の双方に登録することは認められない。マスターズ陸連も同様。


(W50、ダニエラの走り幅跳び。W50クラスだが、今年54歳になるので5歳刻みクラス内では年上のほう)

わたしもルーマニアへ来たとき(2006年当時)、ルーマニア陸連に登録してトラックレースにも出たいな、と思ったけれど、その当時、日本陸連に登録しており(1998~2011年まで大阪国際女子マラソン等に参加していたため)、2カ国に同時登録することは出来ない、といわれました。


(W50、ダニエラの棒高跳び。この日2m45の自己記録・バルカン記録を跳び、ヨーロッパ選手権参加標準記録の2m20をクリア。もともと跳躍の選手だが、棒高跳びは50歳を超えてから始めたもの)

フランスなど、陸上競技先進国では、選手権大会だけではなく、「クラブ対抗」という大会もありますが、陸連に登録しているクラブに所属していることが参加条件です。


(髭が暑そうだが、速かった!M60クラスの200m)

日本陸上競技連盟登録選手としてヨーロッパのトラックレースに参加することは可能、この場合、日本陸連からの「一筆」があれば、手早いのではないでしょうか?各種大会によって、参加条件が異なると思われるので、下調べが必要です。

どんな身分でも、登録選手には変わりありません。参加する方法はあると思います=。


関連サイト:
ルーマニアマスターズ陸上競技連盟のサイトはこちら
ルーマニア陸上競技連盟のサイトはこちら


この日の私:


オープン参加も申し込んでいなかったので、自宅から競技場までの15キロほどをジョギングして応援に。みんなに「今日は何を走るの?」「え?なぜ走らないの?」と言われたけれど、走らない日もありますよ~。

 
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