ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

黒猫が走る

2016-05-11 | ルーマニア・わたしの日常

 
ワタクシ、マドモワゼル、年甲斐も無く仮装して走るマラソン大会が年に2回。ブカレストの目抜き通りがランナーで埋まる5月の国際ハーフマラソンと10月の国際マラソン。いずれもAIMS(国際マラソン・ロードレース協会、Association of International Marathons and Distance Races、略称AIMS)公認大会。
 


もう3年以上前から続けている仮装ながら、ルーマニアの大会でフル・コスチュームで出走したのはわたしが初めて。初回はさすがに話題になり、「尻尾もつけた黒猫が闊歩しています」とテレビ中継も。インタビューも交えて「日本人黒猫ランナー」として紹介されたものです。
 

(その後、主催者側の仮装ランナー奨励もあり、続々とコスチューム姿が見られるようになりました)

が、テレビの反響は多大。翌日、大学へ行くと同僚の先生が「あなた、猫の格好で走りましたね。」・同じブロックのおばさんたちも「あんた、猫で走ったでしょ。」・バス停でバスを待っていると隣の見知らぬおばさんまでもがわたしの顔をしかと見て「あなた、猫?」。そういえば近所のお店でも「猫の子ね」。
 
公園で普通のランニングスタイルで走っていても、「Pisicuta==!」(=猫ちゃ~ん)と、子供が駆け寄ってくることも。猫耳をつけているわけでもないのに。でもこの子達はお父さんがランナー、同じ大会に出走していて応援に来ていたところ、黒猫ランナーを見つけたそうです。お母さんによると、その後一緒に記念撮影もしたそうですが、ありがたいことにたくさんの人と一緒に写真に収まりすぎて、誰と写真を撮ったか覚えていません==。
 


ほぼ同じころから、ルーマニアの動物愛護協会ROBI(Asociatia pentru protectia animalelor Robi)の活動も始め、だったら手っ取り早くROBIのPRも兼ねよう、と、程なくして「ROBI」のロゴを付けて走るようになったのです。
 
ROBIは、ブカレストの野良犬や捨て猫たちを保護し、里親を見つけたり、検疫を受けさせたりしています。犬や猫は従来から愛玩動物として人間に飼われ、人々を癒してくれるものですが、いつの間にか人間の都合により、屋根のないところで暮らすことになってしまった子たちも。
 
その子達をそれぞれ手厚く世話をしていくのは、本当に動物が好きでなければ出来ないこと。しばらく手元に置いていても里親が見つかったら、笑顔でお別れ。資金はすべて寄付でまかなわれています。
 
こんな活動をしているROBIのことを知ってもらいたく、黒猫は走り続けます♪
 
(次の投稿『黒猫も役に立つ』につづく)


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