ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ルーマニアのクラブ火災・原因究明

2015-11-01 | ルーマニア・ブカレストの日常


>クラブ火災はNHKのトップニュース
とのこと(日本から情報をいただきました)。



ルーマニアでも、日本のハロウィンの様子が、テレビニュースで流れています。一般的な様相のもの。

その逆が、まさかこんな大惨事の報道になるとは・・・・。チャウシエスク時代に靴工場だった古い建物の地下で、400名を集めてロックバンドの花火演出パーティとは、誰が考えても危ないです。

 

テレビニュースではこの話題が続いています。事故から2夜あけて、日曜日の朝、また2人が亡くなり、の数は29名となりました(すべて身元判明)。140人が続けて病院で手当てを受けていて、重体の人が少なくとも35人います。そのうちの一人の男性は、まだ身元がわかっていません。
 


チャウシエスク時代に靴工場だった古い建物の地下を改造したパーティスペース、室内の装飾品は燃えやすいスポンジ、そして木造の柱など。ブカレストの旧市街(繁華街)に近いところで、独立した場所でした。
 


400名がひとつのホールでロックコンサートを楽しんでいたけれど、出入りの出来るドアは1メートル余りの幅で一箇所だけ。花火から瞬く間に火災が発生し、煙が充満してみんなパニックになり、押し合って倒れ、あらゆるものが散乱し、ハロウィンの仮装とあいまって、見たことの無い惨状だったと、救出に入った消防員がインタビューに答えていました。
 
パーティ主催者のルールを無視した演出・クラブ管理者の基準をはずれた内装のおかげで、ルーマニアの過去に無い惨事となりました。ブカレスト4区の管理体制も問われています。
 
犠牲者を悼んで、事故の翌日(土曜日)に予定されてたハロウィンパーティを取り消したクラブも、たくさんあります(もしかすると、基準を満たさない営業をしていたのか?・・と私は推測)。少ししんみりしたブカレスト・旧市街のハロウィンとなりました。でも、地方ではさにあらず。ビストリッツア近郊のホラーホテルとして有名なドラキュラホテルには、外国から「これを楽しみにしてきたのよ!」と200人もの観光客が押し寄せているとのこと。

いずれにせよ、徹底した原因追求・再発防止とともに、亡くなった若い命のご冥福をお祈りいたします。

なお、犠牲者を追悼して、今日午後5時から統一広場から「サイレント・ウォーク(Silent walk-Colectiv)」が行われます。また午後2時大学広場から出発し現地に集う追悼ウォークもあります。


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