ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

そこのけ、そこのけ、バカンス客が通る

2012-08-01 | ルーマニア&あちこちで・びっくり

 
たくましくなくては、ルーマニアで旅行も出来ません。到着ホームから駅舎に向かう乗客たち。旅行かばんを抱えながら、いくつかのレールをまたぎ、向こう側のホームに飛び上がります。
 


ここは、首都ブカレストからブラショフに向かう途中のクンピナ駅(Câmpina)、ワラキア大平原を過ぎてここらあたりから山並みが始まるところ。この先にシナイア・ブシュテニといった避暑地があり、ブラショフはルーマニア第2の都市。いわば幹線路線。EUの巨額の援助を受け、この路線も、並行して走る国道も、見違えるようにきれいに整備されています。
 


が、線路を横断するための専用歩道がなく、ましてや地下通路も掘削されず、ホームに降り立った旅行客は、このように砂利を敷きつめた上のレールを越え、駅舎のあるホームに駆け登るのです。



もともとトップラットホーム自体が低く作られているので、列車に乗るにも、急なステップ(階段)を、手すりにつかまりながらよじ登り。バリアフリーはいずこ、脚が丈夫でなければ列車も利用できません!?



ルーマニア国鉄のダイヤも再編され、列車の種類をあらわす名称も、IC(特急)・IR(急行)・R(普通)と大きく3種類に(細分はこのアルファベットの次にNが付く列車も走っているので6分類)。新型車両も導入されていますが、線路の状態がまだまだ改善されていないので、所要時間は従来とほぼ変わらず。
 


これはIRの車内。始発駅ブカレストを出発するまでエアコンがかかっておらず、早くに乗り込んだ人ほど大汗。週末で、指定席に座れないほど乗客が乗り込むと、エアコンも効きません。検札をするババーヌ(下記注:参照)の車掌さん、大汗でやってきました。・・・気の毒に思って、汗を拭いてもらおうとティッシュを差し出すと、周りの乗客たちから歓声。
 


道中長いとなると、水分補給は必須。ミネラルウォーター2リットルにビール2.5リットル。あれ?ビールのほうが量が多いみたい。でも、道中3時間半で、マイダーリンとふたりで完飲。まったく水代わり。でもビールに含まれるアルコール分を消化するためには、飲んだビールの量以上の水分を必要とするので、ビールは水分補給にはなりません、念のため。
 


ホームや駅舎を中心にきれいの整備されているルーマニア国鉄ですが、ふと外を見るとホームの柵の向こう側に堂々たる牛。以前、柵がまだないホームのころは、自由にホームに上がりこんで来たに違いない~。牛クン、自由に行き来できなくなり、ちょっとつまらないね==。

 
ババーヌって何?:
太っちょおなかのおじさんのこと、ワインの名称にもなっています、過去の記事はこちらから。ルーマニアの中年以降のオヤジさんたちは、ほぼもれなく、この体型に近づいていきます。ランニングをしている人は、別ですけれどね~。

地方ローカル線の旅:
幹線路線にはほぼエアコン車両が導入されましたが、地方の各駅停車ローカル線となれば、まだまだエアコンは標準装備ならず。過去の記事のこんな車両も健在。

  
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