ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

クリスマス物産展

2011-12-18 | ルーマニア・ブカレストの日常


近づくクリスマス、12月には各地で開催されるのがこの物産展。おしゃれにクリスマス・マーケットというよりも、食べ物類の販売。この季節にちなんだ手作り食品が中心。にぎやかに民族音楽の歌声が聞こえてきて、美味しい匂いが漂ってきて、つられて会場のナツィオナール公園へ。
 


民族音楽の歌い手さん。装束は民族衣装~ルーマニアの各地方で、それぞれ特徴的な民族衣装があります。この衣装はどこかな?
 


美味しい匂いはこちらから、炭火で焼くバーベキュー、ソーセージの類、そしてミチ(=ルーマニアの棒状ハンバーグ、フライパンで焼かず、バーベキューにするのが美味しい♪)。特に12月は豚肉料理を食べるとき、農家手作りのソーセージが出廻ってきます。
 


こちらもお祝い料理の定番、サルマーレ(=ルーマニア風一口ロールキャベツ)。大鍋で何時間もかけてとろとろになるまで煮込みます。
 


付け合わせはママリガ(=トウモロコシの粉、マライが主原料、特徴的な味はほとんどないので付け合わせにぴったり)。ママリガの出来具合はそれぞれの料理に合わせて。形にならないほど柔らかく仕上げるときもあるし、鍋からひっくり返してなべ底の形がはっきり出るくらいしっかり仕上げるときもあります。こちらは柔らかく仕上げたママリガ、これを素焼きのキャセロールに入れて少し冷ますと、余分な蒸気が飛んで、具合良く仕上がります。
 


この鍋からキャセロールに移すときには、流しいれるような感じ。



しばらくすると杓子ですくえるくらい、形になってくるから不思議。
 


ルーマニアの焼き菓子はprajitura(プラジトゥーラ)。どこの家庭でもガス台(4つ口のガス台が普通サイズ)の下に大きなオーブンがしつらえてあるのが一般的。その大きなオーブンで天板一枚分、しっかり焼き上げるとこんなに美味しそうなケーキに。 
 


チョコレートやナッツで飾ったブリオッシュ、生クリームやシロップ漬けのフルーツで飾ったケーキはtort(トルトゥ)。どれもしっかりした甘さがあります。
 


salam de biscuit(サラム・デ・ビスクィット)は、直訳するとビスケット・サラミ。サラミみたいに見えるビスケット。細かく砕いたビスケットにカカオバター・砂糖・ミルクやナッツ・ラムレーズン・オレンジピールなどお好みのものを混ぜて、棒状にのして、固めたお菓子です。クリスマスや復活祭の時に手作り品がよく出回ってきますが、通年、スーパーでも買い求めること出来ます。上に見られるのは、de postとついているので、クリスマス前1カ月ほど続くポストと呼ばれる習慣=乳製品を食べない時期のためのもの。ミルクやバターは入っていません。 
 


tuica fierta(=ホット・ツイカ)100mlを4レイで飲むこと出来ます。ホット・ツイカとは、プラムなどの蒸留酒に粒コショウや砂糖を加え、温めたもの。アルコールはある程度とんでいるはずですが、なんと言っても元々度数40℃をほこるお酒なので、甘くて飲みやすくなっているとはいえ、飲みすぎに注意♪(写真ではコーヒー豆のイラストの魔法瓶に入っていますが、外のイラストと中身は無関係です。)
 


ブルンザ(=白チーズ)、コゾナック(=ルーマニアのクリスマスの焼き菓子、イタリアのパネトーネ風)、コヴリッジと、この季節に欠かせないものがいっぱい。外は寒くなってきてだんだん出不精に、そしてキッチンに美味しいものが買いだめしてあったら、少しずつとはいえつまんでしまって、体重計を遠ざけたくなるのがこの時期~。

お出かけ情報:
国立リア・マノリウ総合運動公園に併設するナツィオナール公園でのクリスマス物産展、24日までの週末の土&日曜に開催しています。ナツィオナール公園はparc naţional、直訳すると国立公園。というほど広くはないのですが・・・。



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