ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ブカレスト地下鉄で、どんなことが起こる?

2011-08-06 | ルーマニア・ブカレストの日常

 
ルーマニア全土で今年1万人の警察官がリストラされるという危機に、マイダーリンはブカレスト地下鉄に配属されている警察官。地下鉄の主要駅に警察官詰め所があり、そこに勤務しています。
 
警察官とは別に、ブカレスト市が雇っている警備員が各駅改札口・地下鉄車両内に配備されているので、実際にひったくりやスリなどを捕まえるのは警備員の仕事。それを連行したり逮捕したり取り調べをするのが警察官。たしかに荒っぽい手口の輩もいるようなので、頑丈な警備員でないと務まらなさそう。(以前のゴールドネックレスひったくり事件はこちらから)



「毎日、どんなことが起こるの?」
「物乞いがいたり、音楽を演奏してお金をもらったり、これらも本当はだめなんだ。ボケたおじいさんが地下鉄に迷い込んできて、家がどこか判らなかったりしたこともあったよ、そういう人に限ってIDカードを持っていないんだ。」
 
公共の場での物乞いは日本ではほぼ見かけなくなったけれど、老人の迷子はたくさんありそう。ルーマニア警察ではIDカード番号が判れば、その人の現住所が判るようになっているので、カードさえ所持していれば、迷子は送り届けられます。

「ほかに面白いめの事件とかは?」
「ハイヒールを履いたイケてる女の子が、僕の目の前ですってんころりん、転んだよ。」
「何それ?」


 
地下鉄構内は、石油や灯油持ち込み禁止。けれど、とある駅で灯油缶を手で下げて歩いていた人がいたので、「こらこら、それはだめだよ。」と注意をしたとたん、その男性はダッシュで逃げ(罰金制なので罰金を恐れたか?)、逃げる途中に転び、灯油缶を落とし、灯油があたり一面あふれ出てしまったとか。
 
清掃員を呼んだところ5人も揃ってきたけれど、持ってきたのはホウキとチリトリ。これでは油分をきれいにすることはできません。~「見かねた同僚が洗剤を買いに行ったよ。」


 
現場はエスカレーター乗り場付近だったので、掃除がすむまでそのあたりを避けて歩くように誘導しなければなりません。マイダーリンも同僚たちと一緒に「エスカレーターには乗れません、廻り道をして。」と利用客に声かけしていたところ、イケてる女の子がツンとすましてダーリンの誘導を無視、スタスタとエスカレーターに向かい、足を滑らせ見事に尻モチ、きれいな洋服は台無しになってしまったそうな。
 
そこへちょうど、先ほどの洗剤買い出しの警察官同僚が到着~「ポケットマネーで『DERO』を買ってきたよ。」


 
『DERO』というのは、ルーマニアで使われている衣類用洗剤。転んで灯油まみれになった女の子に『DERO』を差しだしたふうになったのです。女の子は転んでしまった自分にそうとうお怒り、『DERO』を差しだされ怒りまみれで立ち去ったそうな。~「だから僕が、廻り道をして、と言ったのに。」、ダーリン、可笑しかったみたいでクスクス笑っています♪

ルーマニア語あれこれ①:


『DERO』は、ブランド名ですが洗剤の一般名称になっています。日本で言うところの『アタック』みたいな感じ。



地下鉄構内にも派手な宣伝が。

ルーマニア語あれこれ②:


まわりみち、は「ocolire」、ときどき工事現場などで見かけます。



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