ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

第8回クロス・アロエ

2011-05-15 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
 

もう何度目になるのだろう、私の参加。第8回というから、ブカレストで行われているクロス(=みじかい距離のマラソン大会)の先駆的存在。そして、この大会では譲ったことのない年代別クラス別けで表彰台の一番高いところ。
 
1週間前のクロス・Click!、コースもまったく同じ、凱旋門広場をスタートし、凱旋門から南下、ビクトリア広場を廻り戻ってくる約3.8キロ。前日にトレイルランの大会で5時間半かけて42キロを爆走、その筋肉痛の脚を引きずって参加したものの、ゴール前であっけなく同年代のライバルに抜き去られ、2位に甘んじたのです。
 
1時間以上前に会場入りし、エントリー完了(クロスは通常、当日エントリーする)。いつもならここから続々会場に集まってくる仲間達と挨拶しおしゃべりの輪に加わるのですが、今日のわたしはまず集中。リュックサックを車のトランクに預かってくれる友達を見つけてからは、準備体操のエアロビックなど、賑やかな会場から少しはなれたところで、待機&ストレッチ。

「ヒロコ、どうしたの、ひとりで居て。」~「今日は負けたくないの、だから集中。先週、イオアナが1位を取ったから。」と声をかけてくれたカタリンとウォームアップ。かれも時としてシリアスランナー、レース前の集中が大事なことを知っています。
 


子供たちも同時スタートするクロスはいつも気を使うばかり、転ぶ子がいたり、人を無理やり掻き分けていく子が居たり。ベテランとしては落ち着いてスタートし、直後の雑踏をやり過ごした後、走路を確保して追いつき、追い越せ。
 

(中央で飛び出しているのは総合3位になったステファン。その後、白い帽子の長身が、総合2位になったガビィ。)


(イオアナのラストスパート)

ブカレストには私と同じくらいの走力の女性ランナーが2人居て、一人は同年代のイオアナ。もう一人は年代クラスの若いクッツァ。きょうもクッツァが先行、続いてわたし、それを追ってくるのがイオアナ、という展開。クッツァにも負けたことがなかったので、先週は先行したクッツァを追いすぎて体力を使い果たし、ラストスパートでイオアナに対抗できなかったのです。今日は余裕を持ってクッツァに続くこと。
 
先週と違うのは、芯の疲れは残っているけれど筋肉痛が回復しつつあるということ、心拍数もそんなに上がっていないということ。中盤を過ぎていったんクッツァを抜いてみるものの、私の耳は後ろから追ってくるはずのイオアナの足音に集中。年代別の順位を確保したら、別クラスのクッツァは気にしなくてもいいのです。無理をせず走っていたら最後でクッツァに抜き返されたけれど、深追いせずそのままゴール。
 
全力を出し切るレースがあって、余力を残すレースもあって、バランスを取りながらの大会参戦。毎週大会が続くスケジュールのなか、調整しながらウィークデイの練習も積み上げていかなければならないのです。
 


さて、ステージ上のインタビュー。今年は簡単に「日本語ではクロスのことをなんと言うの?」~「マラソン、といいます。5キロでも10キロでもマラソン、です。」、インタビュアーも目をぱちくりだったけれど、日本語では長距離を走るのはみんなマラソン。子供のころから校内マラソン大会、など、慣れ親しんだ言葉。通常、マラソン、といえば42キロをさすのがアルファベット圏だけど。
 


ルーマニアでの所属クラブRO CULB MARATONのメンバーと。このクロスで若手が台頭、ステファンをゴール前で抜き去ったガビィ・ソロモン、写真中央の長身の青年。総合でも2位。


(ガビィとステファン、ゴール直前のラストスパート)



それでもステファンの定位置は年代別優勝、総合でも3位。一つ前にゴールしたガビィは総合2位だけど、年代別でも2位でした。

ステファンは先週、プラハでの警察官対抗マラソン世界選手権を走ってきたばかり~2時間58分、短い距離の走力からすると物足りない記録ですが、マラソン練習をまったくしない中でのマラソン参戦、前半1時間27分で余裕を持って走ったそうです。団体戦チームメンバーの一人、マイダーリンは2時間50分を切るべく前半1時間23分で突っ込んだものの、4月にすでに2本フルを走っている(2時間52分と3時間04分)疲れが出て、2時間56分。もう一人クルージュ警察から参戦の警察官が2時間53分と好走し、ルーマニア警察チームは8位。

 

ひとつ年代の高いクラス、ビクターも危なげなく定位置を確保。向かって左隣、2位にはジャーナリストのマリアン・キリアック氏。富士登山競走のため来日もしているトレイルランナー。RO CLUBのメンバーでもあり、ルーマニアの『ランナーズ』とも云えるランニング雑誌『alerg(=走る)』の編集長さんでもあります。この春の号で、1ページ全面を使ってプロフィール紹介してもらいました♪またブログにもアップしたいと思います、乞うご期待。

写真はすべて、お持ち帰り自由のガビィ・ソロモンのサイトよりいただいています。ムルツメスク!

クロス・アロエ、過去の関連記事:
2006年、初参加のクロス・アロエはこちらから。
2007年、2度目の参戦、こちらから。
2008年、いよいよ3連覇、こちらから。
2009年、4連覇達成、こちらから。
2010年は、2週間のフランス遠征と重なり、参加できませんでした。

@Bucureşti
 

ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ ルーマニア情報へ
↑↑関連ブログがいっぱい↑↑
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑