ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

海外からも安全と復興への祈り

2011-03-14 | 日本のいろいろ
地震発生のその直後から、私のところまでたくさんのお見舞いメッセージをいただきました。ルーマニアから、フランスから、シンガポールから、マレーシアから、そして先月、大地震に見舞われたニュージーランドからも。
 
「ヒロコのところは大丈夫?実家は大丈夫?」、その地震の規模の大きさから、日本列島全体が大きくゆらゆらと揺れたような、そんな印象を持ったようです。ルーマニアでも一日中日本の地震のニュースを報道しているテレビ番組があったりして、「私たちは日本のために祈っています。」と何度もお見舞いメール。
 
そして励ましのメール。「日本の人たちは勤勉で我慢強いから必ずや立ち直るでしょう。」「秩序を持って行動できる日本国民だから大丈夫。」と。
「第2次世界大戦の廃墟からミラクル・ジャパンと呼ばれた復興と発展を遂げた日本だから。」と、復興への信頼は厚いです。
 
1977年にM7.5の大地震に見舞われたルーマニア、首都ブカレストでもたくさんの建物が崩壊し、大惨事となったもの。その規模の地震周期が約30余年といわれていて、近いうちに地震がやってくるだろう、と予測されています。
 
「僕たちのところに地震がやってきたら。」と、ブカレストっ子たちは自分たちの身にも置き換えて考えているけれど・・・~1977年の大地震以降、当時の社会主義権力者チャウシエスクは耐震基準を変更し、それ以前の建物はとても耐えうるものではないこと、社会主義後期のルーマニアでは国内貧窮のため質のよくない建造物ばかりが建てられていること、そして近年の建物ですら、新築直後であっても天井が落ちてきたり壁が崩れたりすること(この天井崩落のニュースは私自身もルーマニアで何度か見ています)、心配の種は尽きないのです。

「日本ほどの地震対策をしていても、防ぎきれない地震が起こる。僕たちの国は、地震対策など皆無に近い。」
「地震対策をしていない僕たちの国で同じような規模の地震が起こったら、被害はとてつもなく甚大になるだろう。」
「地震が起こったとしても、その前に地震対策すらしていない僕たちの国の権威者が、僕たちの面倒を見てくれるとは思えない。誰が面倒を見てくれるんだ。」
 
そしてこんな結びもありました、「日本の今後の復興が、僕たちのお手本になるんだ。」

海外にまで即座に届いた地震の第一報で、「大丈夫?」と心配してくれた友人たちとメールを交わし、さらに時間がたつにつれ被害状況が深刻となり、それでも日本の復興を信じてくれている外国の友人たち。日本という国はなんと信頼の厚い国であることか、認識を新たにしています。
 
A huge earthquake and tsunami and now radiation worries from the damaged nuclear plants ・・・、原子力発電所のトラブルだけは、どんな規模になるのか固唾をのんで見守っているという感じ。決死の覚悟で実際に作業にあたっている方々の安全と成功を祈るほかないのです。 


ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ ルーマニア情報へ
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑ 
♪♪ご面倒ですがふたつともクリックしていただければとっても嬉しいです♪♪