ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

インフラ整備すすむ首都・ブカレスト

2009-09-21 | ルーマニア・ブカレストの日常
 

2007年のEU加盟前後から、ルーマニアの首都ブカレストではいたるところで公共工事。おかげで街中は見違えるほどきれいになって来ています。上の写真は、新装成った地下鉄オボール駅舎とトラム駅。記事はこちらから。
 


20年以上も前に計画され、資金不足で頓挫していた地下鉄新線が開通したのが昨年の11月。新線にまたがり、東西の端から端まで直通運転開始されたのが今年7月。このM1号線は観光客にとっては余り利用しない路線だと思われるけれど、わたしのところからは大変便利になりました。配布されているパンフットには、始発と終電の時刻も明記され、大変な進歩



直通運転開始に伴い、7月から一部の地下鉄駅名が変更になっています、旧路線図をお持ちの方はご注意を。この春の3本の新線開業記事はこちらから。
 


大学広場下の地下通路も、広く明るく通り抜けに。昨春から、長いことかかって工事をしていたところ。以前はこの広いスペースの真ん中とサイドに店が並び、薄暗くもあり、地上出口の表示も無かったので、歩きづらかったのです。
 


今では交差点の四方、出口には「○○方面」の表示もでき、間違えることもなくなりました。警備員も巡回し、監視カメラも12台以上。一角のポリス・ステーションで監視されています。

さらに一角には公共トイレも新装、以前はチップ式の有料トイレでしたが、完全無料に。 トイレと言えばどこでも無料できれいな設備を使える日本とは大違い、公衆トイレが無い地下鉄駅のほうが多いのです。今、少しずつ増やす計画。ビクトリア広場駅とニコラエ・グレゴリスク駅にも無料の公衆トイレができています。ほかにも作られているかもしれないけれど、一駅ずつ乗降して調査していないので未確認。
 


交通渋滞激しい中心部、統一広場の立体交差も今月完成。ブカレストで立体交差といえば地下に道路を通すので、工事もより時間がかかるのですが、見事完成させました。地上に立ち上げる立体交差よりも、景観を損ねない配慮が嬉しいです。



次はビクトリア広場にも立体交差工事予定。ブカレスト北部、バネッサ空港付近の立体交差は、工事が長引き交通渋滞の元凶となっているけれど、これも今年中に完成予定。

ブカレストからコンツタンツァへの高速道路もブカレストから167キロのところまで整備され、先月から料金所もオープン、この距離を走って普通自動車は10レイ(約310円)、自動2輪7レイ。日本とは比べようも無い低料金が設定されています。

これら公共工事には莫大なEUからの援助が欠かせないのがフトコロ事情ではありますが・・・。
 


こんな奇抜な電飾のある全面ガラスのビルも出来ています。統一広場から北上して東側のところ。これは公共事業ではなく、企業の力。がんばれ、ルーマニア。
 


ブカレスト北部にはどんどん大きな企業ビルが。昨年来の経済危機は深刻だけれど、イギリスなどの西側諸国よりは、まだルーマニアのほうが仕事があるよ、と言う説も。

さらに北側に個人のプール付邸宅の並ぶ高級住宅街が出来てきています。オトペニ空港を昼間発着するとき、たくさんの庭付き大邸宅を空から眺めることできます。お金持ちはお金持ち~、ちょっと心配なのは貧富の差はどんどん拡大していること。
 


ブカレスト初の「水なしエコロジー洗車」の新聞記事。大気汚染とホコリが多いため、青空駐車が大多数の車はすぐに汚れてしまいます。街角に多いのが洗車場。大量の水を吹き付け、汚れを飛ばすタイプ。エコ洗車はかなり割高だけど、庶民に普及するかな?
 
とにもかくにも、どんどん変化を遂げて行くブカレスト。街の景観が大きく変わっていきます。人々の意識はどんなふうに変わりつつあるのか・・?


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