ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

"Nihonjin no shiranai Nihongo" (日本人の知らない日本語)

2017-08-09 | ルーマニア・わたしの日常


日本語サマースクールで、同僚のルーマニア人の先生が紹介してくれたのはこれ~『日本人の知らない日本語』。

外国人に日本語を教えている海野凪子さんが、教室での外国人生徒との経験に基づいて執筆したもの。テレビドラマで取り上げられただけでなく、1~4巻とワークブック1冊の売り上げは、併せて200万部を越す勢い。・・・とのことですが、私は初めてその存在を知りました。



サマースクールの教室で取り上げたのは、「助数詞という迷宮」。ものの数え方のこと。

細くて長いものは、一本、二本。
蛇も、細くて長いけれど、生き物なので一匹。生物か無生物かで分類されます。
動物も、大きいものは一頭、小さなものは一匹。大きさで分類。

ウサギは例外で、一羽(わ)。昔の人が、ウサギの耳を鳥の羽と見間違ったから?、また、ウサギが跳ねる姿が鳥に見えた?などの説が在り。

虫も、一匹(いっぴき、ひき)。
蛍(ホタル)に限っては“蛍(けい)”と漢字表記そのままに数える事もあれば、その光る性質に注目した “灯(とう)”という数え方も在り。

大きさで分類されているものと言えば、船。大きな船は、一隻(せき)。小さな船は、一艘(そう)。
同じクルーザーでも、大きなクルーザーは、一隻。小さなクルーザーは、一艘。
しかしながら、競艇のボートは、一艇(てい)。競艇の漢字表記、「艇」を使って数えます。

椅子は、一脚(きゃく)。同じ、座って使うものでも、便器は?~一据(すえ)。勉強になりました。

靴下・靴は、セットで、一足(そく)。パンティーストッキングはつながっているけれど、同じように、一足。
手袋は、セットで、一双(そう)。一組、とか、言っていませんか?

では、もう一度、細くて長いもの、スキー板は?~二本セットで、一台。若かりし頃、スキーインストラクターだったので、これは知っています。

スノーボードも、一台。自転車も一台。スケートボードも一台。乗って動く(動かす)ものだからかな。

確かに、助数詞は迷宮~簡便に済まそうと、何でも、一個(いっこ)、一つ(ひとつ)、と数えていませんか?

この、「~つ」の数え方ですら、ほかの助数詞とちょっと異なります。10までの数え方でも、「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」「よっつ」「いつつ」「むっつ」「ななつ」「やっつ」「ここのつ」「とお」と変則的。

そして、11以上になると、「~つ」が外れ、「じゅういち、じゅうに、じゅうさん、・・・・・・」。

教えるほうも、迷宮に陥ってきました==。



「助数詞・これだけは覚えよう」、東京外国語大学による日本語文法解説はこちらから。

日本語をマンガで学ぶ:『日本人の知らない日本語』原作者・海野凪子さんに聞く~はこちらから
日本語学校に集まるマジメな外国人生徒たち。そんな彼らの、外国人ならではの日本語の使い方やギモンの数々は、私たち日本人も知らなかった日本語の一面を教えてくれます。異文化交流気分を味わいながら、日本人だけど知らなかった日本語のヒミツを知ることが出来る、楽しくてタメになる1冊です。

余談:
『日本人の知らない日本語』の電子コミックを、Yahoo!ブックストアで立ち読みしようとしましたが、
【この作品は日本国内限定で配信しております。】
【エラーコード:-204】
【日本国外からアクセスされているため、ご覧になれません。】

 
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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アイロンマン)
2017-08-15 17:32:22
鶏は一羽しかいなくてもニワトリ!?
アイロンマンさんへ (マドモワゼル・ヒロコより)
2017-08-15 23:22:07
あああ…、ますます迷宮に・・・・。

(そのギャグ、教室で使わせていただきます==ありがとうございます♪)

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