ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

エジプト米で炊飯

2006-06-05 | ルーマニアのご馳走
いよいよ日本食が恋しくなってきて、近くのスーパーで売っているエジプト米でご飯を炊くことにしました。1キロ袋入り90円ほどのエジプト米。形だけは日本のお米に似ているので、これを選びました。ほかに数種類の長細~いお米も売っているのですが、こちらは見た目だけでパス。袋の裏側には、How to Cook として、調理方法が書いてあります。どれどれ・・・??

①鍋に1and 3/4カップのお湯を沸かす。
②1カップの白米を入れて、塩を加える。
③しっかり蓋をして、弱火で20分蒸し煮にする。
④火から下して蓋をしたまま、2~3分蒸らすと出来上がり。

え~~~???なんだか邪道じゃないの??お湯の中にそのまま白米をぶっこむの??しかも多量のお湯。こちらでいただく白飯がふやけている理由がわかりました。私は正当な日本の調理方法で白飯を炊くことにしました。

        

まず、お米を研ぐ作業。キッチンでごそごそやっているとお姑さんがのぞきに来られました。お米を調理しようとしているのを見て、鍋にお湯を沸かそうとしてくれます。「ノー、ノー、日本ノ方法デ作ルカラ。」と断ってここばかりは姑さんの出番をなくしてしまいます。適当なホーローのしっかりしたお鍋があったのでこちらに洗米したものを移しかえます。水の量はお米の分量の2割増し。計量カップが無いのでマグカップで計ってその通り入れます。「火ニカケナイノ?」とこれまたお姑さん。「30分、待ッテカラ。」と日本式。

始めチョロチョロ、中パッパ、ふきこぼれそうになったら弱火にしてぱちぱちと水分がなくなってきたところでさらに弱火にして2~3分。火を止めて10分蒸らします。出来栄えは??~bineビーネ(=ルー語でgood)。芯も無くべちゃご飯でもなく、お世辞にもふっくらとは言いがたいけれども、エジプト米にしてはうまく炊き上がりました。湯気が上がってご飯の香りがします。日本では炊飯器しか使ったことが無いので水分量の調節や火加減などあてずっぽうだったけれども、初回から失敗無しとは嬉しいです。

日本出発直前に空港で友人からもらった「しそ梅」(=チューブ入りの練り梅)を添えて食べてみました。ご飯はご飯、ちょっとやそっとの違いはこの際、大目に見ましょう。日本のお米のようなコクが無く淡白な味。噛めば噛むほど味の違いがはっきりするので、空腹にまかせてかっ込みました。こちらへ来て自分でご飯を炊いて食べていることが嬉しかったです。

2カップ余り炊いたので、残りはおにぎりにしました。海苔は無く、塩味だけ。それにさらにしそ梅を乗っけて食べてみました。おにぎりにしたほうがイケるみたいです。お姑さんに勧めてみると「ビーネ」と言って食べてくれました。

マイダーリン、「What’s?」と驚き顔。見たことも無いものがたくさん並んでいるようです。「日本式デオ米ヲ炊イテ、オニギリヲ作ッタ。」「ムムム???」と最初は匂いをかぎ(=彼は戌年)、ぱくっとかぶりつきました。「手ノ中デ作ッタノ?」「Da!ダー(=ルー語でyes)」「ウ~ン。水ト塩ダケカー。日本ニ行ク練習ダ。」とか何とか言いながら、3つ食べてくれました。次の日は焼きおにぎりにしようと思っていたのですが、その間もなくぱくついていました。焼きおにぎりにするには、醤油が欲しいな~。残念ながら一緒に住んでいる弟さんは顔をしかめて「ノー・サンキュー」。

とにもかくにも、最初の炊飯は成功したと自分では自画自賛。でも次は、コンソメスープのもとを入れて、パエリア風に味付けご飯にしてみるつもり。この方がきっと食べやすいはず~お米自体にコクが無いため、塩以上の何かを足したほうが良いみたいです。

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