55キロの距離を走りながら、考えたこと。
今までの私は、いかに前ばかり見て走っていたのか、ということ。競技志向が強く、前のほうばかりを走ることにとらわれていた、ということ。寄る年波に勝てず、走力を落としてからは、前にたくさんランナーがいたり、どんどん抜かれたりすると、不機嫌になったりもしたものです。
2年前に初参加したバルカン・チャレンジ、これはチャリティイベントなので競走ではなく、走るのもグループ走。それでも、グループの前の方を走ることにこだわったりしていました。上背のある男性ランナーが多かったので、グループに紛れて走っていると、ランナーの背中に遮られてまったく前の景色が見えないという理由もあります。このときは体調も良かったので、何に遮られることもなく、後半になるほど体調が上向きになるほど楽勝で完走。
2回目の参加となった昨年は、一度完走しているということもあり、腰痛があるにもかかわらず、タイムにこだわりグループから飛び出して前のほうを走ったりしていました。そして、持病の腰痛をかばう余り前頚骨筋をひどく痛め、3日目からはかなり無理をして、ものすごい包帯ぐるぐる巻き(テーピングと圧迫包帯)になりながらも完走。
今年はとても完走できそうにない、前年度よりも重症の腰痛。いったん参加を見合わせたにもかかわらず、チャリティイベントであることを理解し、急遽の参加決意。
しかしながら2回完走している、というプライドにこだわりがなくなったので、ここで走っているだけで本望。グループのどこにいても、少し遅れても、自分の出来るペースで走るだけ。グループが見えなくなるほど遠くに離れても、エイドではサポートカーが待っていてくれるし、怖いものなし。
ここに来れてよかった、と思うだけ。
たとえばマラソンで、好タイムでゴールしたらやっぱり嬉しいけれど、これは自分のために走ったわけで、完全な自己満足。でも今は、自分がサポートしようと思った子供たちのために走っているし、そんな私を応援してくれる友人たちのためにも走ることができる。ランニングって、いろんなことができる。ここに来て、目が開いて良かったな、と。
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無理をしないように!
3日目を走って、中日を休もうかと思っていたけれど、体が固まってしまいそうなので、やっぱり明日もスタートします♪