ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

走れ、シベリア鉄道 2

2014-11-23 16:02:35 | 日記
先生「みなさんは、四分音符、八分音符、四分休符のリズムを正しく手拍子出来るようになってきました。今日は、回数を数えてリズムを手拍子できるように・・・やってみよう。」

先生「初めは、音楽を聞いてね。先生が、『出るよー、そーれっ!』って言ったら手拍子しよう!数えてね。」
児童 音楽を聞く。(Mad Moses 「The Theme From Mission Impossible」)
先生「♪・・・出るよー、そーれっ!」何回か繰り返す。

先生「このリズムが出来ると、『走れ、シベリア鉄道』Cの部分の鉄琴と木琴が出来ます。これを見よう!」


先生「左手、右手で♪ラ、ラ。左手、右手で♪ソ、ソ。左手、右手で♪ファ、ファ。右手でファミレ。」
   左手と右手を動かしながら階名を歌う。
先生「○くん、○さん、鉄琴を持ってくれる?鉄琴でやってみるよ。」
   共鳴管のないグロッケンと呼ばれる鉄琴を児童に持ってもらい、左手と右手の動きが見えるように演奏する。
先生「では、みんなはエア鉄琴で手を動かしてみよう。♪ララ12ソソ12ファファ12ファミレ12」
児童 先生の歌うメロディーに合わせて手を動かす。

先生「では、全員に鉄琴と木琴に挑戦してもらいます。7人ずつ呼びます。次に挑戦する人たちは、窓際に並んでる椅子に座って待ってください。それ以外の人はリコーダーを演奏します。Cの部分だけだよ。」   クラスを5つのグループに分け、順番を板書する。
先生「では、リコーダーと鉄琴、木琴を合わせよう!」

 この後、前回の小太鼓、大太鼓と今回の木琴、鉄琴を合わせると、楽しい合奏になります。
(Cの部分だけですが・・・)
さらに、リコーダー(主旋律)だけではなく、アコーディオンを入れると、音のバランスのいい合奏になります。少しずついろいろな楽器を入れると、その繰り返しの中で主旋律をしっかり覚えられるので、すぐに、アコーディオンを楽譜なしで弾くことができます。


走れ、シベリア鉄道 1

2014-11-15 16:25:53 | 日記
先生「『走れ、シベリア鉄道』をリコーダーで吹きます。最初のAの部分を聞いて覚えよう。」
   ピアノで伴奏(力強い感じ)を弾きながら、メロディーを階名で歌う。
先生「もう一回、聞こう。」
   ピアノの伴奏の音を小さくして階名で歌う。
先生「では、1分間、練習しよう。」
児童 リコーダーの準備をして練習をそれぞれ始める。
先生 ピアノで前奏を弾き始める。
児童 Aの部分を演奏する。

先生「先生の指を見てね。(手にリコーダーを持つ。)♪ラーソファソーファミファーラファファミ。」
   歌いながら、指を動かす。
  「音の高さが、ひとつひとつ動いていたのに、ラファのところで二つ音が動いたね。」
児童「あー、そうだー。」
先生「ラファだけ練習してみよう。」
児童 各自、練習する。
先生「最後のファミレー(リコーダーを持って指を動かす)は、低い音になるね。低い音を出すコツは?」
児童「そっと吹く。」「息の強さに気をつける。」
先生「そうだね、強い息を吹き込むと割れてしまうね。
   最後のレの薬指は穴を二つ、いっぺんに塞がなきゃいけないね。」
児童「ん?」「あっ、二つだ!」
先生「パッと二つの穴を塞いでみよう。」
児童 練習する。ピアノの伴奏に合わせてAの部分を演奏する。

帰りには、音の飛びがある♪ラファまたは、♪ファミレを吹いて評価する。

次の時間・・・
黒板にABCを貼っておく。
先生「今日は、『走れ、シベリア鉄道』のAを吹いたら、楽譜を見ながら、後のBCは聞いていてね。」
児童 Aの部分を吹き、BCは聞く。Cを聞いて、Aと同じメロディーが出てきたことに気付く。
先生「Cを聞いて気が付いた?」
児童「Aと同じメロディーが出てきた。」
先生「そうだね。では、今日はAとCを吹いてね。Bはピアノを聞こう。」黒板に貼ってあったABCに「ふく」「聞く」「ふく」と書く。
児童 AとCを演奏する。


つたつたのリズム


たんたんのリズム

先生「Cの部分にリズム伴奏をつけよう。小太鼓で『つたつた』を7回、『たんたん』を1回。
   こんなふうに、枠打ち、皮打ち、枠打ち、皮打ちを繰り返して、最後は両手で『たんたん』。」
   小太鼓の音を鳴らしながら、説明する。
先生「はい、みなさん、左指、右指で机を軽くたたきます。左右左右・・・・簡単に『ひみひみ』っていうよ。構えてーそーれー!『ひみひみ、ひみひみ、ひみひみ、ひみひみ、ひみひみ、ひみひみ、ひみひみ、たんたん』」
児童 左指、右指を動かす。




たんパクパクたんのリズム


たんパクたんたんのリズム

 小太鼓と同じように、大太鼓のリズムを手拍子でとる。
 「たんパクパクたん」を3回、「たんパクたんたん」を1回。

 小太鼓と大太鼓をリズム伴奏にして、Cの部分だけリコーダーを演奏する。
児童の分担は、①希望者のジャンケン、②二つの楽器が全員に回るようローテーション、③どちらか一つを経験など、その時間のねらいと時間配分を考えて行う。

「走れ、シベリア鉄道」平島 勉作曲