maczu:Cafe

お茶や食の話。暮らしの中のひとコマの風景。
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ひとつぶの美味しいしあわせ

2004年09月30日 | スイーツ
                   

今年の夏、夢中になった和菓子があります。
ひとつぶのマスカットというものでマスカットを薄い求肥で包んだお菓子です。
実は夏季限定で5月から10月末にしか出まわりません。
ですから、今、ご紹介するのはとても遅いのですが(^^ゞ

口に入れると求肥の柔らかで上品な感触とグラニュー糖の懐かしい甘味が広がります。
そして、そっと歯を当てると生のマスカットの中から、みずみずしい果汁が弾ける…。その瞬間がたまりません!「うまい!」つい叫びたくなるお菓子なのです。

最初、お友達にひとつぶお試しに頂いたのですが、そのひとつぶで虜になりました。
丁度、渋谷のフードショーに1ヶ月ほど出店していた為、せっせと通っては手土産にお届け。どちらに持っていっても、その新鮮な驚きのある美味しさにとても喜んで頂けます。そして、ついついススメられるままに私もちゃっかりお相伴(笑)

中国茶のお茶うけにもピッタリの美味しさ。凍頂烏龍茶や安渓烏龍茶などの香りがありつつも、すっきりとした青茶に合います。

和菓子好きな方、お取り寄せがお好きな方、販売終了前にぜひともひとつぶの幸せを噛み締めてみて!


共楽堂

今年もまた、できちゃった…。

2004年09月29日 | ペット
                  

8月のある日、久しぶりに桃が我が家にやってきました。
桃というのは、近所で飼われている犬でうちの犬の母親犬です。桃は大変、いい子で愛嬌もよく、私たちはよそんちの桃を可愛がっています。

月記でこれまでうちのワンコたちのことを『僕の愛犬物語』と称して書いてきましたが、ご存知ない方もいると思うので、簡単にそのあらましを紹介します。

桃はうちで呼んでいる名前で本名は他にちゃんとあります。ある家で放し飼いにされているメス犬で、避妊手術も受けてなく、2年前の出産後(2度目になるそうです)、我が家に現在の愛犬1・菊を置き去りにし、まんまと桃の手管にハマった私たち家族は菊とその後、さらに連れてきた梅を飼うことになりました。

その後、半年ほどで梅は急死。昨年の3度目の出産後、今度は杏を連れてきて、我が家はさらに飼い犬が増えました…。そうです。桃は大変なやり手で賢く、「この家は子を育ててくれる」と見込んで当然のように子供を預けにやってくるのです…。

そして、昨年後半くらいうから桃が遊びにくる事は少なくなりました。淋しいと思う反面、「これは、ちゃんと繋いで飼っているのだな」と私たちは安心していました。月に1度やってきて、ご飯を食べて帰っていくかと思えば、2ヶ月ほど顔を見せないこともあります。きちんと飼育されているのならば、それはそれで安心です。

私は桃と出逢って、そして、菊たちと過ごして、犬に関する出版物のお仕事をするようになりました。それはとても幸福な出来事で犬と暮らす楽しみも得たと思っています。

そんな今年8月、桃はひょっこりやってきました。前に見た時よりずっと痩せていて、それなのにお乳が膨らんでいます。いつものように、お腹を見せて私に愛想を振りまく桃のお乳に触れてみました。すると、ミルクが…。

そうなんです。
今年もできちゃったんです…。

最近、やたらと我が家にやってきては遊んで帰る桃。私たち家族は日々、ひとつの恐怖に脅えています…。また、仔犬を連れて当然のようにやってくる事を…。

昨年12月。突如、弟がパピヨンの仔犬・グーを買ってきて、我が家にはまた、ペットが増えました。なぜか、当たり前のように弟は私にグーの育児を任せっぱなしで私も正直、いっぱいいっぱいです(;O;)なんせ、私には9年前から買っている愛猫・慎吾が先住猫としているのですから。

そんな訳で、やってきては、天真爛漫に振舞う桃には常々、「お願いだから、今年は勘弁してください。うちは定員オーバーです」と言い聞かせる毎日です。

香立て

2004年09月28日 | 情報


アップしたばかりの里和さんの9月のきもののはなしにお香のカットが出てきます。
それで、お香繋がりで私がこの夏に買ったきんぎょ柄のお香立てをご紹介します。

これは、里和さんと入谷のあさがお市に行った時、周辺をそぞろ歩いていて入ったお香屋さんで見つけました。暑い夏にきんぎょがなんともいえず涼しげで優雅に思えて即、購入。今、持っているお香立ての中では一番気に入って、以来よく使っています。

部屋では気分転換やエアーフレッシュにお香、茶香炉、アロマポットなどを使っています。どれを使うかはその日の体調や気分で変わります。最近は茶香炉が一番活躍しているかな~。茶香炉についてはまた今度、お話しますね。

秋のお茶

2004年09月25日 | ティータイム


相変わらず中国茶三昧の日なのですが、今毎日飲まずにはいられないお茶があります。
中国茶ではなく、緑茶で栗のフレーバー。先日、緑碧茶園で購入しました。
名称を『栗 Chestnut』(LF111)。
茶葉には栗が混ぜ込んであって、あま~くほっこりするお茶。9月~2月の限定商品だそうです。

なぜか、朝のお茶として特に飲みたくなるのはなんでだろう?で、このところ、毎朝このお茶を飲んでいます。香りのついたお茶は好き好きがあると思いますが、どうも私にとってこの香りがヤバイ。私の脳に刺激するんです。「飲みた~い」、「ほっこりしたい」とどうも身体が忘れられない。甘い風味ながら、けっして下品でない香りと味がいい感じ。

9月も下旬。秋も秋。この季節にピッタリなお茶でおススメです。

※画像のお茶を入れている器は中国茶で使われる茶荷というもの。いったん茶荷に茶葉を取ることで、茶葉の量を調節しやすく、茶葉の状態を目で確認することができる。


緑碧茶園

愛するSX-70

2004年09月24日 | できごと


7月、欲しくてたまらなかったポラロイドカメラ“SX-70”を入手しました。
このフォルム。加えて肩掛けできる速写ケースの愛らしさ。
そして、ぼんやり、どこか懐かしい色合いで写る写真がいいんです。

むしょうに欲しくなって、後期モデルとモデル3を入手。
国内では販売していないモデル3は、私同様、欲しがっていたアイビーのお誕生日プレゼントとしてお嫁に行った。

後期モデルを現在愛用していますが、茶と銀でカッコイイでしょ?
今はどこに行くのも一緒。ただし、フィルムが高いのが悩みの種だけど…。

岩井監督の映画『Love Letter』の中で主人公が使っていたとか。たまたま、岩井さんとのお仕事中だったので「岩井さんに影響された?」と友人に言われたが、実は観ていながら、知らなかった(^^ゞ

私と同じような時代を生きてきたこのカメラ。
これからもずっと一緒にいたいと思っています。


教えたくないヒミツの場所

2004年09月20日 | カフェ


栃木県田沼町に『カフェ・ブロッサム』というカフェがあります。
このカフェを知ったのはもう2年近く前。知ってすぐ「行ってみたい!」と思ったのですが。遠いのでおかげで2年かかりました(^^ゞ

オープンテラスのこのカフェにはなんともいえぬ雰囲気の木立に囲まれ、老夫婦が営み、ゆったりとした時間が流れています。愛犬もいて、お客さんのテーブルを廻って愛想を振りまく様子が可愛い!。犬連れOKなのでお客さんたちも犬を連れて食事やお茶を楽しみにやってきます。

アンティークカメラが好きなご主人は私がテーブルに置いたsx-70を見て、「いいご趣味ですね」と気さくに話しかけてきてくれました。カメラ好きとわかると店内の棚に大切に飾ったアンティークカメラの数々をご披露。ひとつひとつのカメラの思い出話をするご主人はとても嬉しそうでした。

この日、ブロッサム自慢の子羊のローストを頂く。塩加減も絶妙。お肉も柔らかい。一緒にいった母はお昼を食べてしまっていてお腹がいっぱいだったので不満の様子。「早く言ってくれれば、食事しないで来たのに!」と私の皿を横目でみる。結局、母は“栗とブルーベリーと干しぶどうのタルト”をオーダー。次に来る時は絶対、食事をすると決意表明していました(笑)

今度はグーと一緒にランチ&ティータイム。そして、読書をしに出かけよう。
※次回はメニュー画像もアップします。



カフェブロッサム

カフェ、はじめました

2004年09月18日 | できごと


maczu:Cafe、オープンします。
以前、月読にあったエッセイ月読を月読ノートとして復活。モノに関するお話を2話リニューアルさせることにしました。それにつき、luneは閉鎖です。カウンターのみ移設しました。

私が大切にしている日々の暮らしの中の小さな幸せ。切り取った風景など。このプログではお茶や食、暮らしの中のちょっとしたエピソードを書いていくつもりです。恥ずかしながら本棚なども公開してみる事にしました(^^ゞ

実はずっと子供の頃から、カフェなどを営んでみたいと思っています。今でもひそかに副業でやってみたいと。飲食を拵えて、人に喜んでもらうこと。美味しいと言ってもらえること。雑貨や食器などのアイテムも大好き。現実にはカフェ経営はまだ無理そうなのでいわば、仮想カフェとでもいいましょうか。

仕事もそっちのけで、開店したmaczu:Cafeです(^^ゞ どうかご贔屓に~。

※この写真は以前、イタリア(ヴェネチア)に撮影に出かけた時のロケハンで取りました。イタリアではお茶やちょっとしたお酒が飲める場所をバールといいます。このバールはかなり粗雑な作りで飾り気がないのですが、その素朴さがいい感じ。地元の人の憩いの場所です。カウンターにはフードケースが併設されていて、ケーキやチーズ、ちょっとしたお惣菜のようなものが並べてありました。