Cape Fear、in JAPAN

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シネマしりとり「薀蓄篇」(213)

2017-07-17 00:10:00 | コラム
とい「れ」→「れ」いとしょー(レイトショー)

「レイトショー」とは簡単にいえば、映画の上映が21時前後の開始となる、その日の最終営業のこと。
(日をまたいで)朝まで上映となればオールナイトと呼ばれ、いずれも割引価格であることから、敢えてこれらを選択する映画ファンも多い。

いまでもそうだが、とくに上京したての自分は、しょっちゅうレイトショーで映画を観ていた。
「安いから」というのはあまり関係がなく、レイトショーやオールナイトというものに触れると、大人になった気分を味わえるから、、、だった。

わぁ、俺オトナじゃん! 映画狂じゃん!! みたいな。

雰囲気があるんだよね、
デートにも最適だし、逆に、ひとりで観るのもいい。


日中に上映されている映画のレイトショーもあれば、その時間帯のみ、つまり1日に1度だけ上映される映画のレイトショーもある。

米国では古くからの上映スタイルで、このレイトショーで人気になった最も有名な作品がリンチの『イレイザーヘッド』(77)だろう。





自分は「シネコン(複合映画館)ではない映画館のほうに愛着を感じる」古い人間だが、
それでも、レイトショーを「都心以外に広めた」という功績は評価出来るものだと思う。

そう、現在の全国的なレイトショーの流れは、シネコンあってこそ、、、なのだから。

帰省の際、ねぃちゃんと『もののけ姫』(97)のレイトショー上映を観る―こんなことが出来るなんて、高校生のころには夢にも思っていなかったもの!

夢にも思っていなかったからこそ、東京住まいの役得は「レイトショーに触れることが出来る」だと思っていた。

18歳から20歳にかけて、レイトショーに触れた回数は「少なくとも」50回を数える。

そのうち30回は、PARCO調布キネマだった。
(2011年に閉館。そして今秋、調布に多摩最大級のシネコンがオープンするそうだ)




調布は日活撮影所・大映撮影所がある関係で、映画を学ぶアンチャンネーチャンが沢山居る。
映画館の支配人は、もしかしたら映画学校の卒業生かもしれない・・・と思うのは、この調布キネマのレイトショーが「どう考えても映画を学ぶ学生しか観ないであろう」企画ばかりだったから、である。

ほとんど毎年のように、アメリカン・ニューシネマ特集をやっていたし!

そしてこの調布キネマで、自分は初めて『タクシードライバー』(76)をスクリーンで観たのだった!!


それまでにも10回くらい観ていた自分にとっての神映画だったけれど、哀しいかな、年齢の壁はいかんともしがたく、VHSでしか触れることが出来なかったんだ。

それでも10回観ているのだから、この映画のほとんどを理解していると思い込んでいた。

ショックだったね、初めてスクリーンで観て、夜のニューヨークのネオンの映りかたが、VHS版と「ぜんっぜん」ちがうことが。


映画は、映画館で! という当たり前のことを、これほど痛感した夜もなかった。


そういう意味では、いちど、(1)まずはテレビで (2)そのあと劇場で という順で名画を観てみるのもいいかもしれない。

そのほうが、映画館で観ることの大切さを理解出来そうな気がするから。


あすのしりとりは・・・
れいと「しょー」→「しょー」しゃんくのそらに。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(214)』
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