Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(16)淡路恵子

2017-06-17 00:10:00 | コラム
33年7月17日生まれ・2014年1月11日死去、享年80歳。
東京出身。

『酔いどれ天使』(48)の、久我美子と木暮実千代、そして千石規子。

『羅生門』(50)の、京マチ子。



『隠し砦の三悪人』(58)の、上原美佐。

「男を描くのが巧い」といわれた黒澤ですが、いやいや、なかなかどうして女を描くのも達者じゃないですかと。

少なくとも、スコセッシ・北野武より巧いのではないでしょうか。

上に挙げた女性キャラクターも素晴らしいですが、黒澤映画でベスト「女子」キャラクターを選出するとすれば、『野良犬』(49)の淡路恵子(あわじ・けいこ)さんになりますね個人的には。




主に60年代に活躍したひと・・・の割に、若いひとに知られているのは『ドラクエ』好きだったから、、、でしょうねぇ。




<経歴>

助産婦だった母親は女医にしたかったようですが、SKD(=松竹歌劇団)の養成学校に合格、高校を退学して芸能の世界を選びます。

ほぼ同じ時期に黒澤に発見され、前述した『野良犬』で幸運な映画俳優デビューを飾りました。

50年、SKDに入団。
草笛光子、深草笙子と組んだユニット『スリー・パールズ』が当たり、人気者になる。


『君の名は』の第一部と第二部(53)、『夏子の冒険』(53)、

やはり目を引く「なにか」があったのでしょう、デビューして数年でハリウッド進出を果たし、『トコリの橋』(54)に出演する。

『この世の花』の『第一部 慕情の巻』『第二部 悲恋の巻』『第三部 開花の巻』(55)、
『美貌の都』(57)、『青い山脈』(57)、『弥次喜多道中記』(58)。


~駅前シリーズ~

『喜劇 駅前旅館』(58)
『喜劇 駅前団地』(61)
『喜劇 駅前弁当』(61)
『喜劇 駅前温泉』(62)
『喜劇 駅前飯店』(62)
『喜劇 駅前茶釜』(63)
『喜劇 駅前女将』(64)
『喜劇 駅前金融』(65)
『喜劇 駅前大学』(65)
『喜劇 駅前弁天』(66)
『喜劇 駅前漫画』(66)

~社長シリーズ~

『社長太平記』(59)
『続・社長太平記』(59)
『社長道中記』(61)
『続・社長道中記』(61)
『社長漫遊記』(63)
『続・社長漫遊記』(63)


『女が階段を上る時』(60)、『妻として女として』(61)、『アッちゃんのベビーギャング』(61)、『ベビーギャングとお姐ちゃん』(61)、
『私と私』(62)、『クレージー作戦 先手必勝』(63)、『日本一の色男』(63)、『クレージー作戦 くたばれ!無責任』(63)、『香港クレージー作戦』(63)、『ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗』(64)、『無責任遊侠伝』(64)、『兵隊やくざ』(65)、『四谷怪談』(65)、『花と龍』(65)。

66年、萬屋錦之介と結婚。
『父子草』(67)出演後に家庭を優先するため、芸能界を引退する。

三男の交通事故死、四男が起こした事件と自死などなど、平成を生きる名優さん同様、私生活は順調とはいかなかったようです・・・。


87年、『男はつらいよ 知床慕情』で芸能界復帰を果たす。

『ダウンタウン・ヒーローズ』(88)、『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』(89)など山田洋次の作品群で肩慣らし? を終え、
『女帝 春日局』(90)、『香港パラダイス』(90)、『日本一短い「母」への手紙』(95)、『狗神』(2001)、『ぷりてぃ・ウーマン』(2002)、『油断大敵』(2003)、『ベロニカは死ぬことにした』(2005)、『ハードロマンチッカー』(2011)などに出演する。


14年1月11日、食道がんのため死去。

享年80歳、遺作は『四十九日のレシピ』(2013)でした。


ほどよいエロスと、暗くなり過ぎない「翳」―そんなイメージがあったから、余計に『ドラクエ』愛を語る姿には驚きましたね笑

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(17)杏』
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 俳優別10傑 海外「さ行」... | トップ | にっぽん女優列伝(17)杏 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

コラム」カテゴリの最新記事