Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

どうかしてるぜっ

2013-09-05 00:30:00 | コラム
「たまたま」A型の神経質として生まれたから「そう思う」のか、そうでなかったとしたら「そう思わない」のか、ちょっと分からないが・・・

少し前、修学旅行で新幹線に乗った埼玉の中学生たちが「きちんとゴミを片付けて」降車したことに清掃員が感動し、学校に感謝の手紙を送った―というニュースが話題になった。

素晴らしいことだが、それを伝えるネットニュースのコメントを読んでいくうちに、どうなんだろうか、、、と思ったことがある。

中学生を絶賛するコメントで溢れていたが、「それが常識」「当然のことをしたまで」「汚くして帰るほうが異常」などのコメントも多く、また、それらに対する批判などは記されていなかった。

なんら問題はなさそうなコメントたちだが、ちょっと、ほんとうかよ? と。

これだけのひとが「真っ当な」コメントを発している、じゃあなぜ、
不法投棄や煙草のポイ捨て、
「ゴミ箱が“そこにある”のに、コンビニ前でゴミを撒き散らす」ヤカラが多いのか。

ネットに正論書くひとのなかには、そういうことするものは居ない?

それはちょっと、考えられないよね。
そうではなく、正論書いておきながら、実際にはそういう行動を取っていない―と解釈するほうが正しい気がする。

冒頭で記したように、自分の潔癖性は「たまたま」であって、ほかの面では「正論書いておきながら、実際にはそういう行動を取っていない」ことがあるかもしれない、
そのアベコベさこそ人間というもの、、、なんて開き直る場合があるかもしれない。
しれないから大きな声で批判出来ないのだが・・・。


ラブホテルで清掃員として働いていたときのこと―。

半数以上の客が、使用済みのコンドームをゴミ箱に捨てていなかった。

ティッシュ箱や布団、枕の上。
ひどいヤツになると床に放り投げており、ときどきそれを踏んでしまうことがあった。

ひとりで清掃していても、「うぎゃっ!」と声を上げたものね。

自分のザーメンだって汚らわしいと思うわけで、ひとのザーメンなんかありがたいわけもなく。(だから、俗にいうザーメン女優はすごいと思うんだ)

気持ちいいことしたんだから、ザーメンくらい片付けろって話である。


ザーメン片付ける客でも、キレイに部屋を使うとはかぎらない。
かなり正確な数字だと自信を持っていうが、ゴミをゴミ箱に入れない連中は4割ちかく居る。

金払っているから、別にいーじゃん?

まぁそういうヤツも居るだろう。
自分なんかからすれば、せっかく金払った部屋なのだから、キレイにしておいたほうが居心地よく過ごせる・・・と思うんだけれども、どうやらそうは考えないらしい。

ホテル側に非がないかといえば、それもまたちがうような気がする。

洒落た内装で浮かないようにするため、目立たないゴミ箱を置いている。

これがたとえばポップでキッチュでハイセンス? な柄のゴミ箱だったらどうだろう。

そのまま盗まれる可能性もあるが、ゴミ箱がゴミ箱であることを主張するだけで、みんなゴミをきちんと捨てるようになるのではないか、、、などと考える。

そこまで過保護? にしなければならないというのも妙だが、

つまりあれだ、埼玉の中学生は素晴らしいし、そこの学校方針もたいしたものだが、
「正論書いておきながら、実際にはそういう行動を取っていない」のであれば、

少しくらいは赤面してほしい。

そういう羞恥心が生まれるひとであれば、変わる可能性だってあると思うんだ。


※クリープハイプ(トップ画像)、今年の名曲『ラブホテル』より。

いいねぇ、こいつら大好きだ。




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コメント (3)
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