まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

銚子市

2017年03月20日 | Weblog

衰退。

こんな記事が。

『銚子市は夕張市になってしまうのだろうか? 財政再建団体問題

最近は地方公共団体の財政問題についてあまり興味を持ってこなかったが、先日読売新聞を読んでいたら銚子市が県から「このまま行くと北海道の夕張市のような財政再建団体になる可能性がある」ので財政健全化計画を策定するように要請されていた。
銚子市が一般会計の赤字を補填するために特別会計から約4億円を繰り入れたことを県が問題視したということのようだ。

しばらく前までは私の住んでいる千葉市財政健全化団体に指定されそうになって、財政健全化計画を策定していたのでその時は市町村の財政に興味を持っていたが、最近は千葉市の財政も改善されたらしくかまびすしくなくなった。
そのため地方自治体の財政問題はメディアでとりあげられなくなっていたが、今度は銚子市が問題視され始めている。

千葉県は東京湾寄りと東京寄りの地域は総じて人口も増加しまた産業基盤もしっかりしているのだが、太平洋に面した地域の産業基盤はほとんどなく衰退の一歩をたどっている
銚子市、館山市、勝浦市、鴨川市といったところがそうで、こうした場所は観光と水産業以外の産業は存在しないといっていい。
このため毎年のように人口減少に見舞われており、特に銚子市は水産業以外の産業が全くない。

かつてといっても江戸時代だが銚子は江戸と東北や蝦夷地の物流の起点で、利根川をさかのぼり関宿で江戸川にはいる物流ルートの起点としてとして栄えていた。
明治以降は特に水産物の水揚げが全国的にもトップクラスで千葉県で市制を引いたのが千葉市に次いで古い。

注)三波春夫さんが歌った大利根無常にはそのころの利根川の殷賑ブりがよくわかる。
歌詞は「利根の利根の川風 よしきりの  声が冷たく 身をせめる これが浮世か 見てはいけない 西空見れば  江戸へ江戸へひと刷毛(はけ)  あかね雲 」というのだが平手造酒がやくざの用心棒をするほどやくざ稼業が跋扈していた。


しかし日本の産業構造が変わって水産業が相対的に衰退産業になると銚子市の殷賑ぶりにもかげりが生じ人口減少に拍車がかかった。
若者の働き場所がないため若者は東京に出てしまい、残ったのは老人ばかりになったからだ。
1970年には9万人いた人口が現在では6.5万人程度になり、さらに激減が予想され2030年には県下で最高の人口減少地域になると推定され、その時の予想人口は約4万人である。

そのため市の財政は毎年厳しさを増して、昨年度は赤字を補てんすることができず苦し紛れに水道事業特別会計から約4.2億円を振り替えて赤字決算を免れたのが実態だ。
だが本音を言えば銚子市の財政はもうどうにもならないのだと思う。住んでいるのは老人ばかりで若者は老人福祉ばかりに熱心な銚子市に愛想をつかして、周りの旭市や神栖市に引っ越してしまっている。

銚子市の最大の課題というと市民病院問題だがこの病院は長く赤字が続き08年にいったんは閉鎖したのだが、病院を閉鎖した市長はすぐにリコールされてしまいその後再開された。
しかし病院経営が厳しいことはその後も全く変わらず年間10億円程度の赤字補てんをしなければ病院経営がなりたたなくなっている。
これが銚子市の財政危機の根本原因の一つとなっている。

老人ばかりが住んでいるので市民病院は絶対に必要ということだが、実際は隣接する旭市に旭中央病院という規模も医師数も充実した病院があり、銚子市民ももっぱらこちらに通ってしまうので銚子市の市民病院は相変わらず閑古鳥が鳴いている。
市民は市民病院は必要だが実際の病気治療を当てにしているわけではない。

銚子市の問題は地方自治体が今後も存続できるか否かの一つのメルクマールになるような問題なので今後とも実態をトレースする必要がありそうだ』

※加速している!

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