モラルハラスメント・ブログ

モラルハラスメントな夫と壮絶なバトルの末離婚した二児の母のブログ☆モラハラブログリンク集もあります☆

離婚調停~序章

2005年03月25日 18時02分40秒 | 離婚調停
私が離婚調停を申し立てたのは、去年の秋だった。

話し合いで離婚を成立させられると勝手に踏んでいた私だったが、
そもそも夫はモラで話し合いはおろか普通のコミュニケーションすらできないから
別居に至ったわけで、今振り返れば普通に協議離婚しようとしていた自分は大甘だったなぁと思う。

別居以降、復縁を迫り、激しい脅しの応酬を続けてきた夫とのコミュニケーションが
完全に断絶したのは昨年の6月半ばのことであった。
「もう電話もしないで欲しい。ここには来ないで欲しい。」
きっぱりと私が夫を拒絶できたのと、夫が諦めと「抑うつ」に突入したのが同じ時期だった。
そのまま時が2ヶ月経過した。
8月の半ばに「内容証明」を自分で作成し、夫宛送付した。

「あなたと私との人間関係は全く修復不可能です。
よって、離婚に応じて下さい。ついては、「離婚協議書」に署名捺印して下さい。
これらに応じられないのであれば、私は離婚調停を申し立てる所存です。」

夫からの返答がなかったので、複数の弁護士に相談に行った。
たまたま結婚前の仕事で、弁護士の知人が多かったのが幸いした。
かなり大手で実力もある、弁護士事務所の辣腕女弁護士が、
私の離婚の相談を引き受けると言ってくれた。
彼女とは15年来の知り合いになる。
2人の子育てしながら、共働きで弁護士を続けておられる。

弁護士は
「離婚調停に於いては、弁護士を代理人として依頼する場合と、
弁護士に1時間いくらの報酬を払い、進捗状況を相談しながら、
自分自身で離婚調停を申し立てる方法がある」
とアドバイスしてくれた。
私は一刻も早く離婚したい気持ちが強かったので、
「いや、先生に最初から依頼させて下さい。」とすぐにそう言った。
夫は私を見下しているし、調停委員も泣き落とすだろう。
だから、自分で申し立てれば、間接的に振り回されるに決まっている。

離婚を決意したときから、「離婚」にフォーカスして「モラルハラスメント被害者同盟家庭版BBS」を
隅から隅まで熟読していたが、普通の夫婦の離婚と比較して、調停・裁判に至るケースの
なんと多いことか。それだけ、「話し合いにならない相手」なのだから
万全を期して、最初から弁護士を立てることが、早期解決につながるにちがいないと
前々から思っていた。
「モラ夫と離婚についての考察」で、そのあたりを詳しく述べている。
これからモラ夫と離婚したいという方は、是非最初から弁護士に相談して
調停手続きを進めることを強くお勧めしたい。
家を出た時点から、弁護士の存在があると、とても心強いと思う。
脱出後傷ついた心で弁護士を探すのは、骨の折れる作業だと思うから
できれば脱出前に複数の弁護士と会い、相性のいい人に依頼するのがいいと思う。
弁護士に相談することのメリットは、まず自分が一歩踏み出したという実感が持てることと
次には自分の中で「スタンダード」が持てることだと思う。
今回のこの離婚についての、青写真というか、自分なりのビジョンが
弁護士の淡々とした算段で明らかになるのである。
自分の、心の葛藤や、人生の上での判断であったり、思い出や今後の人生の不安とか
そのようなドロドロしたものの一部の流れとして「離婚」を捕らえている自分に反して
弁護士というのはあくまでも「仕事」として、この「離婚」を客観視してくれる。
「決めなければならないことは、これっこれっこれ」ときっぱり話してくれて
「離婚は、金。」と言い切る。
自分の中の「離婚観」が、自分の世界に弁護士が介入することによって
大いに変わることは間違いないと思う。そのためにも、「是非相談」である。

弁護士への費用は20万円と、経費の預託で4万円だった。
経費の余剰金はのちに清算されるらしい。
そのお金を振り込んだとき、「ああ、もう後戻りできないな」とふと思ったのを記憶している。

まず私は、「離婚調停申立書」を最寄の家庭裁判所に取りに行った。
家に帰り、テーブルで、離婚原因や夫の行状などを記入するうちに、
「ああ。ホンマ酷い結婚生活やったなぁ。」と
ぽたぽた涙がこぼれ落ちたことも記憶している。

暖かい家庭、皆ほがらかで楽しい家族、ずっと切望して生きてきた自分が
ようやく家庭を持った。家族の要は「母」だとずっと思ってきたから、
いつも笑顔ではりきって、皆に安らぎとパワーをさんさんと降り注ぐ私でいたかった。
家族が四人になったとき、この子達が大きくなって・・・と将来を想像した。
優しい義父母と、稼ぎの良い夫と、閑静な住宅街に大きな家。
料理上手で元気なおかあさんである、私(笑)
その幻想があまりにも美しく輝きすぎていたために、
自分が壊れるまでに頑張りすぎたのだとおもう。
幼い頃からのそれを思い焦がれるだけで胸が苦しくなるほどの「夢」であった、
「おとうさんがいて、おかあさんがいて、子供達がいて、皆笑っている」普通の家庭。
そんな家庭を自ら構成するという「夢」は、破れてしまったし、
子供達にも、そのような家族を構成してあげるこということが
これで完全にできなくなってしまった。
でも、よう頑張ったやないか、私。だから「ええやん。」

夫は私の心や身体だけではなく、夢も壊したのだと、その時痛感した。

離婚調停申立書にさっさと記入を済ませて、先生に電話をした。
「先生、これ申立してきていいですか?私が行く方が早いから」
先生は「オッケー、じゃ私が代理人になった旨、あとから書類で連絡するわ。」
「調停のハガキはまっち~さんところじゃなくて、代理人である私のところに届くからね。
先方は本人に届くと思うけど。じゃよろしく!」
てな感じで、自ら申立書を持参することになった。
窓口で大きく息を吸い込んで
「離婚調停の申し立てに来ました」と言った。
印紙代がいくらか取られたが、数千円のことではっきり記憶していない。
窓口の横のブースに座るよう言われて、内容について一つ一つ確認された。
それは、私は平気だったけれど、普通は結構嫌なものかもしれないと思った。
私は調停の申し立て書に話し合いがスムーズに進むために「DV」を全面に押し出していた。
また、「相手はうつ病を自称しているので、何をやらかすかわかりません、
絶対に顔をあわせないように配慮してくれないと、裁判所で事件が起こっても困りますよね。」
と言い、その件については絶対に顔をあわせることのないように、配慮する約束をしてくれた。
係員の方は、それがかなり心配になったようで、何度も夫の病状や性格について尋ね
申立書に注釈を添付してくれていた。

その申立を行ってから、ちょうど1ヶ月半後に、私は先生と家庭裁判所に赴いた。
第一回の離婚調停である。

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4 コメント

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離婚調停同期 (かもも)
2005-03-25 20:35:01
同期と勝手に思わせていただいてます(m。_。)m

私は昨年夏調停を申し立て、8月に第一回目、9月の2回目で不調にし、裁判に持ち込みました。

現在2回目の裁判が終わったところです。夫のわけのわからない主張に憔悴しきっています。同時期に調停を申し立てられ、毅然とした姿勢で進まれているまっちーさんは私にとっての励みです。

いつもいつも読ませて頂き、泣いたり、共感したりしています。

本当にありがとうございます。



今、弁護士から「陳述書に性描写を書き加えて欲しい」と言われ、フラッシュバックで思考停止。体が思い出すことを拒否しています。

それを女性センターの相談員に訴えると、「一緒に書きましょう」と言ってもらえました。そして「それほどあなたがつらい状況になるのであれば、離婚&親権という大きな目標のみ勝ち取ることに焦点を絞ってはどうか。」とアドバイスされました。

とても悔しい思いですが、

「慰謝料、養育費にこだわるあまりに、自身が体調をくずしてしまっては元も子もない。心の回復にはものすごく時間を要するのだから、それを第一に考えましょう」

と言われました。

わかるんですが、でも悔しいです。

何もかも搾取されてきたことに対し、謝罪がないのなら、謝罪があったとしてもお金でかたを付けたい思いがあります。私はあさましいのでしょうか。頭が混乱しています。

今日は娘の卒業式があったので、感情が高ぶっています。スミマセンm(__)m



又、寄らせてくださいね。

かももさん (まっち~)
2005-03-26 02:05:59
同期のかももさん、こんばんは。

いやぁ、そんなの絶対諦めたらダメダメです!

養育費は、「子供の権利」ですからね、

母親の権利じゃないですから。

セックスについての描写、フラバっちゃうのわかります。

私もこの「離婚調停②」に書きましたが、結婚生活を全部書き下ししたとき、めちゃくちゃ辛かったですよ。のた打ち回って辛かった。

でもね、その時だけ。

体調が悪かったら、休んで、いいとき書けばいいんです。どうしてもセックスについて書くことができないなら断ればいいし。

心身ともに弱っておられるときに、相談員の方の暖かいお言葉は嬉しいですが、

子供にはこれからいくらでもお金かかりますし、諦めないで欲しいです。

私は、正直、絶対に諦めません。

夫が責任逃れするタイプと2月26日のブログで書きましたが、

彼は了承の上子供を作ったのだし、そして人を傷つけたのだから、社会的責任を負うべきなのです。甘やかすことないです。

それは「あさましい」のではなく「当然の権利」なのです。

かももさん、「当然の権利主張」することに、一切の罪悪感なんか持ってはいけないですよ。

その相談員さんが、かももさんが倒れたとき、生活費の面倒を見てくれますか?うおおっとエキサイトしてしまった(笑)

私は、戦って得られなかったのは仕方ないけれど、戦うことを途中で諦めるのはよくないと思います。

一緒に頑張りましょうよ、私もこれからなんだし☆

しんどいときは休んでいればいいんですよ、

自分の人生、人のペースでやることないです。

体調を整え、心を整え、戦いましょ☆

応援してます!

また報告に来てください。私は裁判はまだなんで参考にさせてください!





ありがとう (かもも)
2005-03-26 22:19:14
まっち~さん

ありがとうございます。



そうですね。子供の権利ですよね。

昨日は少し弱気になっていました。



モラハラゆえに証拠が乏しく、裁判官に理解が得られないことにあせり、怒りを感じています。



でも、頑張ります。本人尋問の時に訴えまくってやろうかな(感情的にではなく冷静に)。この調子でいくと、5月くらいには本人尋問があると弁護士に言われました。

同期がいると心強いです!

又報告しますね。
かももさん (まっち~)
2005-03-27 19:55:03
そうですよ、負けずにがんばりましょう☆



うちは最後に暴力があったのが、大いに幸いしたようです。

モラハラだけだと立証は難しかったと、弁護士に言われました。

それは「妻の取り方が悪い」などという、夫の弁を信じてしまう部分があるからでしょう。

モラハラ同盟の表紙に「週刊朝日」の掲載の件が記載されていますよね。

お持ちでしたらコピーして、裁判の資料として提出されてはどうでしょうか?

やっぱりどんな世界の人達も「媒体」には弱いと思います。

そうそう、本人尋問や、証人尋問があるのですよね。

私は友人に証人尋問を依頼するの、悪いなぁと思いつつ、

やっぱり本番ではするんだろうなと思いました。

かももさんは悪くないんだから、妥協しなくていいです。

一緒にがんばりましょう☆

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