シンガポールは全ての面で恐ろしいほど急速に進化しつつある。ある面、じきに日本を抜いてアジア一の先進国になるのではとも思う。事実、某企業のコーディネーターの方が、今まで東京で開催されていたイベントが、シンガポールに変更になってしまったとがっかりしていた。
ただ面積は東京23区とほぼ同じで、農地はなくほとんどの食料品は、インドネシアやマレーシアなどからの輸入品である。なのでレストランやスーパーは日本より高め、また車の値段はとても高い。(普通車でも約一千万円するそうだ)地下鉄やタクシーは、日本より安い。シンガポールと日本と、どちらがいいか簡単に比較することはできないが、日本よりすぐれている点が、いくつかあるのは確かだ。
① 通信先進国である
パソコン・スマホ普及率が100%以上になっている。一人一台を超えている。
シンガポールの通信業者は移動通信速度下り最大300Mbpsでサービスを提供している。世界一早いそうである。シンガポールの経済発展を支えている。
② 計画的なまちづくり
その2の報告で触れたように50年先まで見越した計画的なまちづくりを行っている。世界の人を引きつける、魅力的なまちになりつつある。
③ 安全なまち
シンガポールの治安のよさは、東南アジア一といわれる。友人によると夜おそく女性一人でタクシーに乗っても心配ないとのこと。東京と同程度安全と言える。また観光地や公園、人々が多く集まるイベント会場などいたるところに沢山の(多いところは100台も)監視カメラが設置されているそうだ。高級レジデンスでは、ガードマンが常に見回っている。写真を撮っても注意された。チャンギ国際空港では武器を持った兵士が循環監視をしていた。多くの民族が集まってできた国なので、厳しい規則、罰金制度があるのは効果的なのかもしれないが、ある意味では、国がさまざまに統制している監視社会とも言える。
④ 蚊やハエがいない
熱帯地域(一年中、ほぼ高温多湿)にもかかわらず、蚊やハエが全く見られなかった。プールとか淡水の池とかあちこちにあるのに、蚊はいなかった。殺虫剤などで、水面の管理が行き届いているのだろう。友人によると国全体で、年に何度か殺虫剤散布の日が決まっているとのこと。何事も、徹底している。
⑤ 緑や花が豊富
ガーデンシティと言われるだけに、都市のいたるところ、緑と花があふれていて見事だ。道路の緑化も進んでいて、高層建築の高い場所の緑化も行われている。
南国のためか、自動散水装置が多くの建物に設置されている。条例などで、建物緑化が義務付けられているのだろうか?
⑥ 優れた住宅政策
次回参照。