港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

シンガポール旅行スライド上映会が開催されました

2015-11-11 10:06:16 | Singapore シンガポールのまちから
11月9日、一緒に旅行した「みなトーク会」のメンバーが集まり、旅行の写真の上映会を行いました。写真130枚をパワーポイントで編集作成し、プロジェクターで上映しました。皆さんもう一度、旅を楽しんだ様子です。
その後、露月庵で打ち上げ。旅行最後の締めをして盛り上がりました。
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Singapore Vol.11 シンガポールの住宅政策と住宅事情

2015-11-06 09:54:26 | Singapore シンガポールのまちから
シンガポールで1番感心させられるのは住宅政策である。 国民の9割が持ち家に住んでいる。
また、日本の公団住宅にあたるHDBに8割が住んでいる。HDBは、3LDK程度の広さの住宅で、普通の共稼ぎの若夫婦でも購入できる価格となっている。
政府の融資制度も完備している。住宅政策がしっかりしているから、若い人も働きがいがあり、発展しているのだと思われる。
HDB以外には、テラス・ハウスや長屋またとんでもなく豪華な一軒家などいろいろあるが、外国人や富裕層が住む民間のマンションも多い。(英語ではマンションとは言わず,アパートメントと言う。以下Aptと記す)
サンズのあと旅の後半は、友人のAさん宅に(アメリカ人)3泊し,お世話になった。主に海外駐在員が住んでいるAptで広く、バスルームが3つもあり驚く。アメリカでもそうだったが、この点が日本のAptとは決定的に違う。ガードマンが24時間警備していて、セキュリティが厳しかった。友人のAptの屋上から見渡すと、さすが南国で、ほとんどのAptに大小さまざまなプールがあった。
Aptの中には、プライベートプールまでついていて、日本ではあり得ず、驚いた。

AさんのApt. 庭には緑が多く、ヤシの木あり素晴らしいプールありで、まさに南国ならではでした。

屋上に、プールがあるApt.

プライベートプールがついているAptもある。

Aptの庭にバーベキューをするコーナーがあった。

Aさん宅のバルコニー、ここで朝ご飯やお茶を楽しみ、しばしの南国気分を味わった。
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シンガポール旅行その10 進化しつつあるシンガポール

2015-11-05 17:19:02 | Singapore シンガポールのまちから
シンガポールは全ての面で恐ろしいほど急速に進化しつつある。ある面、じきに日本を抜いてアジア一の先進国になるのではとも思う。事実、某企業のコーディネーターの方が、今まで東京で開催されていたイベントが、シンガポールに変更になってしまったとがっかりしていた。
ただ面積は東京23区とほぼ同じで、農地はなくほとんどの食料品は、インドネシアやマレーシアなどからの輸入品である。なのでレストランやスーパーは日本より高め、また車の値段はとても高い。(普通車でも約一千万円するそうだ)地下鉄やタクシーは、日本より安い。シンガポールと日本と、どちらがいいか簡単に比較することはできないが、日本よりすぐれている点が、いくつかあるのは確かだ。
① 通信先進国である
パソコン・スマホ普及率が100%以上になっている。一人一台を超えている。
シンガポールの通信業者は移動通信速度下り最大300Mbpsでサービスを提供している。世界一早いそうである。シンガポールの経済発展を支えている。
② 計画的なまちづくり
その2の報告で触れたように50年先まで見越した計画的なまちづくりを行っている。世界の人を引きつける、魅力的なまちになりつつある。
③ 安全なまち
シンガポールの治安のよさは、東南アジア一といわれる。友人によると夜おそく女性一人でタクシーに乗っても心配ないとのこと。東京と同程度安全と言える。また観光地や公園、人々が多く集まるイベント会場などいたるところに沢山の(多いところは100台も)監視カメラが設置されているそうだ。高級レジデンスでは、ガードマンが常に見回っている。写真を撮っても注意された。チャンギ国際空港では武器を持った兵士が循環監視をしていた。多くの民族が集まってできた国なので、厳しい規則、罰金制度があるのは効果的なのかもしれないが、ある意味では、国がさまざまに統制している監視社会とも言える。
④ 蚊やハエがいない
熱帯地域(一年中、ほぼ高温多湿)にもかかわらず、蚊やハエが全く見られなかった。プールとか淡水の池とかあちこちにあるのに、蚊はいなかった。殺虫剤などで、水面の管理が行き届いているのだろう。友人によると国全体で、年に何度か殺虫剤散布の日が決まっているとのこと。何事も、徹底している。
⑤ 緑や花が豊富
ガーデンシティと言われるだけに、都市のいたるところ、緑と花があふれていて見事だ。道路の緑化も進んでいて、高層建築の高い場所の緑化も行われている。
南国のためか、自動散水装置が多くの建物に設置されている。条例などで、建物緑化が義務付けられているのだろうか?
⑥ 優れた住宅政策

次回参照。
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Singapore Vol.9 シンガポール 歴史的建造物

2015-11-04 09:25:38 | Singapore シンガポールのまちから
シンガポールでは7000以上の歴史的建造物を保存しており、夜ライトアップされている建物も多い。そのいくつかを紹介する。
① フラトンホテル
1928年に建てられたパラディオ主義(イタリアの建築家 アンドレア・パラディオによって生み出された建築様式)の建築。中央郵便局として使われていた。改装され、2001年からホテルとして使われている。

イオニア式の列柱が美しい

ライトアップされているフラトンホテル,後に見えるのは高層オフィスビル群

内部のロビー

内部のロビー トップライトがある



②  由緒あるラッフルズホテル
イギリス植民地時代の1887年,アルメニア人のサーキーズ兄弟が創業し、当初は10室だけの小さなホテルだった。1899年には現在の原型となるコロニアル様式の建物が完成した。
同ホテルは1987年にナショナルモニュメントに指定され、1989年から全面改装が行われた。
1991年には、1915年当時のラッフルズの姿が復元され、昔と変わらぬ美しさを保っている。

ラッフルズホテル中庭

ラッフルズホテル中庭



③ セント・アンドリュース大聖堂
ゴシック建築。創建1834~1837年だが、1856から1863年に再建されて、現在の姿になった。

ステンドグラスが美しい



④ チャイムス
約160年前に建てられ、前身は修道院であった。その面影を残して改修され、レストラン・ショップなどの複合施設となっている。ラッフルズホテルの後、みなトーク会の仲間と立ち寄った。地下に中庭があり、週末にライブなどがあるそうで、おしゃれな雰囲気だった。

⑤シンガポール国立博物館
壮麗な様式美を復元した旧館と、近代的にデザインされた新館がある。シンガポールの歴史と文化を、時代に沿って紹介する「ヒストリーギャラリー」と食、ファッションなどのテーマから生活様式を紹介する「リビングギャラリー」が常設展となっている。中庭やレストランなど、入場券不要のスペースも多い。

⑥ ショップハウス
指定された歴史的建造物のうち、6500はショップハウスである。ショップハウスは1900年~1940年に建てられた2階建ての店舗兼用住宅で、シンガポールのあちこちにある。

インド人街にあるショップハウス。パステルカラーに塗り分けられていて楽しい。

オーチャードストリートの近くにあるショップハウス

オーチャードストリート近くのショップハウス

茶色の屋根がショップハウス
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Singapore Vol.8 シンガポール インド人街を歩く

2015-10-30 09:27:03 | Singapore シンガポールのまちから
シンガポールは多民族国家で、公式的には中国系74%、マレー系13%、インド系9%、その他が3%となっている。公用語は英語、中国語、マレー語、タミル語の4つ。英語を第一言語として、それぞれの母国語も学習するので、2か国語以上話せる人も多いそう。語尾にラーがつくようなシングリッシュなる英語もあり、ビジネスの場は英語で、生活の場ではシングリッシュが使われることが多いそうだ。18年前に、チャイナ・タウン、アラブ人街、インド人街などを歩き回ったが、一歩入るといくつも小さな路地に別れていて、喧噪と雑多な雰囲気が面白かった。今は近代化政策のもと都市再開発が行われ、道路が拡張され整然とした街並となってしまった。旅の後半、Aさん(アメリカ人)、妻と娘の4人でリトル・インディアを訪ねた。ただ変わったと言っても、相変わらずそこはインド人の世界。通りを歩くと、インドの独特な音楽が聞こえ、果物、日用雑貨、サリーなどの店が立ち並び、にぎわっていた。あちらこちら歩き回った後、娘の希望でフィッシュヘッドカレーを食べた。かなり辛かったけれど、味はとても美味しかった。

建物の色の使い分けが面白い

スリ・ヴィラマカリアマン寺院の極彩色の塔門。シヴァのカーリー女神が祀られていて、屋根に神々、戦士、神聖な動物などの像、彫刻が沢山飾られている。

路地がなくなり、道路が広くなっていた。アーケードやビル内に入っている店も多い。整然としているが、面白みは減った。

青の色の建物が印象的

壁面の飾りが面白い

近々インドのお祭りがあるそうで、通りのあちこちに飾りがあった。

テッカ・センター、K.K.マーケット(生鮮食品市場)
魚介類は新鮮で、種類が豊富で驚く。

K.Kマーケット 南国の美味しそうな果物が並ぶ。ココナツやバナナの葉っぱを売るだけの店もあった。野菜や香辛料などの店がいくつもあり品揃えがすごい。香辛料を少しだけ買った。

ホーカーズ(屋台食堂街)
店頭にAやBなどのアルファベットがでていて、政府の衛生検査でAが1番いいそう。清潔だから美味しいということではないが、一応の目安にはなる。安くて人気の店は、行列ができていることが多い。
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Singapore Vol.7 シンガポールの建築②

2015-10-27 15:39:00 | Singapore シンガポールのまちから
③ Marina Bay Sands (マリーナ・ベイ・サンズ)
2010年にOPENしたマリーナベイサンズは、Moshe Safdie(イスラエル系カナダ人)の設計によるホテル含む複合施設。3棟の建物の上に、まるで船がのっているかのような形状は、遠くから見ても圧巻で、いまやシンガポールのシンボルとなっている。外観だけでなく、ロビー内部の高い大きな吹き抜けの空間にも圧倒される。しかしよく見ると、内部の仕上げはシンプルで,ディテールは粗い。

マリ-ナベイサンズ、斬新でダイナミックな外観

ルーフトップにはスカイパークがあり(57階)、念願の天空のプールで泳ぐ。あいにくヘイズ(煙害)のせいで曇っていたが、地上200mの景色は素晴らしかった!
プールは宿泊客のみ利用可能。展望デッキは一般客でも入場可能(有料)

プールの端へいって、景色をながめている人が多い

サンズ内のカジノ、観光客だけでなく地元の人も楽しんでいるようだった。仲間数人で、ルーレットに挑戦したが全員敗退。何とYさん一人が勝ち進み、元金以上を(わずかな額ですが)getした。

サンズ内のショッピングアーケード、ガラスのアーチ状の屋根が見応えあった。

駆け足であったが、市内のあちらこちら、面白い建築を見ることができた。

④Art Science Museum (アートサイエンスミュージアム)
2011年竣工,こちらもサフディの作品で、サンズ同様シンガポールのシンボル的な建築物。はすの花をイメージしているとのこと。ライトアップされて、ひときわ目立つ。

⑤ Gardens by the Bay (ガーデンズ・バイザベイ)
2012年にオープンした近未来型ガーデン。広大な敷地に10余りのテーマガーデンがあり、世界の多種多様な植物が見られる。全て見るには3日かかるそうだ。サンズから15分ほど歩くと、ガーデンズバイザベイに到着。少し歩くと熱帯雨林の巨大樹木をイメージしたスーパーツリー群が現れ、まさに驚きの光景だった。

スーパーツリー、 計18本で一番高いのは50mあるそう、エレベーターや展望レストランが備わっているツリーもある。

Supertree: コンクリートやパイプで造形されていて、幹にはシダやツル性植物が植えられている。将来的にはスーパーツリー全体が緑で覆われるそうだ。頭頂部には、太陽電池が内蔵され、夜のライトアップに使用されている。

2本のツリーを結ぶ吊り橋「OCBCスカイウェイ」を歩いた。眼下に緑あふれる一帯が広がり、圧巻だった。途中、狭い部分もあり思ったより怖かった。強風や雨のさいは閉鎖するそうだ。毎晩、光と音のショーが開催されている。(約15分、無料)。旅行最後の日の夕方、ショーだけを見にいったが、幻想的でとても素晴らしく、拍手がおきていた。

ガーデン内には、世界一大きなガラスの冷室ドーム二つがあり世界中の植物が見られる。午前中、フラワードームに入った。地中海沿岸や半砂漠地帯の気候を再現してあり、多種多様な植物があり花が咲き乱れていて素晴らしかった。

フラワードーム内、たまたま菊の展示会も開催されていた。数本のバオバオの木があり、見るのは初めてで、じっくり眺めて楽しんだ。花の好きな妻は大層気にいって内部を歩き回り、また涼しくて快適で、ドーム内のカフェでランチまでして、予想外にかなり長居してしまった。このカフェは某有名レストランの支店だそうで(あとで知ったが)おしゃれな雰囲気だったが、簡単なランチで約3千円で(飲物含み)高かった。シンガポールでは、ほとんどのレストランで表示値段の他に、税&サービス料金で、計17%つくので、より高く感じる。

ガーデン内にあったおしゃれな花時計

⑥ Esplanade Theaters on the Bay(エスプラネード・シアターズ・オンザベイ)
2002年に完成。DP ArchitectsとMichael Wilford & Partnersの設計の総合文化施設。ドリアンのような面白い形状は、日よけの役目を果たす工夫があるそうだ。遠くからでもよく目立つ。残念ながら、そばを通っただけで入る時間がなかった。

夜ライトアップされて、ユニークな形が浮かび上がり、面白い。

⑦ Singpore Flyer
世界最大規模の観覧車、黒川紀章の設計。晴れていれば、はるか遠くの島々まで見渡せ素晴らしい眺望だそうだ。残念ながら、今回は乗らなかった。

⑧ Dhoby Ghaut Green(ドービー・ゴート・グリーン)
シンガポールのSCDA Architectsにより設計され、2009年竣工の公共の野外円形劇場。夜ライトアップされて魅力的な空間となり、ロックの演奏が行われていた。

⑨ UOBプラザとCBD(中心ビジネス地区)
CBDの高層建築物が並ぶアーバンデザインは丹下賢三による。スカイラインも揃い、色も統一されており、品格がある。二日目、みなトーク会の仲間達と(65~80才)マリナベイから遊覧船で市内へ、プラナカン博物館その他など見学。日頃からジムで身体を鍛えている方も数人いて皆さんタフで、暑い中よく歩きました。

UOBプラザなどの建築も、丹下の作品である。
プラザ周辺の広場

⑩ The Pinnacle@Duxton (ザ・ピナクル・アット・ダックストン)
全国民の8割が住んでいるといわれるHDB(日本で言う公団)が建設した高層コンドミニアム。複数のビルで構成され、最上部展望フロアーには渡り廊下がかけられているような、つながっているファサードが特徴的。遠くからでもとても目立つ。案内してくれたJ氏によると、若い人に人気で入居希望者がとても多いとのこと。

⑪ Red Dot Traffic (レッド・ドット・トラフィック)
旧交通警察署(歴史的建築物)を再利用したビル。一階にはレッド・ドット・デザイン博物館と飲食店がある。世界的に権威ある国際コンペでの製品デザインの受賞作品が展示されている。二階以上はデザイン事務所として利用されている。中には入らず、赤色のインパクトある外観を楽しんだ。

⑫その他の建築物:下部に緑を配し蔦などをからませている高層ビル。将来的には建物全体が緑で覆われるとのことで、数年後にまた見てみたい。
 ルーバーが特徴的で、工事中のように見える高層ビル。


⑬ Changi Airport (チャンギ国際空港) 黒川紀章の設計。World Best Airport2013,2014とも選ばれ、世界で一番と賞されている空港。緑の植え込みや花壇が素晴らしい。世界一の空港と言っても、治安の良さや管理体制、利便性(都市が近い)などのポイントも加わっての評価のようである。
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Singapore Vol.6 シンガポールの建築①

2015-10-22 10:26:30 | Singapore シンガポールのまちから
シンガポールは建築作品の宝庫である。世界から著名な建築家を招いて、積極的に斬新な作品をつくらせている。丹下健三、黒川紀章、槙文彦、伊東豊雄など日本の建築家の作品も多くある。シンガポールは地震や台風がないこともあり、奇抜なデザインもいろいろあり、構造上大丈夫だろうか?と首をかしげるような建築物もあった。
マリ-ナベイサンズに旅の前半泊まったが、デザイン力は圧巻、まさにシンガポールのシンボルとなっている。我々が泊まった時は、丁度中国の秋節の祭日と重なっていて、ロビーが結構混んでいて、高級ホテルというより、テーマパークのエントランスのようであった。
旅の後半に見た二つの建築作品をご紹介する。
① Reflections at Keppel Bay (リフレクションズ・アット・ケッペルベイ)
2011年完成。建築家、Daniel Libeskind(ポーランド系アメリカ人)が設計した住宅プロジェクト。セントーサ島の対岸にある。24階建てから41階建てまでの6つの高層アパートメントと、11の低層アパートメントで構成されている。その中の傾斜しているような超高層アパートの形状は、遠くから歩いていても、視野に入ってくる。
一緒に行ったのは、アメリカの友人のJ氏とAさん含む5名で、たどりつく前は、そのビルが、どんなユニークな環境?の中に現れるのかと期待に胸をふくらませていた。ところが近づいてみると、そのエリア一帯が柵で囲われていて、中には全く入れない。暑い中、周囲をぐるぐる歩き回ったが、出入り口には厳しい顔つきのガードマンがいるだけで、受付などもなかった。
アメリカの高級住宅地でたまにあるように、住民&関係者以外は入れませんというスタンスなのだろう。近くにはヨットハーバーやゴルフコースがあり、富裕層にターゲットをあてた開発コンセプトが根底にあるのかもしれない。中には、一戸数億円もするアパートもあるそうで、驚く。結論としては、どちらかというとオーソドックスな高級アパートが並んでいる敷地内に、このとんでもなくユニークなビルがあり、違和感というか、ちょっと拍子抜けであった。ただ全体的にきれいに緑を配し、カーブした超高層アパートの屋上まで緑化しているのはすごいと思った。
内部を見ないので何とも言えないが、このカーブした超高層アパート、デザインが面白いと思う反面、快適とはいえないのでは?住み心地が悪いのでは?などと、5人で勝手に言い合う。低層アパートは、ヨットハーバーの真ん前にあり、バルコニーもありとても快適そうだった。
J氏のオフィスからは、このカーブしたビルが遠くに見え、皆で「あれは、いったい何なんだ?」といつも言っていたそうで、私達に同行して「やっとカーブしたビルの様子がわかった、友人達に教えます」とうれしそうであった。
とはいうものの、場所を変えて、ヨット・ハーバーから眺めた住宅群の景観は近未来的、圧巻であった。ヨット・ハーバーにあるレストランでくつろぐ。夕方には風もさわやかで、ビールを飲みながら軽い食事をして、最高のひとときであった。

超高層アパート 二棟はブリッジで連結されている。屋上だけでなく、ブリッジにも緑が配されていてすごいと思う

超高層アパート 近づいて見る

低層アパートとクラブ建築, 周囲は全て、低いへいで囲われている。

川沿いもきれいに緑化されている。昼間のせいか、人はあまり見かけなかった

ヨットハーバーから眺める住宅群


ヨットハーバーから眺める住宅群

② Parkroyal on Pickering (パークロイヤル・オン・ピッカリング)
中華街近くの環境配慮型高級ホテルである。シンガポール緑化建築物の象徴である。
シンガポールで今最も有力な建築家ユニットWOHAが手がけ、2013年にオープン。「ホテル・イン・ザ・ガーデン」というコンセプトのもと、敷地内のさまざまな場所が緑化され、なかでも建物の外壁に沿って4階ごとにつくられたグリーンガーデンは、空中に浮くジャングルのよう。草木を育てるために雨水を利用するなど、随所に最新鋭のエコシステムを採用。環境への配慮が高く評価され、シンガポール政府が実施する環境配慮型建築物の推奨マークのプラチナ賞、太陽光発電パイオニア賞など、さまざまなアワードを受賞している。

外観の建物緑化が見事である

外観緑化詳細

内部 造形的な天井

建物周りの緑化

ロビー

ロビー

ロビーの前庭 環境上必要な水面か
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Singapore Vol.5 シンガポールは食べ物がおいしい

2015-10-20 15:31:47 | Singapore シンガポールのまちから

食べ物は文化を表すと言われるが、シンガポールは中国、イギリス、マレーシア、インド、アラブなど多種多様な文化が存在するため、食べ物の種類も豊富にあり、特色がある.短い滞在期間であったので、我々もその一端を味わったに過ぎない。カニ、エビ、ロブスターなどの海鮮が人気だそう、白身魚も美味しかった。

シンガポール名物のチリ・クラブ(チリとハーブをブレンドした甘辛いソースと、カニを炒めたもの)を、マーライオンそばの店で食べた。汚れてもいいように前もって全員にエプロンが配られるが、うまくいきそうもなく、ボーイさんに頼んで、はさみで小分けにしてもらった。ちょっと辛いが、香ばしくてとても美味しい!日本ではなかなか味わえない豪快な料理だ。

ペッパー・クラブ(黒コショウをつぶしてソースにして、カニと炒めたもの)

海老は、ぷりぷりして美味しく、野菜料理も美味しかった

由緒ある名門ホテル、ラッフルズホテル

ラッフルズホテル2階、ロングバーの入り口

ロング・バーにて(左が名物の殻付きピーナッツ入り袋、右がシンガポール・シリング)
ラッフルズホテルのロング・バーへ,みなトーク会の仲間と行った。できたらラウンジで、ハイティーを楽しみたいと訪れたが、やはり満席で入れず(予約がいるとは聞いていたが、予定はっきりせずで、、)急遽、それではバーで一休みしようとなった。天井に、電動のうちわが並んでついていて、ゆったりした風を送ってくれるのが印象的であった。我らは好奇心いっぱいのシニア仲間で、ほとんどの人が有名なシンガポール・シリングを注文した。女性のために考案されたというだけあって、甘くて飲みやすいが、特別な味ではなかった(私が鈍感なのかもしれないが)。カクテル一杯約3千円と(これに税金サービス料、計17%つく)高かったが、仲間と一緒に乾杯して由緒あるバーでくつろぎ、楽しい思い出になった。


Chatter boxで、シンガポール名物のチキンライスを、みなトーク会の仲間と食べる。チキンはジューシーで美味しく、つけあわせのたれで変化を楽しむ。スープも上品な味で満足。シーフード入り焼きそばなども美味しかった。

みなトーク会旅行最後のディナーは、オーチャードの先にある中華料理店でした。
あわびやふかひれなどのシーフードが、日本より安く食べられるそうです。
ふかひれ入りスープや柔らかいアワビ料理、ぷりぷりの海老料理など、どれも美味しく、楽しみました。

フィッシュヘッドカレー

バナナリーフに、ライスとつけあわせの野菜2種類が載ってでてくる。そこにカレーを適当にのせ混ぜて食べる。かなり辛くて3人でわけて食べたが、完食できず。でも味はとても美味しかった。

Chopsuy(中華&無国籍料理)にて。
海鮮焼きそば、チャーハン、鳥肉料理、サラダなど、定番のものばかりとったが、どれも洗練された味で美味しかった。レストラン内もおしゃれで、現地の友人によると、予約はなかなか取りにくいとのことだった。
オーチャード・ロード沿いやMRT主要駅近くなどあちらこちらに、フードコートやホーカーズがあり、いろいろ選べる。具がいっぱい入った麺ものが複雑な味で美味しかった。但しコリアンダーが入っていたり、香辛料は独特の味、においがあるので、エスニック料理が苦手の人はいやかもしれない。私の家族は全員がエスニックOK、珍しいものOKなので、旅行はしやすいのかもしれない。
最後に胃が疲れて、簡単な構えの日本料理店にも入った。鍋料理、豆腐料理、天ぷら、煮物などなんでもあるが味はそこそこで、値段は日本よりずっと高かった。娘によると、バンコクには日本料理店が山ほどあり競争激しいそうで、あんな仕事では誰も行かないと辛口であった。
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Singapore Vol.4 シンガポールは夜が美しい

2015-10-14 07:55:40 | Singapore シンガポールのまちから
シンガポールほど夜が美しい街は見たことがない!
夜は気温が下がり、昼のむし暑さはなく快適だった。夜の街では、広告やネオンサインなどの色がコントロールされてけばけばしくなく、また主要な施設や保存建築物がきれいにライトアップされていた。夜間景観を重視した政策がとられていることがわかる。
サンズ、イベントプラザ前の水のスクリーンの映像とガーデンズバイザベイのスーパーツリー群で行われる約15分の光と音のショーはとても素晴らしい(無料)プラザ前のショーは水を噴き上げ、それに映像を投影して映画のような人の動きも見せている。スーパーツリーでは、クラシックからジャズまでポピュラーな曲を立体音響で流し、光も紫や青を多様し、上品で複雑な色を発色していた。光と音のショーとして秀逸なできである。
光のショーなど、大きな集客効果を上げているが、設備やプログラムなどの費用は建物に比べて大きな投資ではないのでは。日本でもスペースさえ確保されれば、十分できると思う。ぜひ、見習いたい。

マリナベイサンズ、イベントプラザ前、水のスクリーンの映像

水のスクリーンの映像、音楽も素晴らしい


対岸から見た光のショー

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、スーパーツリーのライトアップ

スーパーツリー

スーパーツリーを見上げたところ、光のショーは素晴らしかったが、カメラの電池切れで撮影できず。残念。

スーパーツリー夜景

サンズ 夜景

ライトアップされているフラトンホテル(保存建築物)

夜、野外ステージでの演奏

ライトアップされた橋



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Singapore Vol.3 ヘイズとシンガポールの気候

2015-10-13 08:03:22 | Singapore シンガポールのまちから
行の直前に、現地からヘイズ(煙霧)がひどいとの情報が入った。
何でも視界は1kmとのこと。学校も休校となる騒ぎだそうだ。みなマスクを持参して備えた。心配していたが、着いた日はまあまあで視界は10kmで、苦になるほどではなかった。
その翌日はひどく、どんよりしていてまるで視界がきかない。確かに、外を歩くのがいやになる位である。3日目からは、かなりよくなった。
ヘイズの原因は、インドネシアの森林を焼いて畑をつくる原始的な焼き畑農業の煙がシンガポールに滞留しているせいと言われている。毎年、8月から10月はヘイズに悩まされるとのこと。さらに、今年は焼き畑から森林火災が発生し、何でも170ヘクタールの森林が焼けてしまったので、さらにひどくなったとのこと。現地の新聞には毎日トップ記事でこのヘイズ対策が報じられている。
インドネシアの焼き畑農業を阻止するため、シンガポール、ロシアなどが支援して対策を講じることが決まったなどと報じられている。
シンガポールでは、焼き畑農業でつくられた商品は買わない不買運動が展開されている。
3日目からヘイズの影響は少なくなったが、昼はひどく蒸し暑い。まるでサウナにいるようである。しかし、夜はさわやかで気持ちがよい。夜9時、10時でも大勢の人が歩いている。


ヘイズを国際的な連携で阻止することが決まったとの記事

ヘイズに関わる製品をシンガポールの店がボイコットする記事

森林火災により、居場所を追われたオランウータンの記事
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