豊中市ブログ「マチカネくんのとよなか草子」マチカネくんと魅力文化創造課職員が、豊中のさまざまな魅力を紹介していきます!

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きむらとしろうじんじんの野点 in 蛍池 1日目レポート!!

2017年12月07日 | きむらとしろうじんじん野点レポート

                                      

魅力創造課の中村です

11月23日と11月26日に本番を迎えた、きむらとしろうじんじんさんの「豊中野点 第四弾」

4回目の会場は蛍池!!昨年に続き開催した、豊中プチ妄想屋台についてもレポートします!!

                                      

今年で4回目の開催となった、じんじんさんの「野点(のだて)」。

このブログでも何度も紹介しているので、じんじんさんの野点をご存じの方も多くなってきたと思いますが、ご存じない方のために・・・

なんのイベント この人いったい何者 この人こそ、アーティストのきむらとしろうじんじんさん。

毎年秋に全国各地で開催されているじんじんさんの野点。じんじんさんご自身が作られた素焼きのお茶碗にお客さんが絵付けをして、その場で移動式の窯でお茶碗を焼き、できあがった世界に一つのマイお茶碗でお抹茶もいただけちゃう!という、とっても創造的なアートプロジェクトなのです!

                

今年も豊中野点のために集まってくださったサポートスタッフの皆さんとじんじんさんとで、6月から合計3回6日間にわたる「まちあるき」を開催し、蛍池界隈を歩きまわって野点の開催会場を決定しました。まずは本番一日目の様子を写真たっぷりにレポートしたいと思います。

                                   

一日目 11月23日(木・祝) 会場:千里園ポンプ場前道路敷

寒さと強風の心配とは裏腹に快晴に恵まれた当日!朝早くから心強いサポートスタッフさんたちに集合してもらい準備開始。

 

ぽかぽかお天道様のもとで集合               新聞紙をちぎるのもスタッフの作業の一つ

お茶碗を焼く移動式の窯が据え付けられている大リヤカー、絵付けをする小リヤカーの設営をします。釉薬を溶かしたり、燻(いぶ)しに必要な大量の新聞紙を小さくちぎったり安全対策の柵をつくったりと順調に準備を進めるスタッフの皆さん。同時にプチ妄想屋台の設営もスタート。過去最高人数のスタッフに参加いただき、この日は7つの妄想屋台が出展してくれたこともあり、野点の現場をもりあげてくれました

 

11時過ぎ、いよいよじんじんさんがあの衣装とメイクで登場し、今年の「豊中野点」がスタートしました。

 「もう今日このお天気になった時点で150点満点ですね~。楽しい現場になるで~」とじんじんさん。 

じんじんさんのツアー最終が豊中というだけあって、早くからたくさんのお客様がいらっしゃってます!!  

お話を伺うと、去年の庄内でお茶碗の絵付けができなかった方や、なんとなんと九州から朝イチの新幹線で来られた!という方も市内外からじんじんさんファンの方がたくさん来てくださいました。

「今日はゆっくりしていってくださいねわからないことは何でもスタッフに聞いてくださいね~」とじんじんさん。

お客さんはじんじんさんが作った素焼きのお茶碗の中から、気に入った形を選んで、絵付け専用のリヤカーでじっくり絵付けします。「わし、絵心ないし無理や~」と戸惑うお父さんも、下絵を持ってこられる方も真剣に絵付けされています。出来上がりの見本を見てあれこれ迷いながら好きな色を選んで、世界に一つのお茶碗づくり・・・絵付け方法の説明をしたり、妄想屋台の案内をしたりとスタッフも大活躍!

いつもの千里川の風景とは違う風景に戸惑うお散歩中の犬たち。

 

真剣に絵付け中のお客さん。色とりどりに並んだ釉薬は単色でも混ぜてもいいということで、絵付けのバリエーションは無限大!マイお茶碗を手にするわくわく感が高まります!

写真は窯に入るのを待っているお茶碗。一つも同じものはありません! 

 ご近所のお散歩をされている方も、通りすがりの方も、いつもと違う地元の風景に思わず足を止めていらっしゃいます。「今日は何のイベントですのん?」チラシを配って丁寧に案内するのもスタッフさんのお仕事です。この場所でなら野点の一日を外で過ごしてもいい!と思えるかどうかが会場選びの大事なポイントなんです。千里園ポンプ場前は千里川が流れていたり、空がすごく広く見えたり、お散歩で通りかかる人が多かったりで選ばれた場所。期待どおりのゆったりとした現場になりました。

 

絵付けが終わったお茶碗はいよいよ窯詰め。リヤカーに据え付けられている窯で絵付けされたお茶碗を焼きます。

じんじんさんの窯詰めと、窯出しもとってもエレガント「この風景見てるだけでも飽きへんわ~」と参加者。

800~900度にもなる窯で焼くこと20分・・・窯から出したお茶碗を、次は新聞紙を詰めたブリキの缶に入れ蓋をします。燃えたがるお茶碗と新聞紙を酸欠状態にして化学反応を起こさせ、より発色させるために、燻(いぶ)すのだとか。燻しの工程も20分。「ええお茶碗になりますように~」

なんでも、この時のお茶碗の温度の具合でも発色に変化があるのだとか・・・奥が深くて思いどおりにいかないところもじんじんさんの野点の魅力のうちです。

ひとつずつお茶碗が取り出されるたびに、「わ~っ!」「めっちゃきれ~~い」と歓声が上がります。この燻しの工程を経て、ガラス質の釉薬がより深みのある色合いに変化するのですね。絵付けのときからガラリと印象が変わるのでちょっとおどろきです!!

最後にスタッフがひとつひとつ丁寧に煤(すす)を磨き落としたら、ついに世界にひとつだけのオリジナルお茶碗が完成です!

じんじんさんの野点では、出来上がったばかりのお茶碗でじんじんさんにお茶を点ててもらえます。

「思ったのとは違うかったけど、なんかこれもいいな~って思ってます~」とお客さん。

焼きあがったお茶碗を眺めて、じんじんさんと出来栄えについてあれこれ話をするのも醍醐味なのです。

                

【豊中プチ妄想屋台】

じんじんさんの野点の横に、あなたも魅力の予感を持ち出してみませんか?ということで募集が始まったこの新企画。

今年はどんな妄想屋台が集まってきたのやら、その様子もレポートいたします!

豊中野点特製クリアファイル

ファン待望のグッズがついに登場!?豊中野点でしか買えない!じんじんさんの写真つきクリアファイルをお土産にどうぞ!インパクト大のクリアファイルで書類がなくなることもないですね、きっと。

 マチカネワニパズル 

 

 やってみると意外と難しい~!豊中市内で出土したマチカネワニの化石のパズル。見本をよ~く見ながらみごとに完成したら、お土産にパズルのピースをプレゼント!夢中で組み立てる子どもたちが印象的でした。

 

フラワーアレンジメント

  

花器と花材を選んで、茶花風に自由にアレンジ!「やり始めるとこだわっちゃう~」隣り合わせたお客さん同士のおしゃべりも弾みます。親子で取り組んでくれた方もいらっしゃいました。

 

日本髪変身処

昨年に続いて2度目の出店!ポニーテールができる長さがあれば、地毛で日本髪を結ってくれるという日本髪変身処。初めての体験にドキドキして待つこと15分・・・出来上がりにご満悦のこの表情!!このまま着物に着替えてお出かけしたくなっちゃう!!

 

 

日本髪で自転車!なんだか違和感がないのは可愛さゆえか、髪結いの腕前か。妹さんもお姉さんがうらやましくて、来年は髪を伸ばして参加したいとのこと。大盛況でした。

ヤバイ屋台

なにやらあやしい液体を段ボールに仕込んでいるスタッフ。その正体はスライム!

好奇心を掻き立てられる見た目と、不思議な手触りに夢中になる子どもたち。手を突っ込んだりスライムを伸ばしたりちぎったりとやりたい放題で楽しんでくれました。

  

 

まちゃみんち

元気配達人のまちゃみさんの周りに集ったお客さんが、思いついたこと、描きたいことをなんでもかんでも落書きできる屋台。用意していた旗は、みるみるうちに皆さんのメッセージやイラストで埋め尽くされていきました。なんと今日産まれたばかりお孫さんにこれから会いに行くというお客さんのメッセージもありました~ おめでとうございます!

 

 

こどもお茶席「ともだち茶屋」

ナゾのミドリの粉をナゾの物体でかきまぜたら、ナゾなミドリ色の飲物ができあがる・・・初めてお茶を点てる子どもたちが亭主をつとめる「ともだち茶屋」。焼きあがったマイ茶碗を持参して子どもたちにお茶を淹れてもらってもいいし、自分でお茶を点てることもできちゃうゆる~いお茶屋さん。お茶碗が焼きあがるのを待つお客様のなごみスポットとなりました。

  

 野点1日目は、7つの妄想屋台がお茶碗の焼き上がりまでの間のお客さんの立ち寄り場所として活躍してくれました。

 

 

夕方になり、日が暮れると野点の情景ががらりと変わります。この日はそれほど寒さも厳しくなかったおかげで、暗くなってからもお茶席でゆっくりしてくださったお客さんもいらっしゃいました。焼きあがったお茶碗を最後まで丁寧に磨いてくれたスタッフのみなさん、ありがとうございました!! 

2日目のレポートにつづく・・・

 


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