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母と歩けば

2017年03月08日 | 甲府・四季の姿

「水仙が咲いてる~そこ~!そういえば昔、夏になるとここに風船かずらが沢山なってたわね」


「この建物はいつ見てもいいわねー、恩賜林記念館ではいろんな式典があってね、私は何度もここで表彰されたの」



「表彰されたのはポスターよ。密造酒禁止の」

「樽の上で密造酒飲んで酔っぱらっている人を描いて毎年入賞よ」



「あれ?、あそこの石垣の上にあった木が切られている。なんでかしら?」






「ここに議員宿舎があったころに、オデロッパがたくさん生えてたわね、今もあるかしら?やぶかんぞうのことをオデロッパってどうして呼ぶのかしら。オデロッパでお内裏様とお雛様をあなたが子どもの頃、沢山作ってあげたよね」

「かわいい~♪イヌノフグリが咲いてる!可愛いけれど、ふぐりってそれにしても強烈な名前よね。 あ!こっちにはホトケノザ!」


「「今日は温かいわねー、石垣の照り返しがあるから、余計温かく感じるのね。武徳殿の前が一番春を早くみつけられるのよね」

「あら、ここにヨモギも沢山はえているわよ!これ夕ご飯にしちゃおうかしら。うそ、冗談」


「たんぽぽも咲いているわよ。そういえば、舞鶴城にはつくしは生えていないわね。だれかかスギナをもってきたら、ツクシだらけになるわよ、スギナって強いから」


「そうそう、昔はこの上に御茶屋さんがあったわね。覚えてる?おでんとかも出していたわよね。すごく開放的なお茶屋さんだったよね。お花見の時も、夜はそこで宴会したり、楽しかったなあ。今もお茶屋さん、あればいいのに」




「ここに甘味処があったら最高だわ」


「ぽっぽっぽーはとぽっポー♪この子達、餌をもらえると思って、あそこの人の前で待っているのよ」


「山波が綺麗ねー。『芋の露連山影を正しうす 』だわね」


「芋の露って彫ってある碑があっちのほうに建っていのよ、あそこらへん」


「誰の句だったかなー、蛇笏だったか舟月だったか、山梨出身の、えっと誰だったっけ?忘れちゃった。スマホで調べられる?」



「あら、蛇笏?季語が秋ってことは、秋の景色だから、今じゃないわね。あらそう」



「石垣と私の髪の色が同化してない?忍術雲隠れみたいでしょ」

「大きな門ね、あれ、この礎石が昔の物かしら?こうやってみると大きくてすごいし、これで支えているのよね」


「ヨーロッパはお城はまだ個人が持っているから開放されていないけれど、お城がみんなのものになっている日本ってすごいわよね。あらまあ、お父さんと子供でピクニックー、いいわねー」



「ここから我が家が見えるかしら?あれやだ、あんなに大きな看板があって見えないじゃない」


「そういえばここに昔弓道場があったのよー。覚えてる?あ、覚えていないかしら、私が子どもの頃のことだから」



「あ、違った、弓道場はそうだ、こっちだ、こっち」




「そういえば青少年科学センター、あったわねー、あなたの同級生の頭がいい子達はみんなそこへ行ってたわね、たかちゃんとか。頭のいい子はそうやって自分で色々探求していたわよね」


「たかちゃんとかどうしているかしらね、一度新聞でみたわね。海外で活躍してるって。あれ、ハクレンがパンパンになっている!咲くわね、そろそろ咲くわね」


「ここに機関車あったわよねー。大きな遊具も沢山あって、あなたが子どもの頃は、しょっちゅうここへ連れてきたわ」


「みて!ほら、梅!紅梅、白梅、うーーん、梅ってどうしてこんな芳しいのかしら。いい香りだわー」


「ここの梅、実が毎年鈴なりになるのよ。採りたくなるけれど、やだ、どろぼうさんって言われたら困るからやめるけど、欲しいのよね」



「舞鶴の梅って言って売り出せばいいのに、すごく沢山あるから。もったいないわよ」





ある晴れた日。母とお昼ごはんを食べに行く途中、舞鶴城公園を通り抜けました。
その時、母が記憶をたどりながら、ずっと話していました。
それをここに記しました。

今昔がお分かりいただけるかと思います笑

それともうひとつ、私が母にそっくりだということも。





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