町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

京王7000系のコルゲート初期車

2017年06月05日 | 京王電鉄(電車・バス)

1984年の登場から早くも33年が過ぎ、今や京王電鉄最古参となってしまった7000系。登場から長きに渡り、オーソドックスな左右対称の正面デザインに各駅停車中心の運用が組まれていたため地味な存在に甘んじていましたが2000年代に入ってからは特急・準特急などの急行系列車の運用にも入るようになり、現在は主力車両として幅広い活躍を見せるようになりました。現在の7000系は帯色を新カラーに改め、VVVF制御化、車内更新などを受けて大幅に姿を変えていますが初期車を中心としたグループは昭和の京王のスタイルを仄かに残しています。

各駅停車で運用中の7707Fです。このグループは当初5両編成で落成しましたが、輸送力増強の為に後年3両の中間車両を増結し8両編成になりました。正面左側の車両番号は京王独自の書体で、1990年代頃からヘルベチカの表記に更新されましたが、7000系の正面は現在も独特の角ばった書体を維持しています。現在2・4・6・8・10両の多彩な編成が在籍しますが、京王初の10両固定編成は7000系で実現しました。コルゲート仕上げのステンレス車体も今となってはクラシックな印象です。

先述の通り、運用の区別が廃止された関係で初期製造の編成も他編成と組んだ10両を構成し特急運用に就く姿も見られるようになりました。

ベースになった6000系の独特な左右非対称の正面と比較すると、随分大人しく平凡になっています。更新を受けるまでの車内設備は座席に人数区分の縫い目が入る以外ほぼ同一で、乗ってしまえば余り違いは感じられませんでした。

車内設備は大幅に更新され、白を基調にした化粧板とパープル系の座席で見違えるほど明るくなりました。最初期に更新を受けた編成は手すりで構成された昔ながらの仕切りで存置されています。登場から2008年頃までは8000系の座席の袖仕切りもこのようなスタイルでした。


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