町田・多摩の司法書士ミヤの開業ブログ~生き生きと生きる~

町田駅前で「司法書士・行政書士 町田リーガル・ホーム」を経営してます。備忘録として日々を書いていきます。

相続登記漏れ

2018年01月15日 16時27分09秒 | 不動産登記
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。




今、祖父の相続を手掛けているのですが、相続登記に関していえば、田舎ということもあり物件数がめちゃくちゃ多いです。
30物件くらいあります。
都会ではあまり見ることのない物件数です。

ただ、相続としては代襲相続も数次相続も生じていないので、これなら物件数多いだけであとはすんなりいけそうだなぁと書類を確認していたところ・・・・・


んっ!?

んんっ!!!!????

曾祖父名義の不動産が1つ紛れているじゃないですかぁー!!!!



曾祖父が亡くなったのは約30年前・・・。

そして曾祖父には、子供が祖父を含め5人いる・・・。

その子供もいるよなぁ・・・。

これは果てしなく嫌な予感がする・・・。




そうです、お気づきの方もいるかもしれませんが数次相続の恐れです。

結果、やはり曾祖父の相続については数次相続がかなり発生してました。

物件数が多いだけの祖父の相続だと思っていたのに、数次相続が生じていることで相続人確定だけでかなり骨の折れる作業になりそうです。
今は戸籍を集めまくってます。



数次相続は、今、社会問題にもなっている空き家問題にも関連する問題です。
数次相続は、相続人がねずみ算式に増え、一度も会ったことがない相続人や、連絡先や住所も知らない相続人が多々発生することが厄介なところです。
遺産分割協議をやろうと思っても、そう簡単ではなくなります。

今回は空き家問題でもなく、相続人も数百人になるとかではないのですが、この問題をとても身近に感じました。




ところで、なぜ今回こんな相続登記漏れが起きたのでしょうか?


答えは一つ、曾祖父の相続手続き(相続登記)を担当した司法書士のミスです。



確かに、今回の曾祖父の相続登記が漏れていた物件は、比較的見つけにくい物件でした。
しかし、だからと言って司法書士として物件を漏らしてはいけません。
すぐカバーできる状態であればまだいいですが、数次相続が起こってしまうと別次元になります。

物件一つについて相続登記を遺漏しただけで、かなりの手間・費用・時間を追加することになります。

こちらで調べてみると、相続人の方が把握できていない物件が出てくることも珍しくありません。
数次相続を防ぐのは司法書士の仕事ですが、数次相続を作り出すのも司法書士、という事態を目の当たりにしました。


物件の確認は相続手続きの初期段階の作業ですが、力を入れなくてはいけない作業です。










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