フォズベリージャンプ

2013年04月27日 14時19分15秒 | つれづれなるままに
「フォズベリージャンプ」が何ものかを知ってる人はメキシコ五輪を見た人くらいじゃないだろうか。
メキシコ五輪当時走高跳びといったらベリーロールが主流。それ以外の飛び方なんてないと決められてた感すらあった。それなのに米国から来た1人の選手がそれまでだれも見たことのない飛び方で次々とクリアし、結局優勝してしまった。魅了されたのを覚えてる。これが今言う「背面跳び」の誕生だった。今では走高跳び=背面跳びだ。フォズベリーはこの米国選手の名だった。
なんでこんな古い話を持ち出したか。スポセンでトレーニングしてることは以前に書いた。その中で自転車を40分、250Kcal消費目標で漕いでる。この時窓の外に陸上競技場がみえるのだが、この時季中高生が練習に来てる。僕が気にいってる種目は高跳びなんです。解りやすいのと、醍醐味感と、成功したときの爽快感がいいのです。人が飛ぶのを見ても爽快なんですね。
今日は2か所高跳びの練習をしてた。低めの設定と高めと。両方で10人位が練習してた。みなさんフォズベリージャンプです。
低い方では女性が2人練習してた。1人はまだ初心者って感じ。踏切った時に背面になりきれてない。だから助走してきた方向に体が流れずにバーの上で右に曲がるように落ちる。この子はしっかり背面になることと、真っすぐ上に飛び上がることを教えるんだろうな。もう一人の子はだいぶ経験者。相当の高さをクリアしてる。でもふわっと浮く感じがなくて、流れながら飛んでる。この子には最後の1歩で上に飛べとでも教えるのだろうか。高い方の男の子は爽快だ。バーの上で背中を下にして浮いてる感がある。まさに飛んでるって感じ。最後に空中で足を空に向かって跳ねる感じが加わればもう最高。こっちまでスカッとする。
自転車を漕いでる僕はというと練習生が踏み切った瞬間にその時ペダルを踏んでる方の足に無意識に力はいるのです。これみてるのは飽きないですね。40分の労働も苦にならず、あっというまです。

メキシコ五輪ついでに。フォズベリー以外にもう1人忘れられない選手、瞬間が僕にはあります。走幅跳びのビーモンです。高地だったから、最高の追い風だったからと理由はいろいろ後日いわれましたが、試技1回目のあの8.90mのジャンプ(今でも五輪記録です)は忘れられません。荒削りな飛び方だったけど、最高点では僕の身長を超える高さに腰が上がってました。飛んだの見た瞬間に「なんじゃこれは。優勝は決まり。」と思ったのを覚えてます。
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