prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「帝一の國」

2017年05月25日 | 映画
マンガの映画化だから当然のようだけれど、演技や装置のカリカチュアライズの仕方が上手くて、前半は見栄がびしびし決まるように快調。

高校の生徒会の選挙という小さな世界の政治のようで、それが現実の政界のランキングにもろにつながっているというのは実際の話だろう。あるいは実際の政治の方がマンガみたいなのかもしれない。

ただ中盤から後半にかけて圧倒的に不利な状況からどう反撃していくかといった娯楽映画の基礎に従って盛り上がるのかと思ったら、投票そのものの場面に主人公が姿を現さず、その後も何度も展開をひねっているのがいじりすぎてぴしっと決まらず拡散してしまう印象で終わるのは残念。

イケメンがずらっと並んだとあって(女性の登場人物はほとんどヒロインだけ)ほぼ満員の女性客の多い客席では不思議と笑い声があがらなかったが、終わった後おもしろかったの声をいくつも聞く。だったらもっと声出して笑っていいと思うのだが。
(☆☆☆★★)

帝一の國 公式ホームページ

映画『帝一の國』 - シネマトゥデイ

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