prisoner's BLOG

見た映画のメモを☆=20点★=5点による評価つきでつけていますが、テレビ画面で見たなどの理由でつけないこともあります。

「演劇1・演劇2 」

2016年01月02日 | 映画
1では基本的に劇団の中でひとつの芝居ができるまでを追う狭い意味の演劇、2ではもっと範囲を広げて人間の自己表現としての演劇性、その延長として教育への演劇の応用、政治や経済を含めて社会とのつながりを追って話を広げていくという構成。
演劇というのか本質的に人のつながりの上に成り立っているのを自然に追って世界が広がっていく。

平田オリザが民主党のブレーンだったせいもあって、前原誠司や細野豪志ほか民主党の政治家が顔を出して名刺交換する場面が、「選挙」で小泉純一郎が選挙の応援演説で映る場面と微妙にだぶる。考えてみると、政治家というのはあちこちに顔を出すことが仕事、みたいなことがあるから不思議はないので、知り合いの区議などなぜかしょっちゅう全然政治と関係ない場でばったり顔を合わせる。
政治家なり役所なりといったものでも拘らず使う姿勢は芸術家というより組織者のもの、というより両者は不可分だろう。

子供たちが教育で演劇を実地に学ぶ場面が特に気になった。人の言うことをきちんと聞くことと伝えることの重要さはこれから決定的に重要になるのは明白だし、正解が決まっていない問いとつきあっていくことも同様。

観察映画、というのはナレーションなし、字幕なし、なので不偏不党な立場をとっていると勘違いされる向きもあるのだろうが、カメラとマイクを向けて対象を捉えていくうちに湧いてくる興味に導かれるうちにひとつの方向が自ずとできてくるわけで、その興味の生じること自体がカメラを持った側のひとつの立場になっているので、機械的不偏不党とはまったく別物になる。

想田監督の著書やツイッターでの発言はきわめて立場をはっきりさせたものであり、むしろそっちがはっきりしているから生の素材に対してはいったんニュートラルになれるのではないかと思わせる。



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映画『演劇1』 - シネマトゥデイ

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演劇1・2 [DVD]
監督 想田和弘
出演 平田オリザ
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