prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「怪しい彼女」

2014年09月03日 | 映画
本屋では韓国叩き本が並んでいるけれど、小さい映画館とはいえよく入ってましたなあ。

韓国では(というか日本でも)年配女性の押しの強さというのはかなわないけれど、それを若い娘にやらせる違和感が笑いになり、うるさいくらいだけれど面倒見のよさを求めたい男の気持ちにもフィットするということか。

しかし、何より息子を育てるのに苦労して息子はそれなりに(皮肉にも)老人問題の専門家として偉くなったのに、母親と息子のドラマというのはあまり膨らまず、いきなり孫の代の関わりの方にとんでしまう。韓国は儒教社会といわれて長幼の序列を重んじていたのが最近崩れてきている(ので老人の自殺がすごく多い)断絶の表れというとだろうか。いずれにせよ、なんだか物足りない。

ヒロインは潘(パン)家の出身で、 一族の出世頭は潘 基文(パン・ギムン)国連事務総長だなどというセリフがあるのにちょっと驚く。実在の、現役の人ですからね。
(☆☆☆★)



本ホームページ


公式ホームページ

怪しい彼女@ぴあ映画生活

映画『怪しい彼女』 - シネマトゥデイ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。