イーストウッドが「ダーティハリー」1作目でスーパースターに飛躍したすぐ後に作られた西部劇。
「OK牧場の決闘」「ブラボー砦の脱出」などシャープな画面構成で西部劇に新風を吹き込んだジョン・スタージェスを監督を迎えて、マカロニ・ウェスタン出身のスターでオーソドックスな西部劇に新味を出そうとしたのが製作の狙いだったと思しいが、すでに時代が進んでしまっていて、なんだかぱっとしない。
すでにスタージェスも「北極の基地/潜航大作戦」のようなスパイ冒険もの、「宇宙からの脱出」みたいなSFものといったジャンルに手を出してかなりキャリアが下降気味だった後と、不調をかこっていた頃。もっともこの後で「鷲は舞い降りた」は
列車が街に突っ込むスペクタクルが一応の見せ場。