レベル高し、サスペンス

12日のことですが、映画「プリズナーズ」を鑑賞しました。

感謝祭の日、平穏な田舎町で幼い少女が失踪する。手掛かりは少なく、警察らの捜査は難航。
父親は証拠不十分で釈放された容疑者の証言に犯人であると確信し、自らの手で娘を助け出すため一線を超える決意して・・・
　
子どもの誘拐事件、題材としてはド定番ですが・・・
シリアスに重く、ずっしりとした作り

何より一筋縄ではいかないストーリー
脚本の巧さがあり

誘拐された親、操作する警察、容疑者、容疑者の両親・・・
さまざまな人物たちから魅せる展開

父親の行動がストーリーを高め、またその是非がドラマを深くし 考えさせられ

異様ともいえる緊張感、最後までサスペンス度が高く
上質なサスペンスですね

予想のつかない真相、これには・・・！
何よりもそこまでのストーリーの回収 伏線が見事で

全てに意味があるというか　

父親のウルヴァリンとは違う、ヒュー・ジャックマンの熱演もあるが
ジェイク・ギレンホールの静の名演が印象に残りますね

他にもポール・ダノ、メリッサ・レオなど抜かりない助演も流石　

余韻あるラスト
あの締めは良かったですね

パンフレット：720円
　　　　　　内容はたっぷりと
　　　　　　レビュー、コラムが多いのが嬉しい

私的評価：５
　　　　期待値は高かったですが、超えてきましたね
　　　　脚本、演出、役者が揃った サスペンス映画の名作が生まれたかと

撮影ロジャー・ジェーキンスの仕事もお忘れなく、流石です


それでは、また