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"Life is either a daring adventure or nothing at all"

乖離

2014年12月22日 20時41分00秒 | 二分脊椎

Facebookのメッセンジャーの電話機能は、LINEより少し聞きづらいけど、離せないことはなかった。15階の端の自室は恐ろしく電波が悪いし。

 

今回受ける手術の件で、どうにも限界が来てしまった。
脳外科の先生がおっしゃるとおり、心療内科に行って、お薬を飲んでも、限界は来るもんだ。
手術は38になろうが、何回も受けようが怖いもんは怖い。

信仰があって、希望があって、方法があることに感謝しなければ。
ところが沢山の方々に支えていただいていることが分かっていても、鬱が感謝を支配することだってある。
理屈と事実は違うんだ。

 

ドクターに心からの信頼をおいていても、新しい病院(環境)で、苦手な人間関係を1から築かなければならない。
電極を入れたらリハビリもする様だから、リハビリの先生ともうまくやらなければならない。

 

幼い頃、病院で「あなたは幸せになれない」と言われたこと、その時の光景、その後看護師に叱られてひっぱたかれたこと・・・PTSDというのは厄介なものだ。
カウンセリングも何年も受けたのに、トリガーがいまいちわからない。
一生付き合っていくものなのね。

 

今回申請していた椅子が通らなくて、その一報を受けたとき、予想以上にがくっと落ちてしまった。普段なら「あーあダメだった。じゃあP.A.S.さんに相談にのってもらおう。野村さんが一緒に考えて下さるわ♫」って思えるはずなのに。

思考はズンズン手術どころではなく「死」の方向に向かっていき、それに逆行するだけで精一杯。
日々のレッスンや書き物をこなすために乖離までして・・・

 

もうこのままずるずる闇の方へ・・・という感じだったのだけど、さりげなく安否確認してくださる方、サプライズ、こどものピカ!が私を諦めさせなかった。

 

決して良好とはいえない親子関係の中での手術の決定はしんどい。
成人しているけれども、一番しんどいのはこれかもしれない。

乖離から戻ったとき(出たり戻ったりする)、P.A.S.の野村さんに電話してみようと思った。
お忙しいのはわかっているの。私の担当でもないのは知ってるの。
椅子が通らなかったときもすぐに「大丈夫」とメッセージをくださって、フォローもしてくださって、私は子供のように泣いたの。
(もちろん担当の方もお電話下さっていたが、弱みをみせてはいかんとか、どう反応したらいいのかわからず出ることができなかった)


野村さんに電話したいけれど電話番号がわからない。
会社にいらっしゃる確率は・・・低い。
非常に申し訳ないと思ったけれど、メッセンジャーから電話させていただくことにした。

結果、かけて良かった。
まず野村さんの声を聞いて、緊張の糸か切れた。
(YouTubeで見たらいいってわけでもない)
私の、動揺した、いつもにも増して飛躍する話し方を拾ってきて、わかってくださった。
そして、自分の意見も固まった。15日にはドクターに話せる。

 

支えられている愛を顧みず、信仰が薄く落ち込んでいた私自身を責めて責めた。
でも、責めなくていいと思えた。
椅子が術後にあってもなくっても、なんとかなる。

あの昔の病院の人は間違ってる。初めて思えた。

特別豊かな生活を望んでいるわけではないんだし、そのくらい私は幸せになっていいんだ。
だから私は手術を受けよう。

野村さん、ありがとうございました。
(そして神に感謝。←御降誕祭ギリギリ)


心療内科と新しい病院

2014年12月16日 08時44分22秒 | 二分脊椎

めまいと動悸については、心療内科に行くように言われたので、覚悟して昨日行って来ました。

待たずに診ていただけましたが、予約を取ったのが朝の7:08で、58番目、18時からの枠でした。クラクラ。。。。
 

2年ぶりの診察で、カルテを見たら痛みも家庭の状況も変化がなかった。よく2年も耐えたな、私。。
 

私が入る予定の病院は医科大で、もう一つの病院には精神科はあるのだけど、私の方にはない。
だから、この先生の処方が頼みの綱。

検査でパニックをおこし、ICUでせん妄をおこし(ICU症候群というようだ)、
病室でカーテンの網目におののき、MRIでは睡眠剤を飲んでから入る。

コミュニケーションに問題があるので、たくさんのナースと関わると混乱してパニックを起こす。。。

いままでの病院では、コーディネーターさんがいてくださったので何か問題があれば助けてくださったのだけど、
今回は頼みの綱はドクターだけ。


もともと病院と言う場所と、医療関係者にトラウマがあるので、それがものすごく不安なのです。手術よりも。。。
なので今から定期的に、朝晩、精神薬を飲み始めることにしました。

大変な時は増量できる薬だから、日が近くなれば頼ることになるでしょう。

眠たい薬だ。。。 

 


サザエさん

2014年12月14日 11時36分31秒 | Weblog

ーExcuse me! Excuse me!!

UNIQLOで、クリスマスミサのために極暖ヒートテックを買って、ごきげんよろしく地下鉄に向かっていた新大阪。

アンダーネットからUNIQLOが滑り落ちたらしい。

ーOh my gosh, did you chase after me all the way? I am so sorry and thank you so much!

ごきげんで鼻歌まじりにスイスイ漕いでたので、かなりのスピード。
息があがってはった…

申し訳ない…

 

そして、最寄駅に戻ってきて、ATMから現金を取り、カードを残して立ち去ったらしく、

またもや善良な方に追いかけさせてしまった。。。

 

手術を決めてきた日ではあったので、ダメダメで心ここにあらずは想定内だが。。。
守護の天使に感謝。

 


脊髄刺激療法

2014年12月14日 11時23分53秒 | 二分脊椎

三月末、高校入試が終わる頃、背中に電極を入れてみる手術をしてみることにしました。(私「27日がいいです」←何様?)

電極を入れて、刺激して、痛みに効くかどうかをみる入院が一週間。効けば、そのまま機械をお腹に埋め込むための入院が一週間+。計二週間。

またまた四旬節と御復活祭は病院です。なので、あやかって私も一緒に復活する予定。

概ねこんな感じ。http://www.medtronic.co.jp/your-health/other-chronic-pain/device/what-is-it/

私の背骨は3D。

どうせ背中を開けるんだし、係留を剥がしてくださるかもしれない。
1ヶ月方法を考えさせてください、とドクターは仰いました。

まあ、お任せしましょう。

私で効いたら、この手術を二分脊椎の方にも使える。

私「連休頃、またヤングアメリカンズなんで、完全復帰をその頃にはしたいです」
ドクター「プレッシャーじわじわかけてきますね~(笑)」

復活する気まんまんだからね!

 

年齢的になにをやっても「高齢の」二分脊椎なもので、日本で「初の」体験や手術が多いのは確か。英語がわかって良かったと思うのは、主にアメリカ人の現状がわかるので、同じオペを受けたり、薬を飲んでいる方の数年後がわかること。


決断・吟味の材料になる。

誰かが初めに手術を受けたり薬を飲んだりしなきゃいけないのだし、このまま痛いままくすぶって、リスクに心奪われて躊躇するのも、手術を受けてみたり薬を飲んでみたりして、とりあえずやってみるのも、流れる時間も同じ、エネルギーもどちらも使う。

リスクが不安と言うわけではなく、精神的にしんどかったこの数か月。
決断は確かに早いけど、無駄にたっぷり悲劇的に悩みました。 
でも決断で来てすっきり。 

 


ロマン

2014年12月07日 07時47分46秒 | Weblog

ロマンを感じない勉強ばっかりしてきたせいか、上手にできなかったわりには理科系の科目って壮大なロマンを感じる私。
まあ、地理の一部や歴史も感じるんだけど。

昨日、中3理科で天体をやった。
銀河系やら、惑星の内容物とか、太陽の見え方とか、日食とか月食とか。
日食と月食の違いを説明したり、宇宙人はいるのか・・・とか話す。

「星とかイオンとか、絶対いっつも決まってるやん。聖なる秩序に保たれててロマンを感じる」と言ったら「小さいころは大きなおじさんが太陽や月をぐるぐる回してると思ってた」
あはは

スタッフさんに「なんか宗教的ですねえ」と言われたので、公的なこともあって黙ったのだけど、原子力とか収穫とか輸入とかは別として、人がどうこうできる問題じゃないことって、無宗教だった子どもの頃からわくわくするのよ。
数年前の国立病院での入院中、ドクターに「医学を勉強すると、人体のち密さに敬意を払うようになって、治るという技術にも敬意を抱きますよ」って言われたのと同じ感覚。
Aweっていうのかしら。

詩的に数式を表現するセンスとひらめきに欠ける致命傷があるので、せいぜい言葉でわくわくを二次的に私は味わっているのだけど、久しぶりに中高時代にわくわくしながら授業聞いてたのを思い出したわ。

(なんで地球ってたまに逆走しないのかとか、障害とか奇形って+1とかー1か、どこかが閉じなかった私みたいなのがせいぜいで、なんで口から聞こえるとか言う障害や、手足が逆とかいう奇形はないんだろう、とかしょうもないことも考えながら聞いてたけど)