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ダーレー・ジャパン

2006-07-05 11:25:15 | Weblog
中央競馬の馬主登録の適否について調査審議する馬主登録審査委員会が4日、都内で開かれた。
UAE(ドバイ首長国連邦)のシェイク・モハメド殿下が出資する(株)ダーレー・ジャパンの社長名で申請された案件は、出席した委員全員が反対した。
今年中の認可は見送られることになった。
北海道で生産、育成も行っているダーレーは、2003年に南関東で馬主資格を取得し、中央進出を目指している。
今回は時期尚早と判断されたが、委員の1人は「将来的には条件付きで認める方向で進むのではないか」と受け入れの余地をつくる考えを示している。
尚、この委員会はJRA理事長の諮問機関で、JRA職員、馬主、学識経験者など15人以内で構成されている。

ダーレー・ジャパン・レーシングは、シェイク・モハメドが出資するゴドルフィンが日本に設立した、競走馬の生産・保有を行う法人である。
代表は高橋力(元日本中央競馬会(JRA)理事)氏。

2003年春に南関東公営競馬における馬主資格を取得し、同年、所有馬がデビューした。
2004年には、シーチャリオットが平和賞に優勝し南関東重賞初勝利し、翌2005年には同じくシーチャリオットが羽田盃、東京ダービーに優勝した。
馬主資格取得から2年で早くも南関東G1に勝利という記録を残した。
現在、競走馬の管理については、船橋競馬場にある複数の厩舎を拠点としている。

シェイク・モハメドは、競馬に関心が深く、世界でも有数のオーナーブリーダーとして知られる。
彼は早くからイギリスなどで馬主として活動していたが、1994年に、あの「奇跡の馬」ラムタラの成功を機に競走馬の生産・管理・調教などを行う組織ゴドルフィンを設立して本格的に活動を開始した。
また、1996年には世界最高額賞金を誇る競走、ドバイワールドカップを創設した。
1999年にはエミレーツ航空をスポンサーとしてワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップを創設(後にエミレーツ航空は撤退)、世界の名馬がその能力を競う場を提供し、競馬界に大きく貢献している。

そして日本の競馬にも関心を持っており、ハートレイク安田記念・1995年)など多くの馬を出走させている。
また2003年には日本現地法人ダーレー・ジャパン・レーシングを設立し、法人として地方競馬の馬主免許を取得。
船橋競馬場の川島正行厩舎を拠点として活動している。

シーチャリオットの他にも、ダガーズアラベスクナイトスクールを所有している。
来年以降ダーレー・ジャパンが中央競馬に進出してくれば、サンデーサイレンスがこれまでの種牡馬の常識を変えたみたいに、日本の競馬界が劇的に変わるかもしれない。
そしてシェイク・モハメドに気に入れられた騎手は、間違いなく日本一のトップジョッキーになれるとダイは思う。