歴史と旅と少しのグルメ

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白線流し

2008年03月16日 | まち歩き

私がドラマ「白線流し」にはまったきっかけは2005年放送のスペシャルのシリーズ最終章「白線流し夢見る頃を過ぎても」を残り30分だけ見た時でした。

連ドラの時 (1996年1月?3月)は、見たこともなかったのですがこの30分が非常に印象に残り、ビデオをすべて借りて何度も何度も見ました。ドラマの舞台の松本には毎年のように「サイトウキネンオーケストラ」を聞きに行っていました。

アルプスの雄大な眺め、松本城の美しさ、情緒が残る町並みなど印象深く、毎年無性に行きたくなる場所の1つでした。その松本を舞台に高校生3年生7人の苦悩、挫折、友情を描いた「白線流し」はキャストも長瀬智也大河内渉)や酒井美紀(七倉園子)などで人気を博しました。

 スピッツが歌う「空も飛べるはず」もドラマにマッチしています。最終回の園子の提案で制服のスカーフや学帽の白線をつないでそれぞれがさよならしたい自分を書いて、薄川に流す「白線流し」の儀式(岐阜県高山市の県立斐太高校で卒業生が川辺に整列し、男子は学帽に縫いつけられた白線を、女子学生はセーラーの白いスカーフを、一本につないで川に流す行事)。

ドラマの中で映し出され、出会いや別れの場面を演出する、アルプスの山並、薄川橋、松本電鉄、松本北高(松商学園)、松本城、開智学校などの風景も大いに感動しました。私が惹かれた理由は、うまく相手に自分の気持ちを伝えられないもどかしさや切なさ、親や学校、社会への反発は思春期ゆえであり、そうしたまっすぐな気持ちを昔の自分と重ね合わせのかもしれません。

 今となってはなぜ素直になれないのだろうとか思うけれど、学生時は毎日が精いっぱいで夢中で生きていた。大人になっても、ふるさとの松本で再会し、また自分の進むべき道や心のよりどころをつかんで新たに旅立つストーリーは、皆が持っている故郷への愛着心を掻き立てるのかもしれません。今のように、社会に出ていろんな事をあきらめたり、妥協しながら生きている境遇とは違っていたあの頃。

 それでは、私が白線流しの舞台である松本を訪ねた時にドラマで登場したロケ地をめぐってきた時の写真をご紹介します。それにしても白線流しのシリーズが終わってしまって残念です。30、40歳になった時の7人の人生を見たかった。Dsc00313_4

 

7人が出会いと別れをした薄川に架かる見晴橋

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ドラマの舞台 松本北高(松商学園)

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園子の実家

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ドラマでいくつかのシーンに登場した松本城

白線流し公式HP

http://www.fujitv.co.jp/hakusen/index2.html

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