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経常黒字けん引役交代、貿易から海外配当収入へ

2015年06月09日 | 政治
経常黒字けん引役交代、貿易から海外配当収入へ
4月、5年ぶり高水準 旅行収支も貢献
2015/6/9 3:30 日経朝刊

 財務省が8日発表した4月の経常収支は1兆3264億円の黒字で、東日本大震災前の2010年以来、4月としては5年ぶりの高水準だった。この5年間で、黒字のけん引役は貿易収支から、企業の海外子会社からの配当や利子などを示す所得収支や、旅行収支へと様変わりした。






 15年4月の経常黒字は過去最低だった1年前の6倍に増え、10年4月の1兆5863億円以来の黒字幅になった。ただ5年前と比べ、経常黒字を構成する内容は大きく異なる。
 5年前は約1兆円の貿易黒字と1兆円強の第1次所得収支が中心。今回は貿易収支が赤字になった一方、第1次所得黒字が5年前の1.8倍に膨らみ、5年前には赤字だった旅行収支も黒字に転じた。
 所得黒字拡大の背景にあるのは企業の海外事業拡大だ。M&A(合併・買収)助言のレコフによると、14年度の日本企業による海外企業のM&Aは5年連続で増え、過去最多の554件だった。旅行収支の黒字を支えるのは訪日外国人の増加。4月は過去最多の約176万人で、国内での消費拡大につながった。
 これに対し、貿易黒字は見込みづらくなっている。エコノミストの間では火力発電向けの燃料輸入がかさむなどして「ゼロ近傍での推移が続く」との見方が多い。

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