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藝術を支援する仕組みが殆どない日本は残念だ

2017年07月19日 | 日記
藝術を支援する仕組みが殆どない日本は残念だ。

7月19日、NHKのおはよう日本で次のニュースを伝えていた。

-以下引用-

東京藝術大学である授賞式が行われた。学生たちが対象の美術コンペ。受賞者の3人は、この秋、パリで開かれる現代アート展「FIAC」に出展する権利を得た。主催したフランスのコルベール委員会は高級ブランドのアパレル企業や美術館などで作る組織で、60年あまりに渡り、フランスのライフスタイルや美意識を広げる活動をしている。利潤を追求するだけでなく、文化を育む社会的責任を果たすべき、と若手芸術家の育成に力を入れてきた。そして、今回初めて日本での活動を実現、コンペを開催した。学生50人それぞれに20万円の奨学金を提供、作品作りも支援した。ポンソル・デ・ポルトプレジデント&CEOは「日本の若手芸術家はよいアイデアを持っているが、それを形にするには(お金もかかり)困難が伴う。私は日本の若手芸術家の制作の手助けをしたかった。」などと話した。

多様な才能が集まる東京藝術大学。一方、日本では芸術家の需要は高いとは言えず、卒業後アートで生計を立てていけるのはほんの一握り。コンペに参加した北林加奈子さんは、修士課程で彫刻を学んでいるが、将来への不安を抱いているという。北林さんの作品「は、焼き物とウールなどの柔らかい素材を組み合わせ、外の世界と自分の境界である皮膚を表現した。そして迎えた授賞式当日。北林さんは見事、受賞者のひとりに選ばれた。世界中のギャラリーが集まるパリで展示する大きなチャンスを手にした。コルベール委員会のメンバーに認められ、北林さんは今後も芸術を続けていく決意を新たにしている。「チャンスを絶対逃さないように頑張りたい」などと北林さんが話した。北林さんをはじめ3人の学生は、世界のアートの最前線のパリで作品を展示するチャンスを得たが、学生がこのような機会を得られるのは極めてまれだという。

https://tvtopic.goo.ne.jp/program/nhk/200/1080225/

-引用終-

コルベール委員会という存在を初めて知ったのだが、この組織は、エルメス、シャネル、カルティエなどフランスを代表するラグジュアリーブランド81社などで組織されているそうだ。この組織は、HPによれば、以下の目的を掲げる。

行動
多様なメンバーで構成されるコルベール委員会は、フランス的審美眼を具体化し、それぞれのメンバーの価値観を伝えるとともに、フランスラグジュアリーの目指す共通の戦略や各メンバーブランドの個別の戦略を練り、共に実行します。

未来
コルベール委員会は、技術の向上や未来への展望に関する意見・情報交換の場であり、今後のさらなる発展に向けての手助けをします。

発信
コルベール委員会は、フランスを代表し、 世界中にフランス流「美しい暮らし」を広めることを目的としています。 ラグジュアリーと文化を結ぶため、世界中でさまざまなイベントを開催します。

影響力
コルベール委員会は、メンバーブランドの発展のため、フランス、ヨーロッパおよび世界の公的機関に対し、メンバーを代表し発言します。


どうだろうか。フランス的審美眼、フランス流美しい暮らしという言葉は、自信がなければ言えないだろう。この自信はどこから来るのだろうか?

この組織は、1954年にジャン=ジャック・ゲラン主導のもと創設されたそうだ。それほど古くないが、コルベール委員会の名前は、1661年にルイ14世の財政管理をし、王室の建物、美術品、製造品の管理をしていたジャン= バティスト・コルベールに因んで名付けられた。同氏は、は世界にフランスの技術の高さを広めた人物で、輸出を強化すべく、外国の技術を取り入れながら手工業の創設を奨励したり、海軍の拡張や 港の整備に、また東インド会社や西インド会社の設立に尽力した人物であり、ローマにアカデミー・フランセーズ、またパリにコメディー・ フランセーズを設立するなど文化人でもあった。
フランス的審美眼、フランス流美しい暮らしを追求するお手本となるべき人物がいた訳なのだ。

1954年当時のメンバーは15ブランドだったが、現在、81ブランドが メンバーとなっている。メンバーブランドの創業は9世紀から21世紀までと幅広く、13の分野にわたり、フランス流 「美しい暮らし」を象徴している。

このコルベール委員会が東京藝術大学の学生たちをサポートするというのが今日のニュースである。

日本は、最先端技術や金儲けに直結するものに偏重し過ぎている様に思う。
この芸術や文化に金を出さない事が、後々、日本のソフトパワー力を疲弊させる様な事があってはならないと思う。
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